与那覇岳

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与那覇岳
標高 503 m
所在地 日本の旗 日本
沖縄県国頭郡国頭村
位置 北緯26度43分01.2秒 東経128度13分07.2秒 / 北緯26.717000度 東経128.218667度 / 26.717000; 128.218667 (与那覇岳)座標: 北緯26度43分01.2秒 東経128度13分07.2秒 / 北緯26.717000度 東経128.218667度 / 26.717000; 128.218667 (与那覇岳)
与那覇岳の位置(日本内)
与那覇岳
与那覇岳の位置
プロジェクト 山
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与那覇岳(よなはだけ)は、沖縄県国頭郡国頭村奥間比地に位置するである。

やんばる国立公園2016年までは沖縄海岸国定公園)内にある沖縄本島における最高峰で、標高は503メートルである[1][注釈 1]。 ただし、その南西約150メートルに位置する標高498メートルのピークに三角点があり、与那覇岳と書いた立て札もあるため、こちらを山頂と見なす向きもある。

外見はなだらかな山であるが、山頂付近までいくつもの谷が入り込む複雑な地形で、付近に林道が入り組んでいる上に、道標等も整備されていないため、地形図なしで登ろうとすると迷う。特に山頂付近200-300mの区間は藪の中を登り降りすることになるため、それなりの装備で向かう必要がある。

いわゆる山原(やんばる)の森の中心にあたり、イタジイが優占する照葉樹林に覆われ、谷間を中心にシダ類ランの種類が多い。植物ではヒモランクニガミシュスランなど、動物ではノグチゲラヤンバルクイナケナガネズミシリケンイモリなど、多くの貴重な動植物の生育・生息地でもある。ただし、麓の方は伐採や開発により畑や二次林になっている。

アクセス

ふもとの比地から、7合目付近まで舗装された道路が通っており、林道(大国林道)と交わる地点が登山口となっている。バイオトイレが設置され、自動車数台が駐車可能。山頂付近までの登山道の路面は整備されており、森林観察にも適しているが、分岐が多い割りに道標は少なく、迷いやすい。山頂周辺は藪の中の急斜面を登る必要があり、登山に適した装備が必要である。登山口から山頂まで徒歩約1時間。

なお、比地から少し上った途中地点に国頭村森林公園が整備されており、森林の雰囲気を手軽に味わえる。

歴史

一等三角点

点名 与那覇岳
緯度経度 北緯26度42分58.111秒 東経128度13分04.9952秒 / 北緯26.71614194度 東経128.218054222度 / 26.71614194; 128.218054222
標高 498.00 m
所在地 沖縄県国頭郡国頭村字奥間小字大保謝原2040-1番地

出典

  1. ^ 日本の主な山岳標高 日本の山岳標高一覧(1003山)、国土地理院

脚注

  1. ^ 沖縄県における最高峰は石垣市於茂登岳の標高526メートル。