交響曲第1番 (アッペルモント)
表示
交響曲第1番『ギルガメシュ』(Symphony No. 1 Gilgamesh)は、ベルト・アッペルモントが『ギルガメシュ叙事詩』を基に、2003年に完成させた交響曲。ベルギーのペール吹奏楽団(nl:Koninklijke Harmonie van Peer)と指揮者のウィリー・フランセン(Willy Fransen)の委嘱で作曲された。
楽器編成
[編集]木管 | 金管 | 弦・打 | |||
---|---|---|---|---|---|
Fl. | 2, Picc. | Tp. | 4 | Cb. | ● |
Ob. | 2, C.A. | Hr. | 4 | Timp. | ● |
Fg. | 2, Cfg. | Tbn. | 2, Bass | 他 | Tub.Bells, G.C., チェレスタ, グロッケンシュピール, シンバル, タムタム, ウッドブロック, スネアドラム, ボンゴ, ヴィブラフォン, タンバリン, アゴゴ, トライアングル, テンプルブロック, カバサ, コンガ, クロテイル, バスマリンバ, トムトム, シロフォン、フレクサトーン, クラベス, サスペンドシンバル, ガラス製ウインドチャイム, ウインドチャイム,スレイベル, ウイップ, ハイハット, マラカス, ベルツリー, マリンバ |
Cl. | 3, E♭, Alto, Bass, C-Bass | Bar. | ● | ||
Sax. | Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 | Tub. | ● | ||
その他 | Vc., Harp, Piano |
演奏時間
[編集]約25分
作曲者自身のWebサイトおよびスコアの表記によると 27分47秒とされる。
楽曲構成
[編集]- 第1楽章 ギルガメシュとエンキドゥ
- コントラバス、チェロ、コントラバスクラリネット、バスクラリネット、コントラファゴット、ファゴットによる重々しいユニゾンで始まり、まもなく独奏サクソフォンにギルガメシュの運命の主題が現れる。その後音楽は荒々しくなるが、これはギルガメシュのもう1つの性格を描写している。後半にはエンキドゥの主題が提示される。
- 第2楽章 巨人たちの戦い
- ギルガメシュとエンキドゥの戦闘を表現した楽章。
- 第3楽章 森の中の冒険
- 木管が巨人との戦闘を表現した主題を現す。
- 第4楽章 ウトナピシュティムへの道のり
参考文献
[編集]- CD解説:( 井上道義指揮、大阪市音楽団/クリストン)
- 作曲者自身のWebサイト:https://www.bertappermont.be/Music/Symphony-nr.1%3A-Gilgamesh