海上保安庁音楽隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

海上保安庁音楽隊(かいじょうほあんちょうおんがくたい、英語: Japan Coast Guard Band)は、海上保安庁に置かれている音楽隊である。

日比谷公園での広報演奏

概要[編集]

1951年(昭和26年)1月に「海上保安庁音楽隊」()が36名編成で発足した。しかし、1952年(昭和27年)に海上自衛隊の前身にあたる海上警備隊が海上保安庁内に設置されたことに伴い、この音楽隊は同年7月に海上警備隊に移管されて「海上警備隊音楽隊」となった。さらに同年8月には保安庁設置によって海上保安庁から独立した警備隊の音楽隊になり、1954年(昭和29年)7月の防衛庁自衛隊)発足で海上自衛隊の音楽隊になった。

「海上保安庁音楽隊」(旧)の移管から36年後の1988年(昭和63年)、海上保安庁創設40周年を機に、新たに「海上保安庁音楽隊」()が編成された。発足以来、稲垣征夫が技術顧問として指導を行い、指揮者を務めている。自衛隊の音楽隊員が音楽演奏を主業務とする(いわゆる専務隊)のに対して、海上保安庁の音楽隊員は一般の業務に従事しながら音楽隊の活動を行う(いわゆる兼務隊)。

音楽隊は海上保安庁殉職者追悼式や海上保安大学校卒業式など庁内の式典で演奏するほか、定期演奏会や広報行事などで一般向けにも演奏を行っている。また、下記のように国家行事での演奏実績もある。

演奏時に着用する制服としては、第1種演奏服、第2種演奏服(甲)及び第2種演奏服(乙)の3種が設けられている。

演奏実績[編集]

採用[編集]

音楽隊員としての採用は行っていない海上保安学校または海上保安大学校を卒業して通常の海上保安官として入庁後、音楽隊を希望すれば、数年の現場業務の後に音楽隊へ入ることが可能となる場合もある。ただし、その時々の各パート要員の充足状況などによっては希望にそぐわない場合もある。音楽隊の任期が終了すると、再び全国の現場第一線に復帰することになる。

教育期間を短縮できることから楽器の経験者が優遇される傾向にあり、2016年には経験した楽器の担当として事務官が音楽隊員に選出された[1]

歴代の海上保安庁音楽隊長
氏名 在任期間 備考
10 東智伸 2009年4月1日-
12 三谷聡史 2015年4月-
13 佐野和也 2016年4月-

脚注[編集]

  1. ^ 米田堅持 (2016年5月23日). “海保:音楽隊に初の女性事務官 即戦力の打楽器担当”. 毎日新聞. 2016年5月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]