ISKP

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ISKPは、アフガニスタンを中心に活動するイスラム原理主義の軍事組織、テロ組織

イスラム国 ホラサン州
الدولة الإسلامية – ولاية خراسان
アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)
アフガニスタン紛争に参加
Flag of the Islamic State of Iraq and the Levant2.svg
イスラム国の旗
活動期間 2015年-現在
活動目的 ワッハーブ派
サラフィー主義
サラフィー・ジハード主義
タクフィール主義英語版
指導者 ハフィズ・サイード・カーン
アブドゥル・ハシーブ・ロガリ†
アブドゥル・ラーマン・ガレブ†
アブ・サアド・エルハビ†
ジア・ウル・ハク†
アブドラ・オラクザイ(逮捕)
Shahab al-Muhajir(2021年現在)
活動地域 アフガニスタン
上位組織 AQMI Flag asymmetric.svgイスラム国
分裂元 Flag of Tehrik-i-Taliban.svgパキスタン・ターリバーン運動
Flag of al-Qaeda.svgウズベキスタン・イスラム運動
敵対勢力

アフガニスタンの旗 アフガニスタン

パキスタンの旗 パキスタン
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Flag of Europe.svg 欧州連合
サウジアラビアの旗 サウジアラビア
アラブ首長国連邦の旗 UAE
イランの旗 イラン
カタールの旗 カタール
トルコの旗 トルコ
Flag of Jihad.svg アルカーイダ
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名称[編集]

正式名称はIslamic State – Khorasan Province、日本語でイスラム国ホラサン州。ここでいうホラサン(Khorasan)とはイランの一部(北ホラーサーン州南ホラーサーン州ラザヴィー・ホラーサーン州の3州)にとどまらず、アフガニスタンパキスタンの一部を包含する地域(かつてのホラーサーン)を示す。

概要[編集]

2015年1月にパキスタン・タリバン運動の地方司令官だった初代最高指導者のハフィズ・サイード・カーンらがISILに忠誠を誓い設立された。アフガニスタン東部からパキスタン国境付近にかけた地域で勢力を拡大した。同じ地域を拠点とするターリバーンとは対立状態にあり、アメリカ合衆国シンクタンクによれば2017年以降、両勢力との間で200回以上の交戦が生じたとされている[1]

テロ組織として名前が取り沙汰されるようになったのは、2019年8月に、カーブル西部の結婚式場での自爆テロ攻撃で、6人が死亡した事件である。さらに2020年11月には、カーブル大学でも銃撃テロを主導、20人前後が死亡した。2020年以降、ターリバーンがアメリカと軍の撤退交渉を進めた際には、「アメリカと取引を行った」としてターリバーンを非難した[2]

反タリバン運動との関係[編集]

現在のISKPの最高指導者とされる通称シャハブ・アル・ムハジル(別名:サナウラ・ガファリ)は、アシュラフ・ガニー大統領下で副大統領を務め、現在は反タリバン武装勢力の「民族抵抗戦線」を率いているアムルラ・サレーの特別警備員であった[3][4]

政権崩壊後、アフガニスタン・イスラム共和国軍の兵士や諜報機関に所属していたスパイがISKPに加わったと言われている[5]

パンジシール紛争で敗北し、著しく弱体化した民族抵抗戦線に代わって、ISKPはアフガニスタン国内で唯一、ターリバーンに打撃を与える事が可能な組織である。

主なテロ行為[編集]

2021年カーブル国際空港テロ事件[編集]

2021年8月15日、ターリバーンはアフガニスタンの首都カーブルを制圧(カーブル陥落 (2021年) 参照)。前政権や外国公館の協力者などが国外へ脱出するためにカーブル国際空港へ殺到し、周辺は大混乱が続いた。アメリカはISKPPによるテロ対策を講じていた[6]が、同年8月26日に空港のアビーゲート付近で自爆テロ(カーブル国際空港自爆テロ事件 参照)が発生[7]アメリカ軍兵士13人を含む180人以上が死亡した。同日、アメリカのバイデン大統領は、ISKPを名指しした上で報復攻撃の立案を国防総省に指示[8]。2日後の8月28日、アメリカ中央軍は、ナンガルハル州でISKPに対する攻撃を実施、無人航空機を使用して標的(テロ攻撃の立案者)を殺害したと発表した[9]

2021年10月カーブル市内爆発事件[編集]

2021年10月3日、カーブル市内のモスク周辺で爆発が発生。20人以上が負傷もしくは死亡した。モスクではザビフラ・ムジャヒドの母親を追悼する儀式が行われていた[10]。翌4日にはISKPが犯行を認めた[11]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 米、アフガンでのIS系活発化を警戒”. 産経新聞 (2021年8月25日). 2021年8月27日閲覧。
  2. ^ カブール爆弾テロの背後と名指しされる「イスラム国ホラサン州」とはどんな組織か?”. WOW KOREA. 2021年8月27日閲覧。
  3. ^ https://twitter.com/kabulnewstv/status/1463142568372449286” (日本語). Twitter. 2021年11月26日閲覧。
  4. ^ Admin (2021年11月24日). “ISIL chief Amrullah Saleh's chief security guard turns out” (英語). Blaze Trends. 2021年11月26日閲覧。
  5. ^ Trofimov, Yaroslav (2021年10月31日). “WSJ News Exclusive | Left Behind After U.S. Withdrawal, Some Former Afghan Spies and Soldiers Turn to Islamic State” (英語). Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. https://www.wsj.com/articles/left-behind-after-u-s-withdrawal-some-former-afghan-spies-and-soldiers-turn-to-islamic-state-11635691605 2021年11月26日閲覧。 
  6. ^ ISIS系、カブール空港へのテロ攻撃を謀議か 米分析”. CNN (2021年8月22日). 2021年8月27日閲覧。
  7. ^ カブール国際空港付近で2度の爆発、米国人やアフガン人に被害”. CNN (2021年8月27日). 2021年8月27日閲覧。
  8. ^ カブール空港周辺で爆発、米軍・民間人70人超死亡 IS犯行声明”. ロイター (2021年8月27日). 2021年8月27日閲覧。
  9. ^ 米、アフガンIS系勢力に空爆=報復で立案者殺害か―空港テロ、死者180人超に”. AFP (2021年8月28日). 2021年8月28日閲覧。
  10. ^ カブールで爆発、米軍撤退後初 タリバン関係者追悼するモスク近くで”. BBC (2021年10月4日). 2021年10月6日閲覧。
  11. ^ アフガン首都爆発 、「イスラム国」が犯行認める タリバン、副首相任命し統治急ぐ”. 日本経済新聞 (2021年10月6日). 2021年10月6日閲覧。