Wシリーズ

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Wシリーズ』(W series)は、講談社タイガより発行されている森博嗣の小説シリーズである。

概要[編集]

同作者の『百年シリーズ』で登場したウォーカロン(walk-alone)が存在する未来の世界での話である。ウォーカロンは今作で「単独歩行者」という訳が当てられている。また内容やタイトル、章タイトル(疑問形)などから百年シリーズの続編とも捉えることが出来る。

森博嗣の既刊シリーズを読まずとも単独シリーズとして読むことができるが、他シリーズとの密接な関わりを持っていることが示唆されている。作者は旧作のどれを読んでおく必要があるのか、という質問に対し、「べつにどれも読む必要はありません」としながらも「ただし、どうしても挙げろと言われれば、百年シリーズ3部作でしょうか。その次は、Gシリーズ」と答えている。また10作程度のシリーズ刊行予定がある[1]

1作目は講談社タイガの創刊ラインナップのひとつであり、本作が森博嗣の小説で初めての文庫書き下ろしとなる。

表紙デザインは引地渉

登場人物[編集]

ハギリ・ソーイ
主人公。研究者。
ウグイ・マーガリィ
情報局員。5作目までハギリの身辺警護を行っていたが、昇進により、6作目から現場を離れる。
アネバネ
情報局員。2作目よりハギリの身辺警護として登場。ウグイの部下。
キガタ・サリノ
4作目にて研究所を襲撃した少女。7作目からウグイに代わり、ハギリの身辺警護にあたる情報局員となる。
シモダ
ウグイの上司。ハギリが研究を行う施設「ニュークリア」の所長。
ツェリン・パサン
医療関係の研究者。特区・ナクチュの研究をしていた。自身で出産した息子がいる。
ハンス・ヴォッシュ
ドイツ人の科学者。100年ほど前にノーベル賞を受賞している。物理学と生物学に精通する天才の一人。
デボラ
トランスファ。人工知能やウォーカロンと異なり、肉体を持たずにネット空間を自由に移動できる。電子頭脳に入り込めるため、電子頭脳を持った肉体を操ることができる。ハギリの良き話し相手。
アミラ
人工知能。シリーズの中で最初に発見され、ナクチュの近く、HIXの敷地内の古い天文台に設置されている。アミラはボッシュが付けた名前で、本来の名前はスカーレット。
オーロラ
人工知能。北極にある潜水艦ブルームーンに設置されていた。サブセットを用いて肉体を持ち、講師として働いている。バーチャルの村、テルグの住人になった。
ベルベット
人工知能。フランスの古城に設置され、外部からのインプットのみを行っていた。本来の名前はアース、テラ、エッグ。
ペガサス
人工知能。日本コーキョの地下に隔離されている。
マガタ・シキ
200年前の科学者。
サエバ・ミチル
100年前に惨殺された人物。

シリーズ作品[編集]

講談社タイガより書き下ろしで刊行。

  1. 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?(2015年10月発行、ISBN 978-4-06-294003-0
  2. 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?(2016年1月発行、ISBN 978-4-06-294013-9
  3. 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?(2016年6月発行、ISBN 978-4-06-294036-8
  4. デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?(2016年10月発行、ISBN 978-4-06-294037-5
  5. 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?(2017年2月発行、ISBN 978-4-06-294061-0
  6. 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?(2017年6月発行、ISBN 978-4-06-294075-7
  7. ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?(2017年10月発行、ISBN 978-4-06-294090-0
  8. 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?(2018年2月発行、ISBN 978-4-06-294099-3
  9. 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?(2018年6月発行、ISBN 978-4-06-511817-7

関連シリーズ[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

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