東京都立町田高等学校
東京都立町田高等学校 | |
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過去の名称 |
私立町田女学校 財団法人町田高等女学校 町田町立町田高等女学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 東京都 |
設立年月日 | 1929年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 |
学年制 (全日制3年、定時制4年) |
設置学科 | 普通科 |
学期 |
3学期制(全日制) 3学期制(定時制) |
高校コード | 13251K |
所在地 | 〒194-0021 |
東京都町田市中町4-25-3 北緯35度33分11.97秒 東経139度26分55.86秒 / 北緯35.5533250度 東経139.4488500度座標: 北緯35度33分11.97秒 東経139度26分55.86秒 / 北緯35.5533250度 東経139.4488500度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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東京都立町田高等学校(とうきょうとりつまちだこうとうがっこう)は、東京都町田市中町四丁目にある都立高等学校である。通称は「町高」(まちこう)(定時制は「町定」(まちてい)とも)。
概要
2008年(平成20年)より新校舎にて授業を行っている。2015年(平成27年)4月、旧家政科棟を取り壊し、講義棟が新たに建設された。
2007年(平成19年)6月より、進学指導特別推進校に指定。難関国公立を目指す生徒を対象に、特進講習を土曜に開いている。
公式行事に力を入れており、合唱祭・町高祭(文化祭)・体育祭(町田高校グラウンドで実施)は「町高三大行事」といわれている。町高祭の後夜祭は町高生のみの参加。合唱祭は伴奏を行わない「アカペラ合唱祭」であり、近年は八王子オリンパスホールにて行われている。毎年、球技大会を2日間実施。
校歌の作詞は本町田出身の若林牧春による。全日制では合唱祭の際に一年生の課題曲として練習・歌唱され公式行事の際にも使用されるが、定時制では「校歌紹介」と称して入学式時に全日制生徒による合唱祭のCDを再生するのみで歌唱は一切行われない。なお、校歌にはピアノ伴奏用の編曲も存在するが、「アカペラ合唱」の方針のため卒業式以外では演奏される機会は無い。
定時制は近隣地区での閉課や統廃合にともない、近隣地区唯一の夜間定時制高校となり生徒数が急増。4年制だが、「3年編修卒業制度」を選択した生徒に限り、高等学校卒業程度認定試験の受験および合格により3年で卒業が可能となる。部活動ではサッカー[1]・軟式野球部[2]・バスケットボール[3]・陸上競技[4]・自転車競技[5]が優秀な成績を収めており、特に三年連続全国大会優勝のサッカー部と近年出場している自転車競技部、陸上競技部は定時制・通信制全国大会の常連である[6]。
設置課程
- 普通科 各学年8クラス(1組-8組。各40人程度) 2015年度より講義棟の完成で8学級(約320人)の募集となった。
- いわゆる進学校で、ほとんどの生徒が4年制大学をめざす。
全日制は午前から夕方にかけて授業が行われるが、定時制との兼ね合いから部活動で使用できる活動時間は少ない(原則17時20分完全下校)。学期は3学期制。 定時制課程 (在籍約400名、夜間)
- 普通科 各学年4クラス(A組 - D組。各30人程度)
- 四年制の定時制であるが、前述のように3年での卒業も可能。
定時制は17時20分から21時にかけて授業が行われる(17時登校、22時完全下校)。
過去の設置課程
- 全日制家政科
- 東京都立忠生高等学校と合併し、2010年に東京都立町田総合高等学校が開校。このため同年度以降生徒の募集を停止し、2011年度をもって廃止された。現在は家政科閉科記念碑が正門付近に設置されている。
沿革
- 1929年(昭和4年)3月8日 - 私立町田女学校設立申請書提出。
- 1929年4月5日 - 私立町田女学校設立認可。東京府南多摩郡町田町本町田字上ノ原(住所表記実施により現町田市中町四丁目。位置同じ)に学校設置。
- 1929年4月11日 - 私立町田女学校第1回入学式。
- 1930年(昭和5年)5月 - 私立町田女学校に町田高等女学校が併設[7]。
- 1931年(昭和6年)3月22日 - 私立町田女学校第1回卒業式。裁縫専修科閉科。
- 1932年(昭和7年)- 私立町田女学校が廃止(3月)[7]、私立町田高等女学校として存続(7月18日)。
- 1938年(昭和13年)3月21日 - 初の入学試験実施(算術など)。
- 1947年(昭和22年) - 私立町田高等女学校が町田町に移管され、町田町立町田高等女学校となる[7]。
- 1948年(昭和23年) - 学制改革により東京都に移管(3月21日)され、東京都立町田高等学校開校(4月1日)。普通科及び定時制普通科(定時制の授業は6月より)を新設、男女共学開始。
- 1950年4月1日 - 全日制、職業課程家政科を設置。
- 1951年 - 託児所開設。
- 1967年 - フライパン運動で全国家庭クラブ全国研究発表大会最優秀賞受賞。
- 1974年4月1日 - 制服を廃止。
- 1984年9月23〜24日 - 町高祭で家政科ファッションショーを初開催。以後、毎年の文化祭で被服製作における授業成果を発表。
- 1987年 - 第1回家政科体験入学、以降平成20年度まで実施される。
- 1999年11月20日 - 創立70周年記念式典挙行。
- 2003年3月27日 - 東京都教育委員会より進学指導特別推進校に指定。
- 2006年 - 校舎改装(一部新築)に伴い校庭に設置された「仮校舎」へ移動し、校庭のほとんどが使用不能に。一部授業は「旧校舎」のうち改装工事が行われない部分にて行われる。「旧校舎」に町田地区総合学科高校開設準備室設置。
- 2008年3月 - 「新校舎」使用開始。2箇所に自動ドアがつき、一部の女子トイレには音姫がついており、各教室には冷暖房、換気扇、加湿器が設置されている。さらに視聴覚室は120人収容できる階段教室である。なお、改装・建替が実施された「新校舎」のみ防衛施設庁基準による防音が施されている。子供会東京都福祉のまちづくり功労者東京都知事感謝状受賞。
- 4月 - 都立町田高校開校および定時制開課60周年。
- 2009年3月14日 - 職員、全日制全校生徒・教員および定時制生徒会役員・代表教員出席の元、創立80周年記念式典挙行。
- 2010年 - 家政科を募集停止(4月)し、平成21年度入学生より普通科を8学級(現行普通科6・家政科2)とする。また、家政科は旧忠生高校と併合し、旧忠生高校敷地内に東京都立町田総合高等学校を開校する。大手予備校から進学指導アドバイザーを招き進学指導診断を初めて実施した。
- 2011年4月 - 土曜日午前中の部活動を原則禁止とする。進学指導診断の結果を公表。
- 2011年9月10〜11日 - 町高祭で最後の家政科ファッションショー。
- 2012年4月1日 - 全日制、2学期制から3学期制に変更。
- 2012年3月3日 - 家政科閉科式実施。
部活時間制限
当時の校長は、本校は定時制高校を設置しているため平日の部活は午後5時頃まで、その分、土日の部活は長期間になる傾向があったと考え、1日に使える時間は限りがあるため勉強と部活との区別をつけられるよう学校側が改善すべきと検討していたこと、及び2010年秋に同校が生徒に対して行った調査では家庭学習時間が1日2時間未満の生徒は1、2年生とも8割に達したこと、2010年度に都教育委員会は大手予備校などから進学指導アドバイザーを招き本校などを対象に進学指導診断を初めて実施した。
その結果、改善の余地ありと指摘されたなかに部活時間の制限があったこと、並びに重点校と推進校が2010年1月に発表した進学指導改善案のなかにも、土日の部活制限、合宿以外、夏休みの練習は20日以内と、部活の制限ルールを掲げる高校が相次いだことを背景に、2011年4月より土曜日午前の部活動を原則禁止した。
なお、都教育委員会高校教育指導課長の宮本久也は「これまで部活の指導は各部の顧問任せでばらばらだったが、学業優先の方針の下、学校に一元化し始めている。部活動は人格形成に有用で、その価値を否定するものではない」としている[8]。
部活動
現在、以下の部と同好会がある。
校舎とグランド共に、全日制、定時制の共同使用な為、互いに時間的な制約がある。
全日制
体育部
- 硬式野球部
- 陸上競技部
- サッカー部
- ソフトボール部
- 剣道部
- 水泳部
- 卓球部
- 硬式テニス部
- 男子バスケットボール部
- 女子バスケットボール部
- 男子バレーボール部
- 女子バレーボール部
- バドミントン部
- バトントワリング部
- ダンス部
- 山岳部
文化部
- 生物部
- 美術部
- 陶芸部
- 演劇部
- 茶生花部
- 吹奏楽部
- 管弦楽部
- 和太鼓部
- イラスト部(休部中)
- 写真部(休部中)
同好会
- パソコン同好会
- 軽音楽同好会
- 映像文化同好会
- 音楽同好会
- 空手同好会(休部中)
定時制
定時制の部活動時間は、授業終了21時からおよそ22時頃までが活動時間である。
サッカー部、バスケ部、軟式野球部、自転車競技部、陸上競技部はそれぞれ全国大会の出場経験がある。
- サッカー部 (2010年、2011年、2012年全国優勝)
- バスケットボール部
- テニス部
- 卓球部
- 軟式野球部
- 自転車競技部
- 陸上競技部
- 音楽部
- 漫画研究部
- 合唱同好会
- 文学同好会
- イラスト同好会
ほか
交通
鉄道
路線バス
- 町田ターミナル3番乗場・町田バスセンター11番乗場から出る路線バス(すべて利用可)に乗車し町田郵便局前で下車、徒歩8分
- 町田駅(東口21・22番乗場)から出る路線バス(すべて利用可)に乗車し町田郵便局前で下車、徒歩8分
- 町田バスセンター12番乗場から町76系統に乗車、中町三丁目で下車、徒歩8分
著名な出身者
- 三遊亭らん丈 - 落語家(真打)・町田市議会議員
- 稲垣秀人 - NHKアナウンサー
- 降矢由美子 - 女優
- 大河原邦男 - アニメーション作品における日本最初の専門メカニックデザイナー。『機動戦士ガンダム』のモビルスーツのデザインを担当
- 三木明博 - 文化放送社長
- 眞宮由妃 - 元宝塚歌劇団
- 斎藤裕子 - 活動弁士
- 土岐田洸平 - サッカー選手
- 戸羽太 - 陸前高田市長
- 荒川洋平 - 東京外国語大学教授
- 下田恒幸 - フリーアナウンサー
脚注
- ^ 東京都予選大会優勝及び、全国高等学校定時制通信制サッカー大会出場及び、平成23年度以降3年連続優勝している
- ^ 平成23年度東京都高等学校定時制通信制秋大会で優勝以降、翌年春季都大会秋季都大会で第三位
- ^ 平成23年度東京都高等学校定時制通信制秋季体育大会において第三位入賞
- ^ 全国高等学校定時制通信制陸上競技大会にて長距離部門、砲丸投げ部門、短距離部門、で東京都選抜チームとして出場
- ^ 全国高等学校定時制通信制自転車競技大会開催当初から連続出場中
- ^ 全国高等学校定時制通信制体育大会結果一覧より
- ^ a b c 年表 - 町田の教育2010 町田市公式サイト
- ^ 読売新聞 2011年5月14日 東京朝刊「広がる部活制限」