17歳の処方箋
17歳の処方箋 | |
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Igby Goes Down | |
監督 | バー・スティアーズ |
脚本 | バー・スティアーズ |
製作 |
マルコ・ウェバー リサ・トーネル |
製作総指揮 |
フラン・ルッチ デヴィッド・ルービン リー・ソロモン ヘレン・ビードルストン |
出演者 |
キーラン・カルキン クレア・デインズ ジェフ・ゴールドブラム ビル・プルマン スーザン・サランドン |
音楽 | ウヴェ・ファーレンクロッグ=ピーターソン |
撮影 | ウェディゴ・フォン・シュルツェンドーフ |
編集 | ウィリアム・エム・アンダーソン |
製作会社 |
ユナイテッド・アーティスツ Atlantic Streamline |
配給 |
MGM エスピーオー |
公開 |
2002年9月13日 2004年9月11日 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $9,000,000[1] |
興行収入 |
$4,777,465[1] $6,919,198[1] |
『17歳の処方箋』(じゅうななさいのしょほうせん、Igby Goes Down)は、2002年のアメリカ合衆国の青春映画。 バー・スティアーズの初監督作品で[2]、出演はキーラン・カルキンとクレア・デインズなど。 裕福なエリート家庭に育ちながら、偽善的な周囲の人々や社会に対して怒りをぶつける1人の少年の成長を描いている[3]。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
17歳のイグビーは、裕福な家庭に育ったものの、モンスターのように強圧的な母・ミミ、プレッシャーから精神を病んでしまった父・ジェイソン、そしてコロンビア大学に通うエリートだが何を考えているのか分からない冷酷で女たらしの兄・オリヴァーに囲まれた窮屈な生活にほとほと嫌気がさしていた。通っていた名門校でトラブルを起こして放校になると、怒った母から士官学校に入れられてしまうが、そこでも問題を起こしてしまう。
イグビーは夏の間だけ名付け親のDHの下で働くことになる。そこで女子大生のスーキーと、DHの愛人であるレイチェル、そしてレイチェルの友人ラッセルと出会い、これまで味わったことのない自由な生活を満喫する。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- イグビー・スローカム: キーラン・カルキン(浪川大輔)
- 10歳時: ロリー・カルキン
- スーキー・サーパスティン: クレア・デインズ(林真里花)
- DH・ベインズ: ジェフ・ゴールドブラム(大塚芳忠)
- ジェイソン・スローカム: ビル・プルマン(安原義人)
- ミミ・スローカム: スーザン・サランドン(小宮和枝)
- オリヴァー・スローカム: ライアン・フィリップ(鉄野正豊)
- レイチェル: アマンダ・ピート(岡寛恵)
- ラッセル: ジャレッド・ハリス(後藤敦)
- バニー・ベインズ: セリア・ウェストン(沢田敏子)
作品の評価
[編集]映画批評家によるレビュー
[編集]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『ライ麦畑でつかまえて』の血脈にある『17歳の処方箋』は痛烈な機知に富み、鋭い観察力を持っている。」であり、135件の評論のうち高評価は76%に当たる102件で、平均して10点満点中6.94を得ている[4]。 Metacriticによれば、30件の評論のうち、高評価は23件、賛否混在は4件、低評価は3件で、平均して100点満点中72点を得ている[5]。
受賞歴
[編集]第60回ゴールデングローブ賞でキーラン・カルキンとスーザン・サランドンがそれぞれ主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)と助演女優賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。
出典
[編集]- ^ a b c “Igby Goes Down” (英語). Box Office Mojo. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “17歳の処方箋”. シネマトゥデイ. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “17歳の処方箋”. 映画.com. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “Igby Goes Down (2002)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “Igby Goes Down Reviews” (英語). Metacritic. 2020年10月1日閲覧。