前田製菓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。タリシオ (会話 | 投稿記録) による 2021年1月6日 (水) 11:07個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ほか は不要)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

前田製菓株式会社
MAEDA Confectionery Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 前田製菓
本社所在地 日本の旗 日本
590-0822
大阪府堺市堺区協和町5-480
本店所在地 590-0054 
大阪府堺市堺区京町通1-32
設立 1957年昭和32年)10月1日
業種 食料品
法人番号 3120101007499 ウィキデータを編集
事業内容 クラッカー・ビスケットを主とする菓子の製造・販売
代表者 代表取締役社長 前田寬司
資本金 1億8200万円
主要子会社 前田クラッカー
関係する人物 藤田まこと
外部リンク https://www.atarimaeda.com/
特記事項:1918年大正7年)5月5日:前田西洋菓子製造所として創業。
テンプレートを表示
あたり前田のクラッカー
(画像は2010年以前のパッケージ)

前田製菓株式会社(まえだせいか)は、大阪府堺市堺区に本社を置く、クラッカービスケットを専門とする製菓会社である。1918年大正7年)創業。

概要

1918年(大正7年)の創業から今日まで、クラッカーやビスケットなどの菓子を製造している。現在は主にスーパーの他、駄菓子店・駄菓子コーナーや100円ショップ業務スーパー、一部の生協などで販売されている。

1962年昭和37年)から1968年(昭和43年)までテレビ放映され、人気を博したコメディ時代劇てなもんや三度笠』(朝日放送 制作、TBS系列で放送)の提供スポンサーとしても知られる。主力商品の「ランチクラッカー」は『てなもんや - 』主演の藤田まこと[1]が番組のオープニングで、「“俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!”」というフレーズを発しながら、テレビカメラの前に差し出すCMで人気商品となった。同番組のエンディングでは、子供役の白木みのると父親役の原哲男が商品を紹介するコントもあった。

1980年代~1990年代はABCラジオTBSラジオ他、関西圏と関東圏のラジオ局でクラッカーだけでなく、セサミハイチなど、他の製品のラジオCM(藤田まことが出演)が流れていた。藤田が2010年に死去した事もあり、現在はテレビラジオ等と言った既存のメディアでの宣伝活動は行っていないが、「あたり前田のクラッカー」というフレーズは現在も商品のパッケージ、会社のウェブサイト[2]などで使用されている。
近年では、SNSでの宣伝活動にも力を入れており、InstagramFacebookのアカウントに於いて、自社製品を積極的にアピールしている。

大阪府藤井寺市に本社を置き「乳ボーロ」で知られる大阪前田製菓大阪市港区に本社を置き「チューペット」で知られる前田産業、「ホームラン松井秀喜サブレ」(旧「ゴジラ松井サブレ」)で有名な石川県能美市の前田製菓が存在するが、いずれも無関係である。

沿革

事業所

関連会社

  • 前田クラッカー株式会社:販売部門が独立した会社

主な商品

  • 前田のクラッカー(小袋8袋入りの箱入りが大阪土産として道頓堀梅田新大阪駅などの土産ショップで限定販売されている。また、災害時の際の非常食用保存缶もあり)
  • 前田のクラッカー 3種のごま
  • 前田のクラッカー コーンポタージュ味
  • 前田のランチクラッカー クラックス(以前は、コイン状に固めた粉末のコンソメスープが付いていた)
  • 野菜クラッカー サプ
  • 黒ごまソフトクラッカー
  • 五穀たっぷりクラッカー
  • ブラックペッパークラッカー
  • のりセサミ
  • キムスナック
  • わさびセサミ
  • 前田のクリケット
  • リサーチシリーズ
  • チョコレートサンドビスケット
  • ココベイク
  • BiSLOW~ビスロー♪~
  • ラ・クランシック

以前の商品

  • 乾パン
  • バタークラッカー
  • 前田ビーベットビスケット (卵味とチョコ味の2つを同梱)
  • たまごクッキー
  • セサミハイチ
  • ひじきスナック
  • しらすスナック
  • オーツ麦クラッカー
  • アーモンドソフトクラッカー
  • クリームチーズクラッカー
  • 沖縄産黒砂糖のクラッカー
  • 大型シュガークラッカー
  • スイートココナッツサブレ
  • てなもんやクッキー(チョコ味・ジンジャー味)
前述の『てなもんや三度笠』とのタイアップ商品。同作の第164話「賤ヶ岳の夢」の本編終了後のCMでは、オープニングのイラストを手掛けた川串誠のキャラクターデザインによるアニメーション風スポットCMが放送された(声はもちろん藤田と白木の両人によるもの)。

流行語

当たり前田のクラッカー
CMで使用された流行語[3]で、かつての「あたりきしゃりき車引き」にとってかわった(地口も参照)。

脚注

  1. ^ 2010年平成22年)2月17日に、藤田の訃報が発表された際に同社の知名度の向上に貢献した人物が泉下の人となったことで、同社のウェブサイトで弔辞を発表している。
  2. ^ 前田製菓の取得ドメインは、これに因んだ"atarimaeda.com"である。
  3. ^ 「昔の流行語」のランキング一位

外部リンク