盲目的挿入気道デバイス

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口咽頭エアウェイはBIADの一種である。

盲目的挿入気道デバイス(もうもくてきそうにゅうきどうでばいす、blind insertion airway device: BIAD)は気道確保に用いられる医療機器の一種である。患者のと外界の間の気道の開存性を維持し、誤嚥のリスクを低減し、声門が見えなくても設置することができる。すなわち、喉頭展開を必要としない。BIADは、病院前救護救急医療で用いられることが多い。

BIADという用語は気管チューブを指すものではないが、これも特定の状況では盲目的挿入が可能であり、気管内チューブの導管としてBIADを用いたり、ブジーチューブエクスチェンジャーを用いて挿入することもできる。

BIADは気管チューブと比較して幾つかの欠点がある。まず誤嚥のリスクは高くなる。

BIADには以下のようなものがある。

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出典[編集]

  1. ^ a b c Maybauer, Marc O. (2022) (英語). Extracorporeal Membrane Oxygenation: An Interdisciplinary Problem-based Learning Approach. Oxford University Press. pp. 79. ISBN 978-0-19-752130-4. https://books.google.com/books?id=bxpdEAAAQBAJ&dq=%22blind+insertion+airway+device+is%22&pg=PA79