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奥州都市圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水沢都市圏から転送)

奥州都市圏(おうしゅうとしけん)とは、岩手県奥州市を中心市とする都市圏のこと。2000年までは水沢都市圏と呼ばれていた。2006年2月20日、2000年時点の旧水沢都市圏を構成する2市2町1村(水沢市江刺市胆沢郡前沢町胆沢町衣川村)の「都市圏」合併により、奥州市となった。そのため、奥州市は旧水沢都市圏とほぼ同義となっている。合併前は「胆沢郡」と「江刺郡」を合わせた「胆江地区(たんこうちく)」と呼ばれており、岩手県交通胆江営業所胆江日日新聞、胆江病院、胆江タクシーなど地元企業名に名残がある。

定義

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一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

「10 % 都市圏」(通勤圏)

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奥州市を中心市とする都市雇用圏(10%通勤圏)の人口は約14万人(2010年国勢調査基準)。

都市雇用圏(10 % 通勤圏)の変遷
  • 奥州(水沢)・北上・花巻・一関の各都市圏の 10 % 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 自治体
(現在)
遠野市 - - - - - - 遠野市
宮守村 - - - 北上 都市圏
220258人
-
大迫町 - - - 北上 都市圏 北上 都市圏 花巻市
東和町 花巻 都市圏
97389人
花巻 都市圏
98853人
花巻 都市圏
99643人
石鳥谷町
花巻市
北上市 北上 都市圏
76633人
北上 都市圏
82851人
北上 都市圏
87969人
北上市
和賀町
江釣子村
金ケ崎町 - 水沢 都市圏
142279人
水沢 都市圏
143633人
奥州 都市圏
141071人
金ケ崎町
水沢市 水沢 都市圏
124722人
水沢 都市圏
133028人
水沢 都市圏
125216人
奥州市
江刺市
胆沢町
前沢町
衣川村 - - 一関 都市圏
117414人
一関 都市圏
  • 2006年平成18年)1月1日 - 花巻市、稗貫郡石鳥谷町・大迫町、和賀郡東和町が対等合併し、花巻市が新設された。
  • 2006年(平成18年)2月20日 - 水沢市・江刺市、胆沢郡前沢町・胆沢町・衣川村が合併し、奥州市が誕生した。

自治体の変遷

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ここでは、変遷表による記述にとどめておく。詳しくは胆沢郡江刺郡の記事を参照されたい。

変遷表


明治以前 明治8年10月17日 明治8年 - 明治22年 明治22年
4月1日
町村制施行
明治22年 - 大正15年 昭和元年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在


片岡村 片岡村 片岡村 岩谷堂町 岩谷堂町 岩谷堂町 昭和30年2月10日
江刺町
昭和33年11月3日
市制 江刺市
平成18年2月20日
奥州市
奥州市
増沢村
餅田村
歌書村 広瀬村 広瀬村 広瀬村 広瀬村 広瀬村
鴨沢村
軽石村
一関村
二関村 稲瀬村 稲瀬村
三関村
上門岡村 一部 稲瀬村 稲瀬村 稲瀬村
一部 昭和30年7月10日
北上市に編入
平成3年4月1日
北上市
北上市
下門岡村 一部
一部 昭和33年11月3日
市制 江刺市
平成18年2月20日
奥州市
奥州市
石関村
三照村 照沢村 照沢村
倉沢村
伊手村 伊手村 伊手村 伊手村 伊手村 伊手村
高寺村 愛宕村 愛宕村 愛宕村 愛宕村 愛宕村
田谷村
二子町村
次丸村 玉里村 玉里村 玉里村 玉里村 玉里村
角掛村
大田代村 田代村 田代村 田原村 田原村 田原村
小田代村
石山村 石原村 石原村
原体村
土谷村
浅井村 藤里村 藤里村 藤里村 藤里村 藤里村
横瀬村
野手崎村 梁川村 梁川村 梁川村 梁川村 梁川村
栗生沢村
菅生村
人首村 米里村 米里村 米里村 米里村 米里村
黒石村 黒石村 黒石村 黒石村 黒石村 昭和29年4月1日
水沢市
水沢市
羽黒堂村 羽田村 羽田村 羽田村 羽田村
田茂山村
鶯沢村
黒田助村


塩竈村 塩竈村 塩竈村 水沢町 水沢町
北下葉場村 北下葉場村 北下葉場村
安土呂井村 一部[1] 常盤村[2] 常盤村の一部
(四丑・茄子川・安土呂井)
一部[1]を除く 佐倉河村 佐倉河村
四丑村
茄子川村
八幡村 宇佐村 宇佐村
佐野村
上葉場村 満倉村 満倉村
栃木村
下河原村 下河原村 下河原村
瀬台野村 常盤村[2] 常盤村の一部(瀬台野) 真城村 真城村
中野村 中野村 中野村
須江村 秋成村 秋成村
堤尻村
上姉体村 姉体村 姉体村
下姉体村 白山村 白山村
六日入村 白山村 白山村 白山村 昭和30年4月1日
前沢町
上麻生村 稲置村[3] 稲置村の一部(上麻生)


赤生津村 赤生津村 赤生津村 明治12年1月4日
東磐井郡赤生津村
東磐井郡
生母村
東磐井郡生母村 東磐井郡生母村
母体村 母体村 母体村 明治12年1月4日
東磐井郡母体村


前沢村 前沢村 前沢村 前沢町 前沢町 前沢町
白鳥村 白鳥村 白鳥村
目呂木村 稲置村[3] 稲置村の一部(目呂木・関)
関村 古城村 古城村 古城村
中畑村 古城村 古城村
小山村 本郷
その他 小山村 小山村 小山村 小山村 小山村 昭和30年4月1日
胆沢村
昭和42年4月1日
町制 胆沢町
南下葉場村 南下葉場村 南下葉場村 南都田村 南都田村 南都田村
都鳥村 都鳥村 都鳥村
柳田村 東田村 東田村
新里村 若柳村 若柳村 若柳村
若柳村 若柳村 若柳村
上衣川村 上衣川村 上衣川村 衣川村 衣川村 衣川村 衣川村
下衣川村 下衣川村 下衣川村
永徳寺村 永栄村 永栄村 永岡村 永岡村 永岡村 昭和30年3月1日
金ヶ崎町
平成19年10月1日
改称 金ケ崎町
金ケ崎町
百岡村
永沢村 永沢村 永沢村
西根村 西根村 西根村 金ヶ崎村 大正14年9月1日
町制 金ヶ崎町
金ヶ崎町
三ヶ尻村 三ヶ尻村 三ヶ尻村
相去村 一部[4] 相去村 明治11年11月26日
和賀郡相去村
明治12年1月4日
東和賀郡相去村
東和賀郡
相去村
明治29年3月29日
胆沢郡に復帰
昭和29年4月1日
北上市の一部
昭和29年10月1日
金ヶ崎町に編入
一部[4]を除く 北上市 北上市 平成3年4月1日
北上市の一部
北上市


上口内村 福岡村 福岡村 福岡村 福岡村
下口内村
枛木田村
小池村
水押村

地域メディア

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主な交通機関

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鉄道

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c 一葉起・肥後起・三本木
  2. ^ a b 常盤村は明治8年(1875年10月17日に瀬台野村・四丑村・茄子川村・安土呂井村の合併により成立。明治22年(1889年4月1日に分村し、旧・安土呂井村の一部[1]水沢町へ、旧・瀬台野村域は真城村へ、残部は佐倉河村となる。
  3. ^ a b 稲置村は明治8年(1875年10月17日に上麻生村・目呂木村・関村の合併により成立。明治22年(1889年4月1日に分村し、旧・上麻生村域は白山村へ、旧・目呂木村域は前沢町へ、旧・関村域は古城村となる。
  4. ^ a b 字六原の大部分

外部リンク

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