池田茶臼山古墳

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池田茶臼山古墳
Ikeda tyausuyama01.jpg
墳丘
所在地 大阪府池田市五月丘1丁目6-15(茶臼山公園内)
位置 北緯34度49分34.12秒
東経135度26分2.74秒
座標: 北緯34度49分34.12秒 東経135度26分2.74秒
形状 前方後円墳(柄鏡式)
規模 墳丘長57m
築造年代 4世紀中頃
埋葬施設 竪穴式石室1基
埴輪円筒棺2基
出土品 副葬品・埴輪
史跡指定 大阪府指定史跡「池田茶臼山古墳」
地図
池田茶臼山古墳の位置(大阪府内)
池田茶臼山古墳
池田茶臼山
古墳
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池田茶臼山古墳の航空写真
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

池田茶臼山古墳(いけだちゃうすやまこふん)は、大阪府池田市五月丘(さつきがおか)にある古墳。形状は前方後円墳。大阪府指定史跡に指定されている。

概要[編集]

大阪府北部、五月山丘陵上に築造された古墳である[1]。これまでに盗掘に遭っているほか、1957年昭和32年)の五月丘区画整理事業で取り壊しが予定されたが、保存運動により現在は史跡公園の「茶臼山公園」として保存・整備されている[2]

墳形は前方部が発達しない「柄鏡式」の前方後円形で[3]、前方部を南東方に向ける。墳丘長は57メートル[4][3]。墳丘表面では葺石埴輪列が検出されている。主体部の埋葬施設は、後円部における竪穴式石室1基と、後円部・前方部境における埴輪円筒棺1基、後円部北側における埴輪円筒棺1基の計3基[1]。竪穴式石室は盗掘に遭っているが、発掘調査において副葬品数点が検出されている[1]

この池田茶臼山古墳は、古墳時代前期の4世紀中頃の築造と推定される[3]猪名川左岸において築造された首長墓としては、最も早いものの1つに位置づけられる[3]。古墳域は1972年(昭和47年)に大阪府指定史跡に指定され、出土品は1978年(昭和53年)に池田市指定有形文化財に指定されている[5]

埋葬施設[編集]

埋葬施設としては、竪穴式石室1基・埴輪円筒棺2基の計3基が認められている。

竪穴式石室
後円部中央に位置する。石室主軸は墳丘主軸と直交し、長さは6.35メートルを測る。底部は粘土棺床とし、石室内面には赤色顔料が塗られていた。盗掘に遭っているため全容は明らかでないが、発掘調査では脚付椀形土師器などの副葬品が出土している(後述[1]
埴輪円筒棺
後円部・前方部境に位置する。発掘調査では刀子1本が出土している[1]
埴輪円筒棺
後円部北側の墳丘基底部に位置する[1]

出土品[編集]

竪穴式石室出土品[2]

  • 脚付椀形土師器 1点
  • 碧玉製石釧 1点
  • 碧玉製管玉 6点
  • ガラス玉
  • 鉄製品

文化財[編集]

大阪府指定文化財[編集]

  • 史跡
    • 池田茶臼山古墳 - 昭和47年3月31日指定[5][6]

池田市指定文化財[編集]

現地情報[編集]

所在地

交通アクセス

関連施設

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f 茶臼山古墳(平凡社) 1986年.
  2. ^ a b 史跡説明板。
  3. ^ a b c d "4世紀の前方後円墳と判明、大阪 -池田市の池田茶臼山-"(共同通信、2016年9月22日記事(47NEWS))。
    "大和政権の影響及ぶ? 「池田茶臼山」4世紀の前方後円墳と判明"(産経新聞、2016年9月22日記事)。
  4. ^ 墳丘長に関しては、かつて62メートルという数字が知られたが、2016年の調査により57メートルと見積もり直されている。
  5. ^ a b c 大阪府内指定文化財一覧表(大阪府ホームページ)の池田市ファイルより。
  6. ^ a b 池田市文化財一覧(池田市ホームページ)。

参考文献[編集]