赤坂町 (岐阜県)

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あかさかちょう
赤坂町
1967年頃の赤坂町の様子
1967年頃の赤坂町の様子
廃止日 1967年9月1日
廃止理由 編入合併
赤坂町大垣市
現在の自治体 大垣市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 岐阜県
不破郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 16 km2.
総人口 12,525
(1967年)
隣接自治体 大垣市揖斐郡 池田町不破郡 垂井町安八郡 神戸町
赤坂町役場
所在地 岐阜県不破郡赤坂町3348
座標 北緯35度23分33秒 東経136度34分52秒 / 北緯35.3925度 東経136.58122度 / 35.3925; 136.58122 (赤坂町)座標: 北緯35度23分33秒 東経136度34分52秒 / 北緯35.3925度 東経136.58122度 / 35.3925; 136.58122 (赤坂町)
赤坂町の県内位置図
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赤坂町(あかさかちょう)は、かつて岐阜県不破郡に属していた。1967年(昭和42年)9月1日に大垣市に編入された。現在の大垣市の北部に位置する。

中世は鍛冶場町として栄え、赤坂関派や赤坂千手院派などの刀工集団が存在した。とりわけ赤坂関派の孫六兼元最上大業物と世に名高い。また、史上最大の名工村正の初代は赤坂関派の赤坂兼村(関兼村)の息子だったという説がある。

江戸時代は、中山道赤坂宿を中心とした町であった。明治時代以降、金生山から採掘される大理石石灰石により栄えた。

地理[編集]

1967年(昭和42年)の人口は12,525人だった。面積は16平方キロメートル。

地名[編集]

  • 青野(あおの)
  • 赤坂(あかさか)
  • 青墓(あおはか)
  • 榎戸(よのきど)
  • 昼飯(ひるい)
  • 南市橋(みなみいちはし)
  • 矢道(やみち)
  • 円興寺(えんこうじ)
  • 金生山(きんしょうざん または かなぶやま)
  • 青木(あおき)
  • 池尻(いけじり)
  • 枝郷(えだごう)
  • 草道島(そうどうじま)
  • 興福寺(こうふくじ)
  • 四成(しなり)…現在の青木地区(大垣市青木町)及び和泉、八条地区(安八郡神戸町)に相当

歴史[編集]

  • 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制施行に伴い、赤坂村が成立する。
  • 1901年(明治34年)5月24日 - 赤坂村が町制施行して赤坂町となる。
  • 1928年(昭和3年)4月15日 - 安八郡北杭瀬村の一部(池尻、興福地)を編入。
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 安八郡南平野村の一部(草道島、四成の一部)を編入。
  • 1954年(昭和29年)9月1日 - 赤坂町と不破郡青墓村が合併して赤坂町となる。
  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 揖斐郡池田町の一部(南市橋)と境界変更する。
  • 1967年(昭和42年)9月1日 - 大垣市に編入される。

教育[編集]

小学校[編集]

中学校[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

近畿日本鉄道養老線東赤坂駅は赤坂町ではなく、赤坂町との境からは約100m東の安八郡神戸町に位置していた。

港湾[編集]

  • 赤坂港 ※杭瀬川の川湊。明治から大正にかけて栄えたが、東海道本線美濃赤坂支線開通及び杭瀬川に水門設置、河川改修で昭和初期に衰退 

神社・寺院[編集]

名所・旧跡[編集]

娯楽[編集]

  • 赤坂劇場 - 映画館

郵便[編集]

郵便局の集配は以前は赤坂郵便局であったが、2007年(平成19年)の郵政民営化の際、大垣郵便局に集配業務が移管した。

関連項目[編集]