FREMM計画

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FREMM計画
概要
名前: FREMM
運用:  フランス海軍

 イタリア海軍

 モロッコ海軍
前級 : F67 型フリゲート, F70 型フリゲート, カサール, マエストラーレ 型フリゲート, ルポ 型フリゲートエリ 型フリゲート
準分類: 対潜型

対空型(フランス)

汎用型 (イタリア)
建造: 7隻 (フランスは3隻, イタリアは3隻, フランスで1隻がモロッコ向けに建造)
計画: 22隻
完工: 0
仕様諸元
艦種: フリゲート
排水量 6,000 トン
全長: 142メートル (466 ft)
全幅: 20メートル (66 ft)
喫水: 5メートル (16 ft)
機関: GE/Avio LM 2500 G4 ガスタービン 32 MW + 2 電動機 (4 D/Gen 2.1 MW)
速力: 27ノット以上 (50キロメートル毎時 (31 mph))
航続距離: 6,000海里 (11,000キロメートル (6,800 mi))
総員: 108人 (フランス)または145人 (イタリア)
兵装:

MU90魚雷
MM-40 エグゾセ ブロック 3 (フランス仕様), テセオ/オトマート Mk-2/A (イタリア仕様)
MBDA アスター SAAM
オート・メラーラ 76 mm 砲 SR 砲 ( 2 x イタリア仕様)
1x オート・メラーラ 127 mm 砲 ( イタリア GP 仕様)

形式によっては更なる武装を装備
艦載機 最大2機のNH90
センサー
FCS
ヘラクレス (フランス)または Empar (イタリア) レーダー

FREMM計画とは、フランスイタリアが共同で行う汎用フリゲート(イタリア:Fregata Europea Multi Missione、フランス:Frégates Européennes MultiMissions)開発計画である。但し、フランス海軍では、Dから始まる艦番号を与えられ、駆逐艦相当として扱われている。

2005年11月16日に決定された当初計画では、フランスが17隻、イタリアが10隻を調達する計画である。

フランス[編集]

フランスの導入計画は当初、2隻のトゥールヴィル級駆逐艦及び6隻のジョルジュ・レイグ級駆逐艦を更新する対潜型(ASM:anti-sous-marine)8隻と、9隻のデスティエンヌ・ドルヴ級通報艦を更新する対地型(AVT:action vers la terre)9隻の合計17隻を、8隻・4隻・5隻の3段階に分けて導入する予定であった。

しかし計画修正により隻数は11隻まで減らされ、対地型が取り止めになり対空型(FREDA:Frégates de défense aériennes)2隻に変更された。現在予算が承認されている8隻の内訳は対潜型6隻、対空型2隻である。対潜型の1番艦アキテーヌは2007年に起工され、2012年1月に就役する見込みである。

要目[編集]

以下の要目は計画されていたものである。

アキテーヌ級[編集]

対潜型第1グループのアキテーヌ級の艦名は、以下の通りに決定された。

イタリア[編集]

イタリアの導入計画は、7隻のマエストラーレ級フリゲートと4隻のソルダティ級フリゲート(ルポ/アルティリエーレ級)を対潜型(ASW)4隻と汎用型(GP:General Purpose/LA:Land Attack)6隻で更新する計画であり、特に汎用型には対地攻撃能力を重視した装備が計画されている。

ベルガミニ級[編集]

Carlo Bergamini (F 590)
  • Carlo Bergamini
  • Virginio Fasan
  • Carlo Margottini
  • Carabiniere
  • Alpino
  • Luigi Rizzo

要目[編集]

以下の要目は計画されているものである。

  • 全長:142 m
  • 全幅:20 m
  • 満載排水量:6,000 t
  • 速力:27ノット
  • 乗員:145人(居住設備は165人分)
  • 航続距離:6,000海里(巡航15ノット)
  • 共通兵装:MU90魚雷、アスター艦対空ミサイル、76mm砲テセオ艦対艦ミサイル、
    • 汎用型:76mm砲 1基、64口径127mm LW砲 1基
    • 対潜型:76mm砲 2基、ミラス対潜ミサイル
  • 搭載機:NFH90 もしくは AW101 ASW

輸出型[編集]

モロッコ海軍は、フランスよりアキテーヌ級に準ずる対潜型1隻の調達を決定。ムハンマド6世と命名し、2012年には就役の見込みである。

艦船[編集]

フランスは9隻のフリゲートで対潜用のトゥールヴィル級駆逐艦(F67 型)、対潜用のジョルジュ・レイグ級駆逐艦(F70 型)と2隻のFREDAフリゲートで2隻の対空仕様のカサール級駆逐艦を置き換える予定である。

イタリアは4隻の対潜仕様と6隻の汎用(GP)フリゲートで8隻のマエストラーレ 型フリゲートと4隻のルポ 型フリゲートを置き換える予定である。

フランスの旗 フランス - アキテーヌ級

番号 形式 艦名 受注 起工 引渡し [1] 母港
D650 ASM アキテーヌ 2007年 2010年4月29日 2012年7月 ブレスト
D6.. ASM ノルマンディー 2009年 2014年5月
D6.. ASM プロヴァンス 2010年 2015年5月 トゥーロン
D6.. ASM ラングドック 2016年1月
D6.. ASM オーヴェルニュ 2016年12月
D6.. ASM アルザス 2017年9月
D6.. ASM ブルターニュ 2018年6月 ブレスト
D6.. ASM ロレーヌ 2019年5月
D6.. ASM -不明- 2020年5月
D6.. FREDA -不明- 2021年5月 トゥーロン
D6.. FREDA -不明- 2022年5月

イタリアの旗 イタリア - ベルガミニ級

番号 形式 艦名 受注 起工 [2] 引渡し 母港
F590 GP Carlo Bergamini 2008年 2011年4月 2013年 ラ・スペツィア
F591 ASW Virginio Fasan 2009年 2012年 2014年
F592 ASW Carlo Margottini 2010年 2013年 2014年
F593 ASW Carabiniere 2011年 2015年
F594 ASW Alpino 2012年 2016年
F595 ASW Luigi Rizzo 2013年 2017年
F596 GP -不明-
F597 GP -不明-
F598 GP -不明-
F599 GP -不明-

モロッコの旗 モロッコ - アキテーヌ級

番号 形式 艦名 受注 起工 引渡し [3] 母港
F... ASM ムハンマド VI 2008年 2012年 2013年 Ksar es Seghir

運用の歴史[編集]

フランスで3隻の建造が開始された。

同様に最初の3隻の建造がイタリアで開始された。

モロッコ海軍向けの艦船の建造がフランスでアキテーヌの後でノルマンディーの前に始まる。艦名は現在のモロッコの国王の名に因んでムハンマドVIと命名される見通しである。

脚注[編集]

  1. ^ FREMM : Dates d'ASA et prévisions d'affectations”. Mer et Marine (2010年9月25日). 2010年9月25日閲覧。
  2. ^ http://www.marina.difesa.it/Conosciamoci/Notizie/Pagine/20110207_fremm.aspx
  3. ^ FREMM : Dates d'ASA et prévisions d'affectations”. Mer et Marine (2010年9月25日). 2010年9月25日閲覧。

外部リンク[編集]