F-Droid

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
F-Droid
F-Droid Logo 4.svg
開発元 キーラン・ガルトニクス英語版、F-Droid Limited
初版 2010年9月29日 (2010-09-29)
最新版 1.4 - 2018年9月12日(3か月前) (2018-09-12[1][±]
リポジトリ gitlab.com/fdroid/
プログラミング言語 Python(サーバ)、PHP(サイト)、Java(クライアント)
対応OS GNU/Linux(サーバ)、Android(クライアント)
サポート状況 現行 / 配信アプリケーション数1400+本(2015年2月現在)
種別 フリーソフトウェア配信ソフトウェアリポジトリ
ライセンス GNU GPLv3+
公式サイト f-droid.org
テンプレートを表示

F-DroidAndroidに対応したソフトウェアリポジトリおよびアプリケーションストアである。Google Playと機能は類似するが、扱っているのはフリーかつオープンソースのソフトウェアのみである。配信アプリケーションはF-Droidのウェブサイトで見ながらインストールできるが、クライアントアプリケーション(Google Playストアからは入手できない)から直接インストールする方法もある。クライアントアプリケーションはインストールしたF-Droid配信アプリケーションを自動的に更新することも出来る。また、ウェブサイトでは全配信アプリケーションのソースコードがダウンロードできるようになっている[2]。ユーザーは登録や、広告、ユーザー追跡といった嫌われる機能があるアプリケーションに悩まされることもフリーでないソフトウェアに依存する必要もない[3]。F-Droidサーバーを動かしているソフトウェアはフリーソフトウェアなので、誰でも自身のAndroidアプリケーションリポジトリをセットアップすることができる[4]

歴史[編集]

F-Droidにおけるアプリケーション投稿数と開発者数の月別推移[5]

2010年にキーラン・ガルトニクス英語版によって設立。クライアントはAptoide英語版のソースコードからフォークされたものである[6]。このプロジェクトは現在イングランドの非営利組織であるF-Droid Limitedが手がけている[6]

完全フリーソフトウェアAndroidオペレーティングシステムであるReplicant英語版ではF-Droidを既定かつ推奨アプリケーションストアにしている[7][8]。フリーかつセキュアなAndroidアプリケーションスイートであるThe Guardian Projectも2012年初頭に自身のF-Droidリポジトリで動作できるようにした[9]。同年、Free Software Foundation Europeプロプライエタリ・ソフトウェアのプライバシーとセキュリティのリスクを啓蒙する「Free Your Android!→あなたのAndroidに自由を」キャンペーンの一環としてF-Droidを紹介した[10] [11]。またGNUプロジェクト30周年を記念してフリーソフトウェアのさらなる利用を推進するイベント「GNU a Day」でもF-Droidが紹介された[12]

プロジェクトの趣旨[編集]

2014年11月現在、F-Droidリポジトリにあるアプリケーションは1400タイトル以上であるが、Google Play Storeのそれは130万タイトル以上である。このプロジェクトにはソフトウェアに関する複数のサブプロジェクトがある:

  • F-DroidリポジトリにあるAndroidアプリケーションの検索、ダウンロード、検証、更新を手掛けるクライアントソフトウェア
  • fdroidserverという既存のリポジトリを管理したり新たなリポジトリを作成するためのツール
  • リポジトリに対応したウェブフロントエンド英語版

クライアントアプリケーション[編集]

Get it on F-Droid ロゴ

F-DroidのクライアントをインストールするにはユーザーはAndroidの設定で "提供不明元のアプリ" のインストールを許可し[13]、公式サイトからAPK(インストール可能なファイル)をダウンロードする必要がある。Google Playデベロッパー販売/配布契約書の競合禁止条項に反するため、Google Playストア経由でのインストールは不可能である[14]。これはGoogle PlayでAmazon Appstoreアプリケーションの配布を禁止しているのと同じ条項である。

バージョン0.66ではインストールしたアプリケーションをBluetoothを使って他の端末と共有できるようになった[15]。この機能はインターネット接続に依存する必要がなく、メッシュネットワーク環境下でテストされている[16]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ CHANGELOG”. F-Droid client code repository. F-Droid. 2018年9月12日閲覧。
  2. ^ F-Droid is the FOSS application store for your Android phone”. androidcentral.com (2012年11月27日). 2015年3月5日閲覧。
  3. ^ Client 0.54 released”. F-droid.org (2013年11月5日). 2015年3月5日閲覧。
  4. ^ Docs”. 2015年3月5日閲覧。
  5. ^ FOSDEM 2014 F-Droid” (2014年). 2014年7月27日閲覧。
  6. ^ a b F Droid About”. 2014年1月28日閲覧。
  7. ^ FDroid: a free software alternative to Google Market”. Replicant Project (2010年11月26日). 2015年1月17日閲覧。
  8. ^ FDroid”. Replicant Wiki. 2015年3月5日閲覧。
  9. ^ Our New F-Droid App Repository”. The Guardian Project (2012年3月15日). 2015年3月5日閲覧。
  10. ^ Walker-Morgan, Dj (2012年2月28日). “FSFE launches "Free Your Android!" campaign”. H-online. http://www.h-online.com/open/news/item/FSFE-launches-Free-Your-Android-campaign-1444629.html 2014年7月27日閲覧。 
  11. ^ Liberate Your Device!”. Free Software Foundation Europe. 2014年7月27日閲覧。
  12. ^ GNU-a-Day”. GNUプロジェクト, Free Software Foundation. 2014年7月23日閲覧。 “Day 9: Have an Android phone? Install F-Droid, a repository with hundreds of free software apps.”
  13. ^ Alternative distribution options” (2012年10月31日). 2012年10月31日閲覧。
  14. ^ Google Play Developer Distribution Agreement” (2012年10月31日). 2012年10月31日閲覧。
  15. ^ CiaranG (2014年7月1日). “Client 0.66 Released”. F-Droid. 2014年8月2日閲覧。
  16. ^ Russell Brandom (2014年6月10日). “Your survival guide for an internet blackout”. https://www.theverge.com/2014/6/10/5794406/what-do-you-do-when-the-internet-turns-off 2014年8月2日閲覧。 

参考資料[編集]

外部リンク[編集]