高橋一起

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高橋 一起(たかはし いっき、1941年 - )は、日本の小説家著作家

経歴[編集]

広島県広島市生まれ。広告会社コピーライターを務める。1983年に『犬のように死にましょう』で文學界新人賞受賞[1]。その後、広告の制作会社を経営しながら『性の器』『正しい生活』を「新潮」ほか文芸誌で発表。退職後、2005年から作家活動を本格化すると共に、ブログ【胸のなかのナイフ】を開始。2022年より、一部の作品を「げんごや」で公開[2]

父の高橋武夫は弁護士歌人で、広島原爆で被爆した体験を短歌に詠み[3]大江健三郎ヒロシマ・ノート』にも引用されている。

著書[編集]

  • 『死者たちのフェアウェイ』福武書店 1994
  • 『双頭の性』新風舎文庫 2005受賞作
  • 『奥州王。 日本最強の異人種、安倍一族の戦い』新風舎 2005受賞作
  • 『サヨナラ、東京』新風舎 2006受賞作
  • 『父の遺した三十一文字』作品社 2008
  • 『二度死んだ母のこと』作品社 2009

脚注[編集]