筑前内野駅

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筑前内野駅
駅舎(2017年10月)
ちくぜんうちの
Chikuzen-Uchino
JG02 上穂波 (3.1 km)
(10.2 km) 筑前山家 JG04
地図
所在地 福岡県飯塚市内野小深田7001[1]
北緯33度32分24.19秒 東経130度38分17.16秒 / 北緯33.5400528度 東経130.6381000度 / 33.5400528; 130.6381000座標: 北緯33度32分24.19秒 東経130度38分17.16秒 / 北緯33.5400528度 東経130.6381000度 / 33.5400528; 130.6381000
駅番号 JG  03 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 JG筑豊本線(原田線)
キロ程 51.2 km(若松起点)
電報略号 チチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
11人/日(降車客含まず)
-2016年-
乗降人員
-統計年度-
22人/日
-2016年-
開業年月日 1928年昭和3年)7月15日[1][2]
備考 無人駅[1]
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筑前内野駅(ちくぜんうちのえき)は、福岡県飯塚市内野小深田にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(原田線)のである[1]。駅番号はJG03

歴史[編集]

1928年の長尾 - 筑前内野間開業は、本来は手前の上穂波までの延伸予定だったが、当駅が終点になることで、内野の地名をアピールでき、町おこしにつながる、と住民運動が起こり、筑前内野まで延伸された経緯がある。しかしわずか一年後の1929年には原田まで延伸され、住民の思惑は外れることとなる[3]

年表[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅2000年(平成12年)まで相対式ホーム2面2線で列車交換が可能で、1964年前後には当駅終着始発列車が運行されていたこともあったが[8]、現在は原田駅側に向かって左側のホームと線路のみ使われており、跨線橋ならびに反対ホーム側の線路は撤去されている。撤去された側のホームと線路跡はそのまま残っている。木造駅舎は撤去され、ログハウス風の小さな待合室がある[1]。また、原田駅寄りの駅手前で東に分岐して駅前広場手前で終端となる側線があり、作業車両留置に使われることがある。

無人駅。JR九州のICカード「SUGOCA」の導入予定は無い。

利用状況[編集]

2016年度の1日平均乗車人員は11人である[9]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2007年 8
2008年 8
2009年 11
2010年 13
2011年 14
2012年 14
2013年 16
2014年 14
2015年 14
2016年 11

駅周辺[編集]

飯塚市南部に属し、冷水峠に近く標高の高い位置に立地する。駅の200m程東側を国道200号が筑豊本線に並行する形で通っている。駅の南側の地区は江戸時代長崎街道宿場町として栄えた地域で民家が点在しているが、駅周辺部には特に商業施設は無い。

また、かつて駅近くのバス停留所より、飯塚バスセンター(現・飯塚バスターミナル)・西鉄久留米駅信愛女学院)方面の西鉄特急バスや、桑曲・大分坑地区への路線バス(嘉穂交通)が運行されていたが、現在はいずれも廃止になっている。

飯塚市予約乗合タクシー(筑穂地区)は当駅への乗入が可能で、筑穂地区内が300円、延いては列車に乗ること無く嘉麻市嘉穂地区が600円で移動出来る。

  • 飯塚市立内野小学校
  • 内野郵便局
  • JR内野カントリークラブ

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)
JG 原田線(筑豊本線)
上穂波駅(JG02) - 筑前内野駅(JG03) - 筑前山家駅(JG04)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、23頁。 
  2. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、14頁
  3. ^ 日鉄嘉穂鉱業史より[要文献特定詳細情報]
  4. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、788頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ “日本国有鉄道公示第573号”. 官報. (1972年2月9日) 
  6. ^ 「通報 ●波多江駅ほか13駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月9日、4面。
  7. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、15頁
  8. ^ 『時刻表完全復刻版1964年9月号』『時刻表完全復刻版1964年10月号』(共にJTBパブリッシング刊)によると、下関13:55発筑前内野16:05着439D、筑前内野16:34発小倉18:19着436Dが存在した。
  9. ^ 統計いいづか (交通・運輸) JR九州利用状況

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「筑豊本線・日田彦山線・後藤寺線・篠栗線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第4号、朝日新聞出版、2009年8月2日。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]