「衣笠彰梧」の版間の差分
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デビュー作となる『[[こんな娘がいたら僕はもう…!!]]』(2006年、あかべぇそふとつぅ)の執筆を任されるが、著者には書き物をした経験がなく、最初は周囲のスタッフから呆れられていた。先輩のるーすぼーいにダメ出しされながら修正を繰り返す事で、「なんかうまくなって」いったとの事。『こん僕』はギャグ作品であり、著者はギャグを苦手としていたが、書き終えたときには「あれ? ひょっとして向いてるんじゃないか?」という漠然とした自信が生まれていた。なおペンネームの由来は鉄人・[[衣笠祥雄]]である。 |
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2008年の『[[暁の護衛]]』(しゃんぐりら)でイラストレーターの[[トモセシュンサク]]と組んだ。トモセはそのときのことを次のように語っている。 |
2008年の『[[暁の護衛]]』(しゃんぐりら)でイラストレーターの[[トモセシュンサク]]と組んだ。トモセはそのときのことを次のように語っている。 |
2022年9月13日 (火) 01:10時点における版
誕生 | 大阪府[1] |
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職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル | ライトノベル |
代表作 | 『ようこそ実力至上主義の教室へ』(2015年 - ) |
デビュー作 | 『小悪魔ティーリと救世主!?』(2012年 - 2013年) |
配偶者 | 既婚[2] |
ウィキポータル 文学 |
衣笠 彰梧(きぬがさ しょうご)は、日本のゲームシナリオライター、小説家。大阪府出身[1]。
来歴
大阪府で生まれ、高校時代を高知県で過ごした。高校の卒業式の日に「大阪に行く!」と宣言し、その日のうちに荷物をまとめて大阪へ向かった。コンビニエンスストアでアルバイトをしながら、好きだったアダルトゲーム業界への転職を目指した。衣笠の記憶は曖昧だが、何かの媒体であかべぇそふとつぅの求人を見かけたという。あかべぇそふとつぅの『魂響〜たまゆら〜』のオープニングにかねて好印象を抱いていた衣笠は、「とりあえず送ってみよう」と応募し、採用された。職種はシナリオライターであった[1]。
流れが良かったんだと思います。 — 衣笠[1]
デビュー作となる『こんな娘がいたら僕はもう…!!』(2006年、あかべぇそふとつぅ)の執筆を任されるが、著者には書き物をした経験がなく、最初は周囲のスタッフから呆れられていた。先輩のるーすぼーいにダメ出しされながら修正を繰り返す事で、「なんかうまくなって」いったとの事。『こん僕』はギャグ作品であり、著者はギャグを苦手としていたが、書き終えたときには「あれ? ひょっとして向いてるんじゃないか?」という漠然とした自信が生まれていた。なおペンネームの由来は鉄人・衣笠祥雄である。
2008年の『暁の護衛』(しゃんぐりら)でイラストレーターのトモセシュンサクと組んだ。トモセはそのときのことを次のように語っている。
衣笠さんからシナリオをいただいて最初の部分を読ませていただいたとき、「これは面白いなぁ!」と思ったんです。それで描き始めたら、ノリが違いましたね。面白いものに絵をつけられる悦びを感じました。 — トモセ[3]
2010年の『暁の護衛 罪深き終末論』で初めてディレクターも担当した[1]。
2012年7月から2014年3月まで『小悪魔ティーリと救世主!?』が刊行された[5]。
2015年5月から『ようこそ実力至上主義の教室へ』が刊行され[6]、2020年1月から『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』に改題して続刊中[7]。
2019年7月にはゲーム『流星ワールドアクター』が発売された[8]。
作風
るーすぼーいと、衣笠の作業手順はまったく異なるという。るーすぼーいが緻密な計算のもとにシナリオを構築していくのに対し、衣笠は最初に大雑把な設計図を用意し、あとはキャラクターの動くままに書いていく[9]。
作品
小説
- 小悪魔ティーリと救世主!?(メディアファクトリー→KADOKAWA〈MF文庫J〉、イラスト:トモセシュンサク、全6巻)[5]
- ようこそ実力至上主義の教室へ(KADOKAWA〈MF文庫J〉、イラスト:トモセシュンサク、全14巻〈本編11巻、短編3巻〉)[10]
- ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(KADOKAWA〈MF文庫J〉、イラスト:トモセシュンサク、既刊8巻〈本編7巻、短編1巻〉)[11]
ゲーム
- こんな娘がいたら僕はもう…!!(『AKABEiSOFT2』2006年9月29日発売)
- 暁の護衛(『AKABEiSOFT2』2008年3月27日発売)
- 暁の護衛〜プリンシパルたちの休日〜(『AKABEiSOFT2』2008年12月25日発売)
- 暁の護衛〜罪深き終末論〜(『AKABEiSOFT2』2010年4月22日発売)
- レミニセンス(『てぃ〜ぐる』2013年5月31日発売)
- レミニセンス Re:Collect(『てぃ〜ぐる』2014年6月27日発売)
- 流星ワールドアクター(『Heliodor』2019年7月26日発売)
- 流星ワールドアクター Badge & Dagger(『Heliodor』2021年6月25日発売)
関連項目
出典
- ^ a b c d e BugBug 2010年6月号, p. 208.
- ^ トモセシュンサク Art Works第2弾, p. 127.
- ^ BugBug 2014年1月号, p. 200.
- ^ 『TECH GIAN』、エンターブレイン、2012年9月号、161頁。
- ^ a b “小悪魔ティーリと救世主!? 既刊一覧”. KADOKAWA. 2022年4月29日閲覧。
- ^ “『ようこそ実力至上主義の教室へ』TVアニメ2期・3期の制作が決定!千葉翔也さんら声優陣の反応ツイートまとめ【注目ワード】”. animate Times. (2021年3月7日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ “『ようこそ実力至上主義の教室へ』がシリーズ累計330万部を突破 2020年1月からは新章となる「2年生編」も始動”. ラノベニュースオンライン. (2020年2月9日) 2021年4月29日閲覧。
- ^ “衣笠彰梧氏×春夏冬ゆう氏のタッグによるADV「流星ワールドアクター」の体験版が「Lite」となってスマホに登場!”. GAMER. (2019年6月19日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ BugBug 2010年6月号, p. 209.
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 既刊一覧”. KADOKAWA. 2022年4月29日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 既刊一覧”. KADOKAWA. 2022年6月24日閲覧。
参考文献
- 「美しょゲークリエイター列伝:Creator.41 衣笠彰梧さん」『BugBug』2010年6月号、サン出版、2010年5月1日、268-270頁、ASIN B003EGM4DS。
- 「美しょゲークリエイター列伝:Creator.84 トモセシュンサクさん」『BugBug』2014年1月号、マガジン・マガジン、2013年12月3日、199-201頁、ASIN B00FZYD09Y。
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 終・1年生編BOX トモセシュンサク Art Works』KADOKAWA、2020年1月25日。ISBN 978-4-04-064252-9。