Microsoft Expression Web

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Microsoft Expression Web(マイクロソフト エクスプレッションウェブ)は、マイクロソフト2007年2月16日よりWindows向けに販売を始めたウェブサイト制作ソフトウェアWebオーサリングツール)である。

概要[編集]

Microsoft FrontPage 2003の後継としてデザインツール群「Expressionシリーズ」の一製品として位置づけられている。本製品はWeb開発者などの利用を想定しており、CSSから細かくコーディングする用途に適したWebオーサリングツールである。

前回までの独自の手法によるタグ挿入からWeb標準(W3C勧告)の枠組みであるXHTML及びCSSによるサイト構築が標準となるように作られている。直感的な操作がより行いやすくなるのはもとより、スタイルシート作成・定義が分かりやすく操作しやすいように改善されている他に、何箇所か強化あるいは廃止されている箇所がある。

なおビジネス等ではMicrosoft SharePoint Designerの使用が推奨されている。SharePoint Designer自体はMicrosoft Officeファミリーの一環として設定されている。

2012年に開発が終了した。

最終版のExpression Web 4 SP2は無償化され、2012年12月20日以降は同社サイトで配布された[1]

2018年2月頃、サイトが閉鎖され、すべての提供が終了した。

バージョン[編集]

  • Expression Web - 2007年7月13日発売
  • Expression Web 2 - 2008年7月18日発売
  • Expression Web 3 - 2009年11月6日発売
  • Expression Web 4 - 2010年9月3日発売
    • Expression Web 4 SP2(無料版) - 2012年12月20日公開

関連項目[編集]

日本における競合製品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Microsoft Expressionが終了へ 「Expression Web」「Expression Design」は無償化”. 窓の杜 (2012年12月21日). 2020年9月17日閲覧。

外部リンク[編集]