ゾラ・一撃・さようなら
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ゾラ・一撃・さようなら Zola with a Blow and Goodbye | ||
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著者 | 森博嗣 | |
発行日 | 2007年8月24日 | |
発行元 |
集英社(単行本・文庫本) 講談社(新書) | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 | 288 | |
コード | ISBN 978-4-08-746600-3(集英社文庫版) | |
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『ゾラ・一撃・さようなら』(ゾラ・いちげき・さようなら、Zola with a Blow and Goodbye)は、森博嗣による日本の推理小説。
あらすじ
[編集]探偵の頸城悦夫は、美しい女性から、彼女の母がかつて元政治家の法輪に預けた「天使の演習」と呼ばれる美術品を取り返して欲しいと依頼される。
自伝を書くという名目で法輪に接触するが、彼は正体不明の殺し屋・ゾラに命を狙われていると噂され、邸宅は厳重な警備下にあった。
登場人物
[編集]- 頸城 悦夫(くびき えつお)
- 気ままな探偵。36歳。
- 志木 真智子(しき まちこ)
- 依頼人。母が若い頃に法輪清治郎に預けた「天使の演習」と呼ばれる美術品を法輪から取り返して欲しいと依頼する。
- 法輪 清治郎(のりわ せいじろう)
- タレント。ニュースキャスター。元東京都知事。正体不明の殺し屋“ゾラ”に命を狙われている。
- 法輪 奈央子(のりわ なおこ)
- 清治郎の妻。元女優。
- 法輪 洋樹(のりわ ひろき)
- 法輪清治郎の甥。頸城の友人。
- 赤座 都鹿(あかざ としか)
- 頸城の友人。
- 山本 健一(やまもと けんいち)
- 清治郎のマネージャー。
- 水谷 優衣(みずたに ゆうい)
- 頸城の友人。舞台女優。かつて頸城と一緒に暮らしていたことがある。
- 吉田 護(よしだ まもる)
- 元総理大臣。現在も衆議院議員を続けている。
- 藍本(あいもと)
- 清治郎の弟子。
- 簑沢 素生(みのさわ もとき)
- 10年ほど前にアイドル的人気を誇った詩人。盲目。
- ゾラ
- 正体不明の殺し屋。性別は不明だが、マスコミからは男性として扱われている。暗殺方法は狙撃で、一発で必ず仕留める。単独犯か複数犯か定かではないが、これまでにフランス・イギリス・アメリカの政治家がゾラによって殺されている。
関連項目
[編集]- 関連作品
- フランソワーズ・サガン 『ブラームスはお好き』 - 各章の冒頭で一部引用されている。
- 杏 - モデル・女優。文庫版の巻末解説を担当している。
出典
[編集]- 森博嗣 『ゾラ・一撃・さようなら』 集英社〈集英社文庫〉 2010年8月20日発売、ISBN 978-4-08-746600-3
- ブックショート 森博嗣さんインタビュー - 『暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss』刊行時のインタビュー。