鼓ヶ滝公園
| 鼓ヶ滝公園 | |
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鼓ヶ滝(2019年11月) | |
| 分類 | 都市公園 |
| 所在地 | |
| 座標 | 北緯34度47分22.5秒 東経135度14分42.6秒 / 北緯34.789583度 東経135.245167度座標: 北緯34度47分22.5秒 東経135度14分42.6秒 / 北緯34.789583度 東経135.245167度 |
| 面積 | 0.89ha |
| 設備・遊具 | 茶店、「清響万古湧白雲」の石碑、有明桜標石 |
| 駐車場 | なし |



鼓ヶ滝公園(つづみがたきこうえん)は兵庫県神戸市にある公園。
概要
[編集]有馬温泉街の南、六甲山地北麓の鬱蒼とした森林の中に在る鼓ヶ滝とそれを源とする滝川(有馬川上流)の岸辺にある滝道を整備して造られた細長い公園である。公園と周囲にはヤマザクラやカエデなどの広葉樹が生い茂り、近世以前より春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉の名所として知られ、四季を通じて森林浴のスポットとして賑わっている。下流の温泉街入り口の鼓橋あたりではゲンジボタルやカジカが生息するほど水の流れは清い。
公園内の名所・旧跡
[編集]鼓ヶ滝
[編集]公園の南端にある高さ8mの直瀑で、江戸時代の「有馬六景」の一つに数えられる。その名称は、滝音(滝壺に落ちる水音が岩に反響して出る音)が鼓のように響いていたことに由来する[1][2][3]。 しかし、昭和13年(1938年)(昭和13年)7月に発生した阪神大水害の際に滝の周辺および上部が崩壊し、その際に2段の段瀑であったものを現在の直瀑に変更して修復された。そのとき以来、鼓のような滝音は消滅したとされている[4]。
三田を含む「有馬郡」を舞台にした幻の能『鼓の瀧』にも描かれ、世阿弥の芸談をまとめた『申楽談儀』に、この『鼓の瀧』の謡い方の注意書きがある。少なくとも世阿弥の時代には存在し、世阿弥自身も謡っていたと推測される。また、内容から世阿弥作と推定する学説も有力である。同曲は、能楽史上、由緒のある演目でありながら、現在では能としての上演は行われていない演目である番外曲(廃曲)となっている。同曲は、『金葉和歌集』の「音高き鼓の山のうちはへて楽しき御代になるぞうれしき」や、『拾遺和歌集』の「音に聞く鼓の瀧をうちみればただ山川のなるにぞありける」といった和歌のほか、有馬山の夜桜の見事さと、神と人との交流を、花の下での饗宴を詠んだ漢詩などを散りばめながら、描いた脇能のひとつである[5]。
滝近くには茶店が設けられている。
その他
[編集]- 有明桜標石
- 「清響万古湧白雲」の石碑 - 滝壺近くにある。有馬保勝会総裁であった九鬼隆一を記念して建立された。
交通アクセス
[編集]- 六甲有馬ロープウェイ 有馬温泉駅 徒歩5分
- 神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅 徒歩20分
周辺
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “【有馬温泉観光のご案内】清らかな水がポン!ポン!と鼓を打つ滝壺「鼓ヶ滝公園」”. 古泉閣. 2026年3月2日閲覧。
- ^ 『有馬温泉権現縁起』
- ^ 『摂津名所図会』
- ^ “阪神大水害から80年の取り組みについて ~個人の記憶を社会の記憶に~”. 国土交通省近畿地方整備局. 2026年3月2日閲覧。
- ^ “マンガ「鼓の瀧」”. 能楽と強度を知る会. 2026年3月2日閲覧。