無線用語

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無線用語(むせんようご)の記事では、各種無線通信業務において使われる用語について解説する。

概要[編集]

国際電気通信連合(ITU)では、国際電気通信連合憲章に規定する無線通信規則(RR:Radio Regulations)に対する勧告(Recommendation [1] )に海上業務用略符号、略語を規定している。 日本ではこれらを含め総務省令無線局運用規則(以下、「運用規則」と略す。)の別表に略符号、略語を規定している。 また、運用規則には告示された略符号 [2] [3] [4] を、複数の無線局のコールサインを一括して表示する符号として告示された識別符号 [5] を用いることも許容している。これらの略符号、略語や識別符号が基本的な無線用語といえる。

無線従事者は通信操作にあたり、運用規則第13条第1項において「無線電信による通信の業務用語には、別表第2号に定める略語又は符号を使用するものとする」、 運用規則第14条第1項において「無線電話による通信の業務用語には、別表第4号に定める略語を使用するものとする」とこれらの略符号等の使用が義務付けられている。 無線従事者国家試験においても、陸上無線技術士など一部を除き、法規の中でこれら別表にある略符号や略語の知識を問われる。

その他の用語についても、海上通信や航空通信においては運用規則第14条第5項には、「海上移動業務及び海上移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、なるべく国際海事機関 (IMO)が定める標準海事航海用語 [6] 」を、第6項には、「航空移動業務及び航空移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、なるべく国際民間航空機関 (ICAO)が定める略語及び符号 [7] 」を使用するものと規定している。これらの用語等も広い意味での無線用語である。

上記以外の用語についても運用規則第10条第2項に「無線通信に使用する用語は、できる限り簡潔でなければならない」と冗長な用語の使用は戒められている。 また、電波法第58条には「実験等無線局及びアマチュア無線局の行う通信には、暗語を使用してはならない」とある。 この暗語とは通信の当事者のみしか理解できない用語のことである。 すなわち、これ以外の種別の局では使用してかまわないということであり、派生語、俗語の中には略語が慣用語となったもの、他の業務に由来する用語などがある。

無線局運用規則[編集]

この節の引用部の読点、促音、拗音の表記は原文ママ。また、サイクル、kc、ミリバールは告示制定時の単位でヘルツkHzヘクトパスカルに相当する。

別表[編集]

無線電信用[編集]

Q符号

別表第2号「無線電信通信の略符号」の「1 Q符号」による。

その他の略符号

別表第2号「無線電信通信の略符号」の「2 その他の略符号」による。

(1) 国内通信及び国際通信に使用する略符号
略符号 意義
AA ……の後全部(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
AB ……の前全部(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
ADS 名あて(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
AR 送信の終了符号
AS 送信の待機を要求する符号
BK 送信の中断を要求する符号
BN ……と……との間全部(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
BQ RQに対する答え
BT 同一の伝送の異なる部分を分離する符号
C※ 肯定する(又はこの前の集合の意義は,肯定と解されたい。)。
CFM 確認してください(又はこちらは,確認します。)。
CL こちらは,閉局します。
COL 照合してください(又はこちらは,照合します。)。
CP 特定の2局以上あて一般呼出し
CQ 各局あて一般呼出し
CS 呼出符号(呼出符号を請求するために使用する。)
DDD 遭難していない局が伝送する遭難通報であることを識別するために使用する。
DE ……から(呼出局の呼出符号又は他の識別表示に前置して使用する。)
DF ……時の貴局の方位は,当局の疑わしいセクタ内で,……度でしたが,……度の誤差があるかもしれません。
DIST-RESS 遭難
DO 方位は疑わしいから,後刻(又は……時に)再び測定を請求してください。
E 東(又は東経)
ETA 到着見込時刻
HH 欧文通信及び自動機通信の訂正符号
K 送信してください。
KA 送信開始の符号
KST 毎時……海里(ノット)
MIN 分時
MSG 通報(海上移動業務においては,船舶の運航又は航行に関して船長の発受する電報を表示する前置符号)
N 北(又は北緯)
NIL こちらは,そちらに送信するものがありません。
NO 否定する(又は誤り)。
NW
NX※ 航海者への通報(次に航海者への通報が続きます。)
OK こちらは,同意します(又はよろしい。)。
OL 洋上無線書信
P 無線私報を表示する前置符号
PBL 額表(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
PSE※ どうぞ
R 受信しました。
REF ……に関して(又は……を参照してください。)
RPT 反復してください(又はこちらは,反復します。)(又は……を反復してください。)。
RQ 請求の表示
S 南(又は南緯)
SIG 署名(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
SLT 海上無線書信
SOS 遭難信号
SVC 局報を表示する前置符号
SYS 貴局報を参照してください。
TFC 通信(又は電報)
TR 陸上局が移動局の位置及び次の寄航地を請求するために使用する。また,その答えを示す前置符号として使用する。
TTT この集合が3回送信されると安全信号となる。
TU ありがとう。
TXT 本文(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
VA 通信の完了符号
VVV 調整符号
W 西(又は西経)
WA ……の次の語(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
WB ……の前の語(反復を請求するためには問符の次に使用する。)
WD 語又は集合
WX※ 気象報(又は次に気象報が続きます。)
XQ 打合事項の伝送を表示するために使用する前置符号
XXX この集合が3回送信されると緊急信号となる。
YYY 衛生輸送体
YZ※ 次に続く語は,普通語です。
注1 ※を付した略符号は,航空移動業務並びに航空、航空の準備及び航空の安全に関する情報を送信するための固定業務において使用してはならない。

注2 文字の上に線を付した略符号は,その全部を1符号として送信するモールス符号とする。

(2) 国内通信にのみ使用する略符号
略符号 意義
コウ 電気通信業務の通信(電波法施行規則第37条第8号の通信を含む。)を表示する前置符号
カエ 電気通信業務の通信(電波法施行規則第37条第8号の通信を含む。)とその他の通信との切替符号
貴局
当局
通過番号
ガク 額表
チヤク 着信局名
ルイ 種類
字(語)数
ハツ 発信局名
タナ 発信番号
トキ 受付時刻
ウヘ 名あて
ウケナ 受信人名
ホホ 指定
ウウ 記事
ホレ 本文
オウブン 欧文通報
ワブン 和文通報
ラタ 和文通報の終了又は訂正
ダツ 貴局通過番号……は,脱号です。
センソウ 通過番号の順位にかかわらず特に先送する通報
……字(語)目を送信してください。
ヨワ ……と訂正してください。
イヤ どこから送信しましようか。
サラ 初めから更に送信してください。
……以下少し送信してください。
ケシ 取り消してください。
カシラ 欧文通報の語数照合のため,名あて以下各語の頭字を送信してください。
ラスト 本文の終りの方を少し送信してください。
コヌ 当局着信又は中継信ではありません。
カミ 当局は受信用紙がありませんからこのまましばらく待つてください。
ヌケル 短点が脱落気味です。
キエル 字号が消え気味です。
ネバル 字号が密着気味です。
EX 機器の調整又は実験のため調整符号を発射するときに使用する。
OSO 非常符号
EXZ 欧文の非常通報の前置符号
MDC 医療符号
HR 通報を送信します(最初の通報を送信しようとするときに使用する。)。
AHR 通報を引き続いて送信します(2通以上の通報を連続して送信する場合において,1通の通報の終了に引き続いて次の通報を送信しようとするときに使用する。)。
KEEP 機上に保留してください。
注 文字の上に線を付した略符号は,その全部を1符号として送信するモールス符号とする。

無線電話用[編集]

別表第4号「無線電話通信の略語」による。

略符号 意義又は左欄の略語に相当する無線電信通信の略符号
遭難,MAYDAY又はメーデー SOS
緊急,PAN PAN又はパンパン XXX
警報,SECURITE又はセキュリテ TTT
衛生輸送体,MEDICAL又はメディカル YYY
非常 OSO
各局 CQ 又はCP
医療 MDC
こちらは DE
どうぞ K
了解又はOK R又はRRR
お待ち下さい AS
反復 RPT
ただいま試験中 EX
本日は晴天なり VVV
訂正又はCORRECTION HH
終り AR
さようなら VA
誰かこちらを呼びましたか QRZ?
明瞭度 QRK
感度 QSA
そちらは……(周波数,周波数帯又は通信路)に変えてください QSU
こちらは……(周波数,周波数帯又は通信路)に変更します QSW
こちらは……(周波数,周波数帯又は通信路)を聴取します QSX
通報が……(通数)通あります QTC
通報はありません QRU
INTERCO※ 次に国際通信書による符号の集合が続きます。
通信停止遭難,SEELONCE MAYDAY又はシーロンス メーデー QRT SOS
通信停止遭難,SEELONCE DISTRESS又はシーロンス ディストレス QRT DISTRESS
遭難通信終了,SEELONCE FEENEE又はシーロンス フィニィ QUM
沈黙一部解除※,PRUDONCE※又はプルドンス※ QUZ
注1 ※を付した略語は,航空移動業務並びに航空、航空の準備及び航空の安全に関する情報を送信するための固定業務において使用してはならない。

注2 国際通信においては,略語(MAYDAY, PAN PAN, SECURITE, SEELONCE MAYDAY, SEELONCE FEENEE, PRUDONCE, CORRECTION, INTERCO及びこれらに相当する略語を除く。)は,必要に応じこれに相当する外国語に代えるものとする。

沿革[編集]

昭和25年(1950年)

  • 無線電信用略語には国内外の固定通信用として、別表第3号1に「Z略語」というZAL〜ZYS及び別表第3号2に「その他の略語」というCMG及び和文の略語があった。

昭和28年(1953年)

  • 別表第2号5に「航空無線通信業務に使用する諸種の略語及び符号」、第2号6に「印字方式通信のみに使用する通信用略符号」として航空関係の無線電信用及びラジオテレタイプ用略語が追加された。
  • 別表第4号「諸種の略語」が別表第4号1に「和文略語」とされ、別表第4号2に「航空無線通信業務に使用する欧文略語」として航空関係の無線電話用略語が追加された。

昭和30年(1955年)

  • 別表第2号3及び別表第2号5の「略語及び符号」という表現が「略符号」とされ、一部追加および削除された。
  • 別表第2号6が全面改正された。
  • 別表第4号2に一部追加がされた。

昭和36年(1961年)

  • 無線電信用
    • 「Z略語」、「その他の略語」が削除された。
      • 別途、告示[2]された。
    • 「諸種の略符号」、「国内通信にのみ使用する略符号」、「航空無線通信業務に使用する略符号」、「テレタイプライターによる通信のみ使用する略符号」が追加された。
  • 無線電話用
    • 「航空無線通信業務に使用する欧文略語」が追加された。

昭和44年(1969年)

  • 無線電信用
    • 「その他の略符号」にDISTRESSが追加された。
  • 無線電話用
    • 別表第4号1「航空無線通信業務に使用する略符号」が別表第4号「航空移動業務又は航空固定業務にのみ使用する略符号」と改称され、別表第4号2の「航空無線通信業務に使用する欧文略語」として航空関係の無線電話用略語が削除された。
      • 告示[4]に移行した。

昭和50年(1975年)

  • 「無線電話通信の略語」が次のように改正された。
    • 「緊急,PAN又はパン」が「緊急,PAN又はパン(航空移動業務に使用する場合に限る。) 緊急,PAN PAN又はパンパン」に変更
    • 「R」が「R又はRRR」に、「周波数」「周波数,周波数帯又は通信路」に変更
    • 「沈黙一部解除,PRUDONCE又はプルドンス」、「QUM」が追加

昭和59年(1984年)

  • 「無線電話通信の略語」から「緊急,PAN又はパン(航空移動業務に使用する場合に限る。)」が削除された。

平成2年(1990年)

  • 無線電信用
    • 「その他の略符号」に「YYY」、「衛生輸送体その他の略符号」が追加された。
  • 無線電話用
    • 「無線電話通信の略語」に「衛生輸送体,MEDICAL又はメディカル」、「YYY」が追加された。

平成11年(1999年)

  • 「無線電話通信の略語」の注が、「※を付した略語は,航空移動業務等において使用してはならない。」から「※を付した略語は,航空移動業務並びに航空、航空の準備及び航空の安全に関する情報を送信するための固定業務において使用してはならない。」に変更された。

告示[編集]

固定業務用[編集]

告示[2]にある固定業務用の略語を掲げる。 これは、固定局(陸上の移動しない無線局)同士の間で行われるモールス自動機による通信やラジオテレタイプの通信設定に用いられる。

1 Z略語
略語 意義
ZAC そちらが聞いている周波数(又は周波数及び呼出符号)を知らせてください。……/……の2周波送信をしています。
ZAL そちらの波長を変えてください。
ZAN こちらへは,全く感度がありません。
ZAP 受信証を送ってください。
ZAR 自動中継にもどしてください。
ZBN 送信を中断して,新しいスリップをかけ替えてください。
ZBR 回線を切ってください。調整しています。
ZBS そちらの符号は,はっきりしません。
ZBY 送信を中断して,1ヤード(メートル)前から再送してください。
ZCA 回線は,ひどい故障になっています。……からの信号は,全部読めません。読める信号か,又は連絡できる周波数を送ってください。
ZCB 回線不通。信号が聞こえません。聞こえる……を送ってください。
ZCC 暗語を照合してください。
ZCD そちらの照合は,違っています。
ZCF そちらの中心周波数を測定してください。
ZCI 回線不通。……は動いていて,利用できるとのことです。最初に使用できる信号を送ってください。
ZCK けんの操作を調べてください。
ZCL 局の識別のため,呼出符号をはつきり送ってください(毎分24語をこえない速度の国際モールス符号又は音声で)。
ZCO そちらは,照合しておりません。
ZCP こちらの受信状態が悪いから,電力をできるだけ増加してください。
ZCR 集中機を使っています。警戒信号を出してください。
ZCS 送信を中止してください。
ZCT 暗語を2回ずつ送信してください。
ZCW そちらは,……と直接通信中ですか。
ZDC こちらは,回線の障害を調べています。まもなく通知します。
ZDF/1―5 そちらの周波数は,……(指示の度合い)漂動します。
ZDH そちらの点は,あまりに重い(長い。)。もっと軽く(短かく[8])調整してください。
ZDL そちらの点は,あまりに軽い(短い。)。もっと重く(長く)調整してください。
ZDM そちらの点は,ぬけます。
ZDT これから,2周波送信にします。
ZDV そちらの点は,不規則ですから,直してください。
ZED/1―5 脱落は,……(指示の度合い)です。
ZEF/1―5 密着は,……(指示の度合い)です。
ZEG/1―5 変形は,……(指示の度合い)です。
ZFA 自動機が不良です。
ZFB はなはだしいフエージングがあります。
ZFC そちらのFSKの偏位を調べてください。
ZFD/1―5 そちらの符号のフエージングの深さは,……(指示の度合い)です。
ZFK FSKにもどしてください。
ZFO そちらの符号は,消えました。
ZFQ そちらの符号の周波数偏位は,……サイクルです。
ZFR/1―5 そちらの符号のフエージングの速さは,……(指示の度合い)です。
ZFS 少しフエージングがあります。
ZGF ……の符号は,毎分……語までは良好です。
ZGP 先順位にしてください。
ZGS そちらの符号は,強くなってきます。
ZGW そちらの符号は,弱くなってきます。
ZHA そちらの自動機による受信状態は,どうですか。
ZHC そちらの受信状態は,どうですか。
ZHM 送信機からふく射される高調波の受信機への入力は,……マイクロボルトです。
ZHS 自動機で毎分……語の速度で送信してください。
ZHY そちらは,……で入感しています。
ZIM/1―5 工業妨害又は医事妨害から生ずる中断は,……(指示の度合い)です。
ZIP 電力を増加してください。
ZIR そちらの送信機は,強い不必要なふく射があります。
ZIS/1―5 ……の空電妨害の強さは,……(指示の度合い)です。
ZJF/1―5 そちらの周波数は,……(指示の度合い)飛びます。
ZKO モールス・キーイングにもどしてください。
ZKQ 再開の用意ができたら知らせてください。
ZKW そちらの符号の電けん操作は,……です(百分率で示す。)。
ZLB しばらく送信を中断してください。
ZLD そちらの符号は,押え切りです。
ZLL 陸線操縦信号のゆがみは,操縦線ピックアップが原因のようです。
ZLP 低(最低)電力
ZLS こちらは,雷電のために受信を妨害されています。
ZMG 磁気活動
ZMO ちよっと待っていてください。
ZMP さん孔のまちがいか,又はさん孔機が不良です。
ZMQ ……まで待っていてください。
ZMU マルチパスの作用で,……信号の電けん操作が重くなっています(なるべく記号電流の百分率で示す。)。
ZNB こちらは,そちらの中断の要求がわからないから,2回ずつ送信します。
ZNC ……と通信していません。
ZNG 暗語を受信するには,状態が不良です。
ZNI 呼出符号(識別表示)が聞こえません。
ZNN 通信完了
ZNO 電波が出ていません。
ZNR 受信しません。
ZNS 新しいスリップをかけます。
ZOA こちらの送信機を調べました。符号は,よく出ています。
ZOD こちらは,……を聞いています。それが,同程度か又はもっとよくなったときに,それに変更します。
ZOH そちらには,どんな電報がありますか。
ZOK こちらは,よく受信しています。
ZOL 陸線に異状がありません。
ZOR 点だけを送信してください。
ZPA プリンターの「改行」がもれています。
ZPC プリンターの「復帰」がもれています。
ZPE 全部さん孔してください。
ZPF プリンター・モーターが,速い。
ZPO 普通語を反復しないで送信してください。
ZPP 普通語だけをさん孔してください。
ZPR 今かかっているところのスリップをかけ直してください。
ZPS プリンター・モーターが,おそい。
ZPT 普通語を2回ずつ送信してください。
ZRA 自動機のスリップが裏返しです。
ZRB そちらの中継符号が不良です。そちらの受信符号を調整してください。
ZRC そちらは,暗語を受信することができますか。
ZRK けん操作が逆です。
ZRL 今かかつているスリップの前のスリップをかけ直してください。
ZRM ……から,変調を除いてください。
ZRN 音調が,あらい。
ZRO そちらは,よく受信していますか。
ZRR 点を送信してください。
ZRS 電報……号(又は電報……号を含むスリップ)をかけ直してください(故障の種類を示す符号,たとえば,ZEG/1―5,ZPA,ZPC等を次に付けることができる。)。
ZRT 通信を再開してください。
ZRY テスト・スリップをかけてください。
ZSF もっと速く送信してください。
ZSH こちらには,はなはだしい空電があります。
ZSI ……の符号の強さ(受信機への入力マイクロボルト)を知らせてください。
ZSM 受信機への入力は,……マイクロボルトです。
ZSN ……(呼出符号及び周波数(kc))を測定し,シンポ略語で知らせてください。
ZSO スリップを1回だけかけて,送信してください。
ZSR そちらの符号は,強くてよく読めます。
ZSS もっとおそく送信してください。
ZST スリップを2回かけて,送信してください。
ZSU そちらの符号は,読めません。
ZSV そちらの速度は,変化します。
ZTA 自動機で送信してください。
ZTH 手送してください。
ZTI そちらの発射は,一時中断しました。
ZUA こちらの状態は,現波受信又は自動機受信には適しません。
ZUB そちらを中断させることができませんでした。
ZUC 今は,できません。……時からそうします。
ZVB バイアスが,変化します。
ZVF 信号の周波数が,変化します。
ZVP Vの連続を送信してください。
ZVS 信号の強度が,変化します。
ZWC こちらには,ワイパー又はクリックがあります。
ZWO 各語を反復しないで送信してください。
ZWR そちらの符号は,弱いが読めます。
ZWS/1―5 周波数が,……(指示の度合い)上下に変動します。
ZWT 各語を2回ずつ送信してください。
ZXA 速度……で受信するために調整しています(又は調整してください。)。
ZXC 写真電報は,……条件つきで,受け付けています。あとで通知します。
ZXD 線を送ってください。
ZXF そちらの浮動は,速い。
ZXH そちらの限度は,高い。……サイクルに減らしてください。
ZXJ そちらは,位相がはずれています。
ZXK そちらの同期送信は,正確ですか。
ZXL そちらの限度は,低い。……サイクルに増してください。
ZXO 最後の分は,……のためにはっきり出ない。
ZXP 写真電報を送ってください。
ZXS そちらの浮動は,おそい。
ZXV そちらの変調は,変化します。
ZYA すべての通信路の伝送をやめてください。調整のためにA通信路でAの連続を送ってください。
ZYC そちらの7単位回路で誤字を蓄積していることによる自動正誤の繰返し
ZYK ……通信路のそちらの電けん操作は,変化します。調べてください。
ZYM 単一プリンターから多重へ切り替えてください。
ZYN バイアスを中性にしてください。
ZYP 多重から単一プリンターへ切り替えてください。
ZYR 多重通信に……をかけてください。
ZYS そちらの送信の速度は,いくらですか。
ZYT そちらのサイラトロンを調べてください。
ZYX 多重……通信路にもどしてください。
注 略語に続く「1―5」の数字は,それぞれ次の意義を有し,この数字を付した略語を使用する場合は,その意義に相当する数字を当該略語に付して送信するものとする。

1 非常に少ない。
2 少ない。
3 中位
4 はげしい。
5 非常にはげしい。

参考 Z略語は、英国ケーブル・アンド・ワイヤレスが制定したものが基礎となっている。有線・無線通信の初期から商用通信で用いられたが、他の通信手段の発達により20世紀末には廃れてしまった。 これとは別に北大西洋条約機構(NATO)では、同様の構成であるが軍用通信に特化したZ code [9] を制定しており、21世紀になっても使用されている。 Z略語とZ codeとの間には、一部に重複があり異なる意義付けがされているので注意を要する。

2 その他の略語
略語 意義
CMG 引き続いて送信する電報があるから,このまましばらく待ってください。
インキ インキがなくなりましたから,しばらく待ってください。
タイプ タイプライターを取り替え又は調整しますから,しばらく待ってください。
リボン タイプライターのリボンを取り替え又は調整しますから,しばらく待ってください。
テイデン 停電ですから,しばらく待ってください。
トラ 自動送信機
レシバ 自動受信機
ガリ そちらのさん孔紙は,送信機の正当な位置にかかっていません。
バケ そちらのさん孔紙に変化が多いから,調べてください。
ウラ そちらのさん孔紙は,裏返しです。
カイサン 改さんしてください。
キレタ こちらの送信中のさん孔紙が切れました。
テスト テストを開始してください。
タイム 当局の割当時間がきました。

漁船に対する周知事項の通報用[編集]

告示[2]にある漁業通信用の略語を掲げる。 これはモールス通信に用いられるものである。

1.構成

順序 発見日時 発見位置 透明度 水温 漁群
天測又は推測の別 北緯 東経 表面 十米 二十五米 五十米 魚種 廻遊状況 大小 餌付
字数 ○○ ○○ ○○ ヒ○○○ フ○○○ ミ○○○ ヨ○○○

2.略符号

(い)発見日時

略符号 意義 略符号 意義 略符号 意義 略符号 意義
一昨日 午前1時 午後1時 10分
昨日 午前2時 午後2時 20分
今日 午前3時 午後3時 30分
午前4時 午後4時 40分
午前5時 午後5時 50分
午前6時 午後6時
午前7時 午後7時
午前8時 午後8時
午前9時 午後9時
午前10時 午後10時
午前11時 午後11時
午前12時 午後12時
零時

(ろ)発見位置



意義

意義

意義

意義

意義
天測 北緯0度又は東経120度
推測 北緯1度又は東経121度 北緯21度又は東経141度 1分又は2分 31分又は32分
北緯2度又は東経122度 北緯22度又は東経142度 3分又は4分 33分又は34分
北緯3度又は東経123度 北緯23度又は東経143度 5分又は6分 35分又は36分
北緯4度又は東経124度 北緯24度又は東経144度 7分又は8分 37分又は38分
北緯5度又は東経125度 北緯25度又は東経145度 9分又は10分 39分又は40分
北緯6度又は東経126度 北緯26度又は東経146度 11分又は12分 41分又は42分
北緯7度又は東経127度 北緯27度又は東経147度 13分又は14分 43分又は44分
北緯8度又は東経128度 北緯28度又は東経148度 15分又は16分 45分又は46分
北緯9度又は東経129度 北緯29度又は東経149度 17分又は18分 47分又は48分
北緯10度又は東経130度 北緯30度又は東経150度 19分又は20分 49分又は50分
北緯11度又は東経131度 北緯31度又は東経151度 21分又は22分 51分又は52分
北緯12度又は東経132度 北緯32度又は東経152度 23分又は24分 53分又は54分
北緯13度又は東経133度 北緯33度又は東経153度 25分又は26分 55分又は56分
北緯14度又は東経134度 北緯34度又は東経154度 27分又は28分 57分又は58分
北緯15度又は東経135度 北緯35度又は東経155度 29分又は30分 59分
北緯16度又は東経136度 北緯36度又は東経156度 0分
北緯17度又は東経137度 北緯37度又は東経157度
北緯18度又は東経138度 北緯38度又は東経158度
北緯19度又は東経139度 北緯39度又は東経159度
北緯20度又は東経140度 北緯40度又は東経160度
北緯41度又は東経161度
北緯42度又は東経162度
北緯43度又は東経163度
北緯44度又は東経164度
北緯45度又は東経165度

(は)透明度

略符号を用いず測定値を示す数字を二けたで表わす。測定しなかつたときは、「ナシ」とする。

(に)水温

略符号を用いず測定値を示す数字を小数点以下一けたまで三けたで表わす。但し、表面水温以外の資料がないときはその部分を示す数字は省略する。

(ほ)魚群

略符号 意義
かつお(魚種)
びんちようまぐろ(魚種)
水持素群(廻遊状況)
鳥付(廻遊状況)
さめ付(廻遊状況)
くじら付(廻遊状況)
木付(廻遊状況)
船付(廻遊状況)
餌持群(廻遊状況)
ハネ(廻遊状況)
大群(大小)
中群(大小)
小群(大小)
良好(餌付)
不良(餌付)

3.その他

前二項に該当しない事項を通報するときは、第一項の通報に引き続いて、普通の語辞を用いて送信する。

航空用[編集]

告示[4]にある航空用の無線電話略語を掲げる。

1.無線電話通信の略符号

(1) Q符号はQ符号#告示を参照。

(2) その他の略符号

略符号 意義
A こはく色(の)
A/A 空対空
AAL 飛行場標高上
ABM 真横に
ABN 飛行場燈台
ABT
ABV 数字を略体で示してください。(又は数字を略体で反復します。)
AC 高積雲
ACC 航空交通管制部(又は航空交通管制区管制)
ACCID 航空事故に関する最初の通知
ACCIDSUB 航空事故に関するその後の通知
ACFT 航空機
ACP 受諾通報
ACP 高度計規正点
ACPT 受諾する(又は受諾された。)
ACT 活動中の(又は活動化された若しくは活動性)
AD 飛行場
ADA 準管制区域
ADDN 追加(又は追加の)
ADF 自動方向探知機
ADIZ 防空識別圏
ADJ 隣接の
ADR 準航空路
ADZ 通過する。
AFIL 飛行中に提出した飛行計画
AFIS 飛行場における飛行情報業務
AFT ……(時刻又は場所)後(又はあと)
AFTN 国際航空固定通信網
A/G 空対地
AGA 飛行場,航空路及び地上援助施設
AGL 地上高
AGN 再び
AIC 航空情報サーキュラー
AIP 航空情報刊行物
AIRAC エアラツク方式によるノータム
AIRAP 航空機機上状況気象報(口頭形式)
AIS 航空情報業務
ALA 着陸(着水)地域
ALERFA 警戒の段階
ALR 警急通報
ALT 高度
ALTN (代替の)飛行場
AMD 修正する(又は修正された。)
AMS 航空移動業務
AOC 飛行場障害物図
AOC 管制受理通報
AP 空港
APCH 進入
APP 進入管制所(又は進入管制)
APR 4月
APRX おおよその(又はおおよそ)
ARFOR 空域予報気象通報式(国際気象通報式による。)の空域予報
ARMET 空域予報気象通報式(風,気温)の空域予報
ARP 飛行場標点
ARP 航空機機上状況気象報(記述形式)
ARQ 自動誤びゆう訂正
ARR 到着する(又は到着若しくは到着通報)。
ARS 航空機特別機上観測気象(記述形式)
AS 高層雲
ASC ……へ上昇する(又……へ上昇中)。
ASPH アスフアルト
ATA 実際到着時刻
ATC 航空交通管制
ATD 実際出発時刻
ATIS 飛行場情報自動通報業務
ATP ……(時刻又は場所)に(又は……(時刻又は場所)において)
ATS 航空交通業務
ATTN 注意
ATZ 飛行場周辺飛行空域
AUG 8月
AUW 全備重量
AVASIS 簡易式進入角指示燈
AVBL 利用できる。
AVG 平均(又は平均の)
AVGS 航空用ガソリン
AWY 航空路
AZM 方位(角)
B 青色(の)
BA 制動効果
BASE 雲底
BCFG 霧が散在している。
BCN 航空燈台
BCST 同報通信方式による送信
BDRY 境界
BKN 雲量8分の5以上8分の8未満
BLDG 建物
BLO 雲層下
BLSN 高い地ふぶき
BLW ……より下に(の)
BOH 視認できる高度
BOMB 爆撃
BRF 短い(要求された又は指示された進入方式を示す場合に使用する)。
BRG 方位
BS 商業放送局
BTL 雲層間
BTN 中間に
C 摂氏……度
CAT 晴天乱気流
CAVOK 特定の状態より良好な視程,雲及び現在天気
CB 積乱雲
CC 絹積雲
CDN 調整通報
CH チヤンネル
CH これは,このチヤンネルで受信した通報のチヤンネル通過番号のそちらの記録を照合するためのチヤンネル維持チエツク送信です。
CHG 変更通報
CI 絹雲
CI 都市の周辺(又は都市の上空)。
CIV 民間の
CLA 雨氷
CLBR 目盛り
CLD
CLR 許可する(又は許可された若しくは許可)。
CLSD 閉鎖された。
CMD センチメートル
CLR 完了(又は完了した若しくは完了する)。
CNL 取り消す(飛行場計画取消通報)。
CNS 連続的な
COM 通信
CON コンソル(又はコンソラン)
CONC コンクリート
COND 状態
CONST 建造(又は建造された)。
CONT 継続(又は継続した)。
COR 訂正する(又は訂正された若しくは訂正)。
COT 沿岸において
COV カバーする(又はカバーされた若しくはカバー)。
CPL 現行飛行計画通報
CS 絹層雲
CTA 管制区
CTAM ……に上昇して……を維持してください。
CTF こちらは,発信人(又は……局)に照会中です(質問に対する回答の場合に使用する。)。

又は
……は,発信人に照会中です(照会中の文字,数字等の集合を付する。)。

CTL 管制
CTN 警告
CTR 管制圏
CU 積雲
CUF 積雲状
CUST 税関
CW 持続電波
CWY クリアウェイ
D…… ……危険区域(識別表示を付する。)
DCD 2周波複信方式
DCS 2周波単信方式
DCT 直行の(直接の)(飛行計画の許可及び進入方式に関して使用する)。
DEC 12月
DECCA デツカ
DENEB 霧消散作業
DEG
DEP 出発する(又は出発若しくは出発通報)。
DES ……へ下降する(又は……へ下降中)。
DEST 目的地
DETRESFA 遭難の事態
DF 貴局の要求する局に接続中
DIF ぼんやりしている(雲低の状況)。
DIST 距離
DLA 遅延する(又は遅延若しくは遅延通報)。
DME 距離測定装置
DMO 副航空気象台
DNG 危険(又は危険な)
DP 露点温度
DPT 深さ
DRG ……の間
DRSN 目の高さより低い地ふぶき
DSB 両側波帯
DTM ……へ下降して……を維持してください。
DTG 日付及び時刻群
DTRT 悪化する(又は悪化)。
DTW デュアルタンデム車輪
DUC 厚い上層雲
DUP この記号は,重複しています。
DUR 期間
DW デュアル車輪
DZ 霧雨
EAT 予定進入時刻
EEE 誤り
EET 予定経過時刻
ELEV 標高
EM 発射
EMBD 雲層にうずめられた(他の雲層にうずめられた積乱雲を示すため)
EMERG 非常
ENE 東北東
ENG エンジン
ENRT 航空路上
EQPT 装置
ER こちらは……(又は,これとともに)
ESE 東南東
EST 指定された地点の予定到達時刻(又は予定する若しくは予定された。)
ETA 到着予定時刻(又は到着予定)
ETD 出発予定時刻(又は出発予定)
ETO 予定通過時刻
EV 各々の
EXC ……を除いて
EXER 練習(又は練習する若しくは練習する。)
EXP 予想する(又は予想された若しくは予想)。
EXTD 延長する(又は延長)。
F 固定した
F 華氏……度
FAC 施設
FAL 国際航空運送に関する便宜
FAX フアクシミリ送信
FBL 弱い(着氷,乱気流,混信又は空電の強度を示す場合に使用する。)
FC ろうと雲
FCST 予報
FEB 2月
FG
FIC 飛行情報の中枢となる機関
FIFOR 飛行予報気象通報式(国際気象通報式による。)の飛行予報
FIR 飛行情報区
FIS 飛行情報業務
FL 飛行高度
FLR 燈火
FLT 飛行
FLTCK フライトチエツク
FLUC 変動している(又は変動若しくは変動した。)(雲底の状況)
FLW 続く(又は続いている)。
FLY 飛行する(又は飛行している)。
FM ……から
FNA 最終進入
FOT 英国単位
FPL 提出飛行計画
FPM 毎分……フイート
FREQ 周波数
FRI 金曜日
FRNG 射撃
FRONT 前線(気象に関して)
FRQ ひんぱんな
FSL フルストツプランデイング
FST 最初の
FT フイート
FU
FZ 着氷性の
FZDZ 着氷性の霧雨(又は強い着氷性の霧雨)
FZFG 着氷性の霧
FZRA 着氷性の雨(又は強い着氷性の雨)
G 緑色(の)
GA 送信を再開してください。
G/A 地対空
G/A/C 地対空及び空対地
GCA 地上管制進入方式(又は地上管制進入)
GEN 通常の
GEO 地理上の(又は真の)
GLD グライダー
GMT グリニツジ標準時
GND 地上
GNDCK グランドチエツク
GP グライドパス
GR 雪あられ又はひよう
GRADU 漸次の(又は漸次)
GRVL 砂利
GS 対地速度
GLD
H24 24時間運用
HBN 危険航空燈台
HDG 針路
HEL ヘリコプター
HJ 日の出から日没まで
HN 日没から日の出まで
HO 運行上の要求を満たすことができる状態にある。
HOL 休日
HOSP 患者輸送機
HR 時間
HS 定時運用時間中利用できる状態にある。
HURCN ハリケーン
HX 運用時間不定
HZ ちり煙霧
IAL 計器進入・計器着陸についての指示図
IAO 雲に入つたり,出たり
IAR 航空路の交差点
IAS 指示対気速度
IBN 識別用燈台
ICE 着氷
ID 識別装置(又は識別若しくは識別する。)
IFF 敵・味方識別
IFR 計器飛行方式
IGA 国際一般航空
ILS 計器着陸方式(装置)
IM 内側マーカ
IMC 計器気象状態
IMG 入国
IMPR 改善する(又は改善)。
IMT 即時の(又は即時に)
INA 初期進入
INBD 入航の
INC 雲中飛行
INCERFA 不確定な段階
INFO 情報
INP 不可能ならば
INPR 進行中
INS インチ
INSTL 設備(又は設備する若しくは設備された。)
INT 交差(又は交差点)
INTER 断続的
INTL 国際の
INTRG 質問器
INTRP 中断する(又は中断若しくは中断された)。
INTSF 強化する(又は強化)。
INTST 強度
IR 滑走路上の氷
ISB 独立側波帯
ISOL 独立した
JAN 1月
JM こちらが送信してもよいときは,線の連続を送つてください。こちらの送信を中止すべきときは,点の連続を送つてください。
JTST ジエツト気流
JUL 7月
JUN 6月
KG キログラム
KHZ キロヘルツ
KM キロメートル
KMH 毎時……キロメートル
KT ノツト
KW ワツト
L 左(滑走路の識別)
L ロケーター(LM,LO参照)
LAN 内陸の
LAT 緯度
LB ポンド(重さの単位)
LCN 荷重分類指数
LDG 着陸
LDI 着陸方向指示器
LEFT 左(旋回の方向を示す場合に使用する。)
LEN 長さ
LGT 点燈する(又は点燈)。
LGTD 点燈した
LIH 高光度
LIL 低光度
LIM 中光度
LLZ ローカライザー
LM 中間ロケーター
LMT 現地標準時
LNG 長い(要求された又は指示された進入方式を示す場合に使用する。)
LO 印刷さん孔受信機にこちらを接続してください。
LO 外側ロケーター
LOC 位置上(又は所在地若しくは位置した)
LONG 経度
LORAN ロラン(長距離航空航行方式)
LR こちらが受信した最後の通報は,……(番号)です。
LRG 長距離
LS 最後の(又はこちらが送信した最後の)通報は,……(番号)です。
LSQ ラインスコール
LTD 限定された
LV 弱く,かつ,変わりやすい(風に関して)。
LYR 層(又は層をなした。)
M メートル
MAG 磁気の
MAINT 保守の
MAP 航空用地図及び航空図
MAR 3月
MAR 海上において
MAS A1の手送り単信方式
MAX 最大の
MAY 5月
MB ミリバール
MC ……(数)名あて人への配達用同文写し
MCW 変調持続電波
MEA 経路最低高度
MET 気象(又は気象の)
METAR 定時航空実況気象通報式(国際気象通報式による。)の気象通報
MHZ メガヘルツ
MIFG 地霧
MIL 軍用の
MIS ……(番号)は,脱落しています。
MKR マーカ無線標識
MM 中間マーカ
MMMM ……局(呼出符号)に接続してください(多重送信に使用する。)。
MMO 主航空気象台
MNM 最小の(最低の)
MNT 監視する(又は監視若しくは監視された。)。
MNTM 維持する。
MOD 並(着氷又は乱気流の強度を示す場合に使用する。)又はかなり多い(混信又は空電の強度を示す場合に使用する。)。
MON 山岳上に
MON 月曜日
MOTNE ヨーロツパ航空気象電気通信網
MOV 移動する(又は移動)。
MPH 毎時……マイル
MPS 毎秒……メートル
MRG 中距離
MS マイナス
MSA 最低安全高度
MSL 平均海面
MSR 通報……(番号)は,経由通信路を誤つています。
MT
MTU メートル法単位
MTW 山岳波
MWO 気象監視局
MX 霧氷と雨氷との混在
NAV 航行
NC 変更なし。
ND こちらは,……(航空機の識別表示)にあてた通報……(番号)を送達することができません。この旨を発信人に通知してください。
NDB 無指向性無線標識
NE 北東
NEH そちらの要求する局あての通信を取り扱う局にそちらを接続します。
NGT
NM 海里
NML 正常(又は通常の)
NNE 北北東
NNW 北北西
NOF 国際ノータム事務所
NOSIG 顕著な変化なし(トレンタイプの着陸予報に使用する。)
NOTAM ノータム(航空施設,航空業務,航空方式又は航空機の航行上の障害に関する情報で,航空機の運行関係者に迅速に通知すべき告知)
NOV 11月
NR 番号
NS 乱層雲
NW 北西
NXT 次の
OAC 洋上管制機関
OBS 観測する(又は観測された若しくは観測)。
OBSC えんぺいする(又はえんぺいした若しくはえんぺい)。
OBST 障害
OCA 洋上管制区
OCC 明滅(光)
OCC 回線は,ふさがつています。
OCL 障害除去限度
OCNL ときどきの(又はときどき)
OCS 障害除去表面
OCT 10月
OM 外側マーカ
OPA 霧氷
OPC 運行管理
OPN 開く(又は開くこと若しくは開いた)。
OPR 運行者(運用者)(又は運行する(運用する),運行中の(運用中の),運行しつつある(運用しつつある)若しくは運行上の(運用上の))
OP 運行又は運用
O/R 請求により(請求による)
ORD 指示の表示
OSV 洋上局
OTP 上に
OVC 一面におおつた。
P…… ……禁止区域
PANS 航空航行業務用手続
PAR 精測進入レーダー(GCA)
PARL 並列の
PE 凍雨
PERM 永久の
PJE 落下さん降下訓練
PLA 低空での進入訓練
PLN 飛行計画(又は飛行計画通報)
PN 事前の通知を要する。
PNR 引返し不能地点
PO じん旋風
POB 搭乗者総数
PP 雲を通過して下降する方式
PPI 監視レーダー目標標示装置
PPR 事前の許可を要する。
PROAR 空域予報気象通報式(高度を気圧で示し,国際気象通報式による。)の空域予報
PROB 確率
PROFI 空域予報気象通報式(高度を気圧で示し,国際気象通報式による。)の飛行予報
PRORO 空域予報気象通報式(高度を気圧で示し,国際気象通報式による。)の航空路予報
PROV 暫定的の
PS プラス
PSGR 乗客
PSN 位置
PSP 鉄製マツト
PTN 方式旋回
PUN 通報……のため新しいさん孔テープを準備してください。
PWR 出力(又は電力)
QAM 最新の気象観測
QBI 計器飛行を義務づけられた空域における飛行
QDM 磁針路(無風の場合の)
QDR 磁方位
QFE 飛行場標高(又は滑走路末端)での気圧
QFF 海面更正気圧(ミリバール)
QFU 滑走路の磁方位
QNE 1013.2ミリバールに規正した高度計副目盛の示す着陸時の高さ
QNH 地上における標高をうるための高度計副目盛の規正
QTE 真方位
QUAD 象限
R
R 制限区域(識別を付する。)
R 右(滑走路の識別)
RA
RAC 航空規則及び航空交通業務
RAG 滑走路制動ギヤー
RAI 滑走路方向指示燈
RAPID 迅速な(又は迅速に)
RAR レーダー影像識別要求通報
RASH しゆう雨
RASN みぞれ(又は強いみぞれ)
RB 照合してください。
RB 救助船
RBI レーダー影像識別通報
RCA 巡航高度に到達してください。
RCC 救難調整本部
RCF 無線通信障害通報
RCL 滑走路中心線
RDO 無線
RE 1時間内の現象
REC 受信する(又は受信機)。
REP 位置通報点
REQ 要求する(又は要求された。)。
RG 境界誘導燈
RITE 右(旋回の方向を示す場合に使用する。)
RJT 機器拒否通報
RMK 備考
RNAV エリアナビゲイシヨン
RNG AN式指向性無線標識
ROC 上昇率
ROFOR 航空路予報気象通報式(国際気象通報式による。)の航空路予報
RON 受信のみです。
RQS 補足飛行計画要求通報
RSC 副救難本部
RSP レスポンダビーコン
RSR 航空路監視レーダー
RTF 無線電話
RTG 無線電信
RTT 無線タイプライター
RUT その地区の航空路において通常使用する周波数
RV 救助船
RVR 滑走路視距離
RWY 滑走路
SA 砂じんあらし
SAN 衛生の
SAP できるだけ早く
SAR 捜索救助
SARPS 標準及び勧告方式(ICAO)
SAT 土曜日
SC 層積雲
SCT 分散した
SDBY 待機する。
SE 南東
SEC
SEL 選択呼出装置
SEP 9月
SER 役務を提供する(又は役務の提供若しくは提供を受けた)。
SEV 激しい(例えば,着氷又は乱気流の強度を示す場合に使用する。)
SFC 表面
SGL 信号
SH しゆう雨性
SID 標準計器出発
SIF 選択識別装置
SIGMENT 或る種の気象現象に関して気象監視局が発する普通語による情報
SIMFUL 同時になされる(又は同時に)
SIWL 単車輪荷重
SKC 晴天
SKD 予定(又は予定の)
SLW おそい
SMC 地上移動管制
SMO 補助航空気象台
SMR 空港面探知レーダー
SN
SNOWTAM スノータム(航空機の移動地域上の雪,氷,雪どけ又はこれらに伴う水溜りに起因する危険な状態の存在又は除去を一定の様式で通知する特定な一連のノータム)
SNSH しゆう雨性の雪
SPECI 指定特別航空実況気象通報式(国際気象通報式による。)の気象通報
SPECIAL 気象状態の好転又は悪化に関する特別観測気象通報(普通語による。)
SPL 補足飛行計画通報
SPOT 一定地点における風
SQ スコール
SR 日の出
SRE GCA監視レーダー
SRG 短距離
SRR 捜索救難地域
SS 日没
SSB 単側波帯
SSE 南南東
SSR 2次監視レーダー
SST 超音速輸送
ST 層雲
STA 直線進入
STAR 標準(計器)到着経路
STF 層雲状の
STN
STNR 停止している。
STOL 短距離離着陸
SUN 日曜日
SUPPS 地域補足手続
SVC 事務報
SVCBL 運用している
SW 南西
SWY 停止路
T 温度
TACAN タカン
TAF 飛行場予報気象通報式(国際気象通報式による。)の飛行場予報
TAIL 追い風
TAM 機器確認通報
TAR ターミナル地域監視レーダー
TAS 真対気速度
TAX 走行中(又は走行する)
TCU 立ち上り積雲
TCX 管制移管取消通報
TDO トルネード
TDZ 接地帯
TECR 技術的理由
TEL 電話
TEM 機器誤びゆう通報
TEMPO 一時の
TEND 向う(又は向つて)
TGL タツチアンドゴー
TGS 航空機地上誘導方式
THR 入口
THRU ……をとおして
THU 木曜日
TIL ……まで
TIP ……(場所)を通過するまで
TKOF 離陸
TMA ターミナル管制区
TNR ノン,レーダール管制移管通報
TRANS 送信する(又は送信機)。
TRS 熱帯性低気圧
TS 雷電
TSGR ひようを伴う雷電
TSSA 砂じんあらしを伴う雷電
TT テレタイプライター
TUE 火曜日
TURB 乱気流
TVOR ターミナルVOR
TWR 飛行場管制塔(又は飛行場管制)
TWY 誘導路
TWYL 誘導路リンク
TXT 本文
TYP 飛行機の形式
TYPH 台風
UAB ……から通知されるまで
UAC 高高度管制区管制機関
UAR 高高度飛行経路
UFN おつて告知するまで
UIC 高高度飛行情報機関
UIR 高高度飛行情報区
UNL 無制限の
UNREL 信頼できない。
U/S 運用されていない。
UTA 高高度管制区
VAL 峡谷において
VAL 有視界進入・有視界着陸についての指示図
VAN 滑走路警戒車
VAR 地磁気偏差
VASIS 進入角路指示燈
VER 垂直の
VFR 有視界飛行方式
VIA ……を経由して
VIO 強い(混信又は空電の強度を示す場合に使用する。)
VIP 要人
VIS 視程
VLR 超長距離
VMC 有視界気象状態
VOLMET 飛行中の航空機あて気象情報
VOR VHF全方向式無線標識
VORTAC VORとTACANの併置
VOT VOR受信機試験設備
VRB 可変の
VSA 地上を目視することにより
VSP 垂直速度
VTOL 垂直離着陸機
W 白色(の)
WAC 国際民間航空図(100万分の1)
WBAR ウイングバー燈
WDI 風向指示器
WDSPR 広範な
WED 水曜日
WEF ……から有効で(又は……から有効の)
WI ……の中に
WID
WIE 即時有効で(又は即時有効の)
WIP 進行中の作業
WKN 弱める(又は弱まり)。
WSW 西南西
WTSPT (海上の)たつまき
WX 気象
XBAR クロスバー(進入燈)
XS 空電
XX 強い(雨雪のような気象現象の形容に使用する。たとえば,強い雨には「XXRA」として使用する。)
Y 黄色(の)
YCZ 黄色注意燈(滑走路燈の)
YD ヤード
YES 肯定
YR そちらの

2.無線電話通信の略符号(航空移動業務に限る。)

(1) 一般略語

略符号 意義
ACKNOWLEDGE 通報を受信し理解したことを通知してください。
AFFIRM はい、そうです。
ALL STATIONS 各局あて一般呼出し
APPROVED 許可又は承認します。
BREAK 通報の各部分の分離を示す略語(通報の本文と他の部分との間に明確な区分がない場合に使用する。)
BREAK BREAK 繁忙時において、異なる航空機局に送信する通報の分離を示す略語
CANCEL さきの承認を取り消します。
CHECK システム又は手順を調べなさい。(通常、返答は期待しない。)
CLEARED 条件を付して運行を許可又は承認します。
CONFIRM こちらは次の……を正しく受信していましたか(又は、そちらはこの通報を正確に受信しましたか。)。
CONTACT ……と連絡をとりなさい。
CORRECT そのとおりです。
CORRECTION I SAY AGAIN 訂正送信を示す前置略語(通報の全文を反復して訂正する場合に使用する。)
DISREGARD 送信はなかつたものと考えなさい。
DISTRESS TRAFFIC 通常の業務を再開してよろしい。
GO AHEAD 送信してください。
HOW DO YOU READ? 当方の送信のめいりよう度はどうですか?
INTEPPILOT 航空機相互間での飛行情報に関する通信であることを示す略語
I SAY AGAIN 明確にするため又は強調するために反復します(数字のみの照合を行う場合には使用しない。)
MONITOR 周波数……で聴守しなさい。
NEGATIVE 許可できません、そのとおりではありません又はいいえ。
NEGATIVE I SAY AGAIN 訂正送信を示す前置略語(相手方の復唱に不明確な事項があった場合、復唱終了後に正しい事項を再送するときに使用する。)
OUT この通信は、これで終わります。応答は期待しません(通常、VHF通信では使用しない。)。
終わりどうぞ又はOVER 当方の通信は終わりました。応答を待ちます(通常、VHF通信では使用しない。)。
RADIO CHECK 感度試験を示す略語
READ BACK この通報の全部(又は特定の部分)を、受信したとおり復唱してください。
RECLEARED 承認が変更されたことを示す略語(新しい承認事項に前置する。)
REPORT 次に示す事項を通報してください。
REQUEST ……を知らせてください、又は……を求めます。
ROGER そちらの送信は全部受信しました(いかなる場合も、「READ BACK」を求められているとき又は「AFFIRM」若しくは「NEGATIVE」で回答を求められているときは使用しない。)。
SAY AGAIN そちらの送信の全部(又は次の部分)を復唱してください。
SAY AGAIN YOUR
CALLSIGN
そちらの呼出名称を再送してください。
SPEAK SLOWER もつと遅く送信してください。
STANDBY 当方から呼ぶまで、送信を待つてください。
STOP TRANSMITTING
MAYDAY
通信停止遭難(遭難局又は遭難通信の宰領局が使用する。)
STOP TRANSMITTING
DISTRESS
通信停止遭難(遭難局又は遭難通信の宰領局以外が使用する。)
THIS IS こちらは
TRANSMITTING BLIND 一方通信を示す前置略語
TRANSMITTING BLIND
DEW TO
RECEIVER FAILURE
受信設備の故障による一方通信を示す前置略語
VERIFY 発信人に照会し、確認してください。
WILCO 通報事項を了解しました。これに従います。
WORDS TWICE 通信が困難です。各語又は語群を2回送信してください(又は送信します。)。
WUN TOO TREE 送受信機の調整のため、テスト送信に使用する略語

(2) 要撃時に使用する略語

略符号 意義
INTERCEPT CONTROL 要撃管制を示す語
INTERCEPTED
AIRCRAFT
被要撃機を示す語
INTERCEPTOR
(call sign)
要撃機を示す語(次に要撃機である航空機の呼出名称を付する。)。
AM LOST 位置不明です(被要撃機が使用する。)。
CALL SIGN
(call sign)(注)
当方の呼出名称は、……(呼出名称)です(被要撃機が使用する。)。
CAN NOT(注) 従うことはできません(被要撃機が使用する。)。
DESCEND(注) 当方は降下を要求します(被要撃機が使用する。)。
HIJACK(注) 当方はハイジヤツクされています(被要撃機が使用する。)。
LAND
(place name)(注)
当方は、……(地名)への着陸を要求します(被要撃機が使用する。)。
REPEAT(注) そちらの指示を繰り返してください(被要撃機が使用する。)。
WILCO(注) 通信事項を了解しました。これに従います(被要撃機が使用する。)。
CALL SIGN(注) そちらの呼出名称を示してください(要撃機が使用する。)。
DESCEND(注) 着陸のため降下せよ(要撃機が使用する。)。
FOLLOW(注) 当機の後に続きなさい(要撃機が使用する。)。
PROCEED(注) 飛行を継続してよろしい(要撃機が使用する。)。
YOU LAND(注) この飛行場に着陸せよ(要撃機が使用する。)。

(注)この略語は、2回繰り返して使用するものとする。

(3) 業務等の識別に使用する略語

略符号 意義
APPROACH 進入管制
APRON エプロン管制
ARRIVAL 到着のための進入管制レーダー
CONTROL 管制区管制機関
DEPARTURE 出発のための進入管制レーダー
DISPATCH 運行管理
GCA 着陸誘導管制
GROUND 地上管制
PRECISION 精測進入管制レーダー
RADAR レーダー
RADIO 航空局
TOWOR 飛行場管制

派生語、俗語[編集]

以下は、

  • 通信士の用語、俗語
  • アマチュア無線家の用語、俗語
  • CB無線家の用語、俗語
  • 違法CB無線に由来する俗語

をとりまとめたものである。

(電信)とあるものはほぼ国際的に通用するが、それ以外は一部を除き日本国内にしか通用しない。 また、略符号はモールス通信で使うものであるが "CQ" のように音声通信で使うものもある。

なお、以下にあるうちで、一部の俗語(特に一部トラック運転手に由来するものなど、違法局(アンカバー)に関連するもの)の使用は自身の運用を疑われる危険などもあり、注意を要する。

用語 意味
B4 (電信)Beforeの略。コンテストの時、“QSO B4”と返されたら重複交信なので注意。
BECUZ (電信)Becauseの略。なぜなら。
BF FBを逆にして「悪い」。日本でしか通用しない。
BK (電信)Breakの略
(1)疑問文の後で、その回答を即座に送ってほしい時にKの代わりに使い、受けた側は回答の前後にこれを置いて返信する。
(2)他局間の交信に割り込む場合の合図。電話でも「ブレイク」として使う。
BT (電信)欧文モールスの等号「=」であり、文章間の区切りに使用される。
BURO (電信)ビューロー(後述の「ビューロー」、QSLカードの項目を参照)。
CQホレ (電信)和文モールス符号を使って交信する局に対するCQ呼出し。Q符号では“QOD6”が和文モールスを意味するが、アマチュア無線では「ホレ」が慣習的に使われている。
CQデルタデンマークエックスレイ CQDX(遠くの不特定局の呼び出し)を基にした違法CB用語(これではCQDDXになってしまう)。「コーリングCQユアスタンディングバイ」同様の言い回し。アマチュア無線では使わない。
CU (電信)see you の略。「またお会いしましょう」
CUD (電信)couldの略。「〜できましたか。(canの過去形)」
DR (電信)Dearの略。(親しみを込めて)〜さん。
ES (電信)and
EX 元〜。
FB Fine Businessの略で「良い」「素晴らしい」。電信、電話ともに広く使われている。
FER (電信)Forの略。モールス符号ではEが最も短い符号であるため、このように略される。
FOTO (電信)Photoの略。
HPE CU AGN (電信)I hope to see you againの略。またお会いしましょう。
GA (電信)
(1)Good Afternoonの略。こんにちは。(海外局との交信では相手局の時間に合わせる、またはFRM JA(日本より)を付して日本時間で。以下同じ)
(2)Go Aheadの略。どうぞ(あまり使われない 周波数占用権を譲る時の合図)。
GB (電信)Good Byeの略。さようなら。
GE (電信)Good Eveningの略。こんばんは。
GL (1) Grid Locator(グリッド・ロケーター)の略
(2) (電信)Good Luckの略。
GM (電信)Good Morningの略。おはようございます。
GUD (電信)Goodの略。良い。素晴らしい。
HI 電信で笑い声を表す。モールス符号では「・・・・ ・・」(Iの・・の間隔を通常より少し空けて打つことがある)。文中の(笑)と同義。
HW? (電信)How?の略。どうですか。
KN (電信)他局の割り込みを許さない「どうぞ」。
LID poor operator。下手な運用者。lid(蓋)から、“蓋をしたくなるひどいオペレート”の意。日本の通信士の間では和文で「ヘボカワレ」という語も存在した。
/M (電信)コールサインの後に付けてモービル(自動車)から運用中。同様に、海上では/MM、航空機では/AM。
NIL (電信)こちらから伝送するものはありません。
NW (電信)Nowの略
(1) 今
(2) さて(話題を変えるときに使う)
OM Old Manの略(運用歴の長いベテランハム、ないし先輩の技士について、敬称的に使う)。
OP (電信)Operatorの略。運用者の名称。
OT Old Timerの略。長年無線に携わって来た(2010年代の日本の場合、戦前の旧制度時代のコールサインを持っていた、ないし、第二次大戦終戦直後のサフィックス2文字(JA1AA~JA1ZZ等)コールサイン等)「OMの中のOM」といった先達への敬称。
PSE (電信)Pleaseの略。“どうぞ〜を送ってください”若しくは“お願いします”。
PTT Press to Talk もしくは Push to Talk。無線電話機における送信ボタンのこと。
PWR (1) (電信)電波の出力。空中線電力。
(2) 電源(これは無線以外にもしばしば見かける)
QR Q符号のQRM(混信)の略といわれる。違法CBで使用(これではQRMなのかQRN(雑音)なのか分からない)。派生して交通渋滞や多忙な状況を表しているといわれる。
RIG (電信)無線機。
SIGS (電信)Signalsの略。信号。
SRI (電信)Sorryの略。すみません。
TEST (電信)(1) コンテストの略
(2) 無線機器の試験。
TKS、TNX (電信)Thanksの略。
TU (電信)Thank youの略。ありがとう。
UR (電信)Yourの略。あなたの。
VA (電信)通信終了が転じて、さようなら。アマチュア無線では、ここだけ速度を遅くして打ち、直後に短点(ドット)を2個送る(E Eと聞こえる)慣習がある。
VIA(バイア) 〜経由で。ラテン語が発祥。「ビューロー経由」は「VIA BURO」(「BY THE BURO」ではない)。
VY (電信)Veryの略。とても。
WX 天気 (=Weather)。
XYL 奥さん。ex(=元)YLから派生。日本ではXの形から謙譲表現で「バッテン」ともいう。
YL Young Ladyの略、若い女性。転じて、年齢に関係なく女性のことを指す。
YM Young Manの略。
(1)若い男性。
(2)経験の浅い運用者。
73(セブンティースリー) 男性に対して「さようなら」の意。Best regardsに相当する。初心者が間違って、723(セブンツースリー)と言うことがある。
88(エイティーエイト) 本来は女性から男性に対して「さようなら」の意。Love and kissesに相当する。日本では何故か男性から女性に比較的気軽に使われているが、原意からすると海外では女性に対して使うことは意味不明かつ失礼である。
アイボール 目玉の意。転じて相手と直接会うこと。1対1で会うことを指す場合もある。
アリゲーター (他局を)喰って(=強い電波で被せて)ばかりの局。電波は強いが受信の能力が弱い局をワニに例えてこう呼ぶ(耳は小さいくせに口はデカい)。衛星通信で嫌われる行為のひとつ。
アルコール変調、AC変調 酒に酔った状態で運用すること。
アンカバー、UC 不法局、違法局。原語はUndercovered。
オーバーパワー 無線局に許された空中線電力を上回る出力で運用すること。電波法令違反。
お初(おはつ)、ファースト、1st その相手との初めての交信。
オフバンド (1)電波法令で定められた周波数帯を逸脱して運用すること。警察無線消防無線などの通信を妨げた場合、人命にも関わることがある。
(2)その周波数帯に定められたバンドプランを逸脱して運用すること。
開局 (1)その日の運用を開始すること。
(2)新しい無線局の運用を始めること。
貴局 相手局に対する呼称。
局長、局長さん 個人局に対する呼称の一種。免許の上では個人局であればオペレーターは誰でも局長である。
現着 「現地に到着」の略。警察・消防無線用語「現場(げんじょう)到着」がCBに転用された。
コマーシャル 仕事(職業)を指す。勤務先は「コマーシャルベース」という。CB由来らしい。
コンテスト 一定時間に交信した局の数を競うなどの競技。コンテストに参加中の局にコンテスト内容以外の交信をもちかけるのはマナー違反。
サイレントキー 電鍵が沈黙する、転じて無線家が亡くなること。
上空 (1)無線局免許状に記載される、運用を許される場所のひとつ。
(2)モービル局が、橋や高架の上を通過中であることを○○上空と表現することがある。違法CB由来。
常置場所 移動する無線局が通常無線設備を置く場所のことであるが、自宅を指すことも多い。
スライド モービル(自動車)局同士がすれ違うことを言う。英語のslideにすれ違うという意味はなく、誤用が違法CBで広まった。大出力の違法CB局の場合、相手の無線機の受信部を破壊する恐れがあるため、スライド時は送信を止めるのがマナーである。
セカンド、2nd (1)その相手方との2回目の交信。コンテストでは重複交信は得点計上出来ないのでこの表現で注意を受ける。また、通常時における偶然の再交信もこの表現で挨拶する。
(2)自分の子ども。第2高調波(セカンドハーモニクス)から。親は基本波(ファンダメンタルウェーブ)になる。
たぬき、たぬきワッチ たぬき寝入りから転じて、他局間の交信を気付かれないように傍受すること。自分の存在を隠したいわけではないが自ら交信に加わる気がないときに、交信中の局に告げずに傍受のみをすることも指す。
タワー 高い位置に空中線を配置するための電波塔のこと。アマチュア無線家にとって庭や屋根の上にそびえるタワーは趣味の極みである。
チャージ 食事。
チャンネルチェック 自局が電波を出すに先立ち、当該周波数が他局の交信に使用されていないことを確認する「問いかけ」。電波法令上は当該周波数を十分に聴取し、入感がなければ使用してもよいが、そのチャンネルで交信中の複数の局のうち自局では受信できない遠い局が送信中の場合もあるため、慣例的にそのチャンネルを使用している局がないかどうかを確認する礼儀作法が生まれた。列車の自由席などで空席かどうか不明のとき、「空いてますか?」と問いかけるのと同じことである。
当局 (1)個人局の運用者が自分自身を指して用いる呼称。「私」と同じ。
(2)運用者が自分の無線局を指す語。
無線局が出す電波のこと。
入感 電波が受信できている状態。関西地方では相手局を呼び出すのに「感ありや?」と言うことがある。
ニューヨーク 入浴。違法CB由来らしい。
発報 電波を発信すること。CB由来。
ハンディ機 人が持ち運んで運用するための、電池を搭載した小型無線機。一般的にいうトランシーバーの形態。
バンドプラン 周波数帯毎に定められた、運用できる電波型式の周波数の範囲。(アマチュア無線の周波数帯参照)
ビーム 八木アンテナをはじめとした指向性の強い空中線のこと。
ビューロー QSLカードの転送業務を行う組織。電信では"BURO"。日本では、巣鴨のJARL事務局で行っていたものを、2000年に島根県の会社にアウトソーシングした事から「島根経由で」という事もある。
ファイナル (1)交信を終了すること。
(2)送信機の終段素子
フレンド 親しい交信相手。
閉局 (1)その日の運用を終了すること。
(2)無線局を廃止すること。
ペディション、ペディ 和製英語。本来はexpeditionが転じたDX-peditionである。欧文でpeditionと書くと、このような英単語は存在しないので、英語話者には全く通じない。
ホイップアンテナ 多くは地面に対して垂直の単一の棒状で、無指向性の空中線を指す。
マル 了解のこと。アクセントはどういうわけか「マ」にある。CB由来。
無変調 主にFMモードにおいて搬送波のみが送信され続ける状態。意図せずPTTを送信状態で固定してしまった場合、いたずらや妨害の場合、無線機の故障の場合などがある。いずれにしても無駄な電波を垂れ流す迷惑な行為。
メインチャンネル バンドプランにおいてFMモードにより連絡設定に用いる周波数。145MHz,433MHzなど。対して呼出し後に移る周波数は「サブチャンネル」という。
モービル (1)自動車で移動しながら運用すること。
(2)自動車搭載用の小型無線機のこと。モービル機。IT端末のようにモバイルとはいわない。
(3)常置場所以外のロケーションのよい場所等に移動して運用すること。
よいしょ〜 トラック運転手が走行中に口癖のように使う。無線は電話と違い片通話であるので、送信中は一人で喋り続けなければならない。用件の無い単なる暇つぶしの交信のときは、間が持てないので、このような言葉を挿入して喋りが途切れないようにする。
ラウンドテーブルQSO 3局以上が交代で送信しながら交信すること。ラウンドテーブルは「円卓」の意。
ラグチュー 仲間の局との長時間に渡る雑談の交信。
ロケーション 無線局を運用する立地のこと。高い場所、周囲に障害物のない場所が「よいロケーション」となる。
ワッチ (Watch) 傍受。本来の発音は「ウォッチ」。語源は船員の当直を意味する「ワッチ」と同じで、同じようになまったもの。

脚注[編集]

  1. ^ ITU-R M.1172 Miscellaneous abbreviations and signals to be used in radiotelegraphy communications in the maritime mobile service (the International Amateur Radio Club, 4U1ITU)のSection II. Miscellaneous Abbreviations and Signals
  2. ^ a b c d 昭和36年郵政省告示第789号 無線局運用規則第13条第2項の規定に基づく固定業務において使用することができる略符号(電波利用ホームページ 総務省電波関係法令集)
  3. ^ 昭和25年電波監理委員会告示第236号 無線局運用規則第106条の規定による漁船に対する周知事項の通報に使用する略符号(同上)
  4. ^ a b c 昭和44年郵政省告示第241号 航空移動業務の無線通信において使用する略符号 (PDF)電波産業会 情報提供業務)
  5. ^ 無線局運用規則第60条の規定による識別符号 (PDF) (同上)
  6. ^ Standard Marine Communication Phrases (PDF) (sailpress.com)
  7. ^ ICAO abbreviations and codes (PDF) (dcaa.trafikstyrelsen.dk)
  8. ^ 送り仮名の表記は原文ママ
  9. ^ ACP 131(F) - Communications Instructions Operating Signals (PDF) (jcs.dtic.mil)のCHAPTER2 SECTION B

関連項目[編集]