正覚寺 (奈良市南中町)
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正覚寺 | |
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正覚寺 | |
所在地 | 奈良県奈良市南中町4 |
位置 | 北緯34度40分41.6秒 東経135度49分40.7秒 / 北緯34.678222度 東経135.827972度座標: 北緯34度40分41.6秒 東経135度49分40.7秒 / 北緯34.678222度 東経135.827972度 |
山号 | 暁光山 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本尊 | 阿弥陀如来立像 |
創建年 | 1607年(慶長12年) |
開基 | 超賢坊 |
中興年 | 元禄年中 |
中興 | 了賢坊 |
正式名 | 正覺寺 |
法人番号 | 8150005000205 |
正覚寺(しょうがくじ)は、奈良県奈良市南中町にある、浄土真宗本願寺派の寺院である。閣号 暁光閣、山号 暁光山 正覺寺である。
歴史
- 元興寺ゆかりの地で、寺内に古井戸などが伝わる。
- 山城国上津屋村の光瀬寺(淨乗)に起源。
- この地の十王堂(創建不詳)を買い取る。
- 創立:慶長12年(1607年)12月に、光慶寺の祖・岩田超宗の嫡男、超賢坊(山城国岩田村)が建立。
- 1681年大火により本堂、庫裏が焼失
- 1684年本堂、庫裏 再建(明石藩家老姉嵜紋右衛門の財政援助による。)。
- 中興:元禄年間(1688年 - 1704年)、了賢坊。
- 元禄9年(1696年)2月20日、本山より裏書の七高僧像が下付された。
- 1985年~1987年本堂、庫裏 山門など昭和大改修。
歴代
- 開基 超賢ー光慶寺の祖である岩田超宗の嫡男。
- 第2世 賢宗ー超賢の弟。
- 第3世 賢誓
- 第4世 円宗
- 第5世 了賢ー中興の祖と呼ばれる。以降歴代、姉嵜姓を名乗る。
- 第6世 了宗ー明石藩家老姉嵜紋右衛門の娘婿。
- 第7世 了誓
- 第8世 了因
- 第9世 了知
- 第10世 了順
- 第11世 了道
- 第12世 貫道
- 第13世 了仙
- 第14世 了嚴
- 第15世 観順
- 第16世 純卿 京都帝国大学卒。浄土真宗本願寺派勧学山内晋卿義弟。
- 第17世 恒臣 京都大学名誉教授山内邦臣弟。
- 第18世 祐宣
伽藍ほか
- 本堂:創建当時のものを保存。奈良時代の趣の二重屋根。
- 暁光堂
- 太鼓楼:昭和大改修で撤去。
- 古い井戸:創建時の井戸が残る。
- 正覺寺会館
- 暁光ホール
- 無縁碑:元亀3年(1572年)・天正3年(1585年)・慶長13年(1608年)といった古い背光五輪碑がある。
- 古文書
- 南都暁光山正覺寺縁起 了賢 (1681)
正覚寺出版物
- み法の歌 姉嵜恒臣 (1991)
- み法の歌 第二部 姉嵜恒臣 (1992)
- 正覚寺の今昔 姉嵜祐宣 (1999)共著岡村喜史、野々村智剣
- 正覚寺四百年の歩み 姉嵜祐宣 (2012)共著岡村喜史、奥本武裕
参考文献、関連
- 正覚寺寺譜
- 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p154