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里中李生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

里中 李生(さとなか りしょう、本名:市場充 - )は、日本作家写真家

経歴

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三重県出身。松戸市立金ヶ作小学校卒業。東大阪市立楠根中学校卒業少年時代は、父親の転勤が多く、日本中を転々とする。そのため、友人に恵まれず、中学生の時に拒食症、高校生の時に心臓神経症を発病し、入院生活もしている。病気が原因で高校は中退。その事を著書の中で書き、病を快復させている。

20歳の頃に、作家を目指して上京する。当初は、漫画家のアシスタントなど様々な職業を経験したが、最終的には作家を目指す。1999年。『競馬 勝てる天才、負ける凡人』を上梓。競馬本としてはヒットをし、その後、競馬のエッセイ集を書き続け、『競馬で勝ち続ける法』などをベストセラーランキングに登場させている。

2001年、日本初の女性騎手写真集『woman J』を発表。その後、競馬以外の本を次々と発表。『かわいい女63のルール』『一流の男、二流の男』がベストセラーになった。 競馬の著作は書かなくなり、哲学色の強いエッセイに転換している。2018年発表の『一流の男が絶対にしないこと』(総合法令)の裏面に、「オスカーワイルドに捧ぐ」とコピーが入っている。

自身を「唯美主義」とSNSのプロフィールに記しているようにワイルドの影響を受けている。アンチフェミニズムを曲げたことはなく、『看護婦』などの言葉狩りに反発している。

2016年に病気を患ったがボルダリングなどをしていて、インスタグラムで友人らとの様子も発信している。またポートレート撮影をデジタル一眼レフで再開していて、「フィルムと比べてエコだから」とブログで語っている。2021年に発表した『私は昨日まで日本を愛していた』で保守から左翼に鞍替えしたと思われているが、本人は「自民党に愛想が尽きただけ」とTwitterで呟いている。

作品リスト

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外部リンク

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