歩兵第60連隊
表示
歩兵第60連隊 | |
---|---|
創設 | 1905年 |
廃止 | 1925年 |
再編成 | 1937年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 豊橋 / 京都 |
通称号/略称 | 祭7368 |
上級単位 | 第15師団(第1次編成) / 第15師団(第2次編成) |
最終位置 | タイ王国 バンコク西方 |
戦歴 | 日露 - 日中 - 第二次世界大戦 |
歩兵第60連隊(ほへいだい60れんたい、歩兵第六十聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
沿革
[編集]- 1905年(明治38年)
- 1908年(明治41年)11月14日 - 愛知県渥美郡高師村に移転し翌日から事務を開始[1]。
- 1925年(大正14年)5月1日 - 宇垣軍縮により所属する第15師団とともに廃止される
- 1937年(昭和12年)4月 - 名古屋師管区内にて復活した第15師団(第二次編成)の隷属部隊として再編成される。その後華中に派遣され安徽省などで警備に就く
- 1943年(昭和18年) - 第15師団は第15軍隷下となりビルマに展開する
- 1944年(昭和19年)
- 3月 - チンドウィン川の渡河を開始、インパール作戦が始まる
- 4月 - インパール数十kmまで接近する
- 7月10日 - 部隊の消耗は激しくインパール目前で撤退命令が下る
- 12月28日 - イラワジ川河畔に終結、撤退完了まで数ヶ月かかり人員も約600名にまで減少する
- 1945年(昭和20年)
歴代連隊長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
第一次 | |||||
1 | 河村光治 | 1905.7.17 - | 中佐 | ||
2 | 島野翠 | 1905.10.20 - | |||
3 | 竹島音次郎 | 1907.5.24 - 1910.11.30 | 中佐、大佐昇進 | ||
4 | 守田利遠 | 1910.11.30 - 1912.2.14 | |||
5 | 両角三郎 | 1912.2.14 - 1915.4.10 | |||
6 | 高柳保太郎 | 1915.4.10 - 1917.1.27 | |||
7 | 福田彦助 | 1917.1.27 - | |||
8 | 樋口鉄太郎 | 1918.10.12 - 1919.7.25 | |||
9 | 斎藤義夫 | 1919.7.25 - | |||
10 | 島田良一 | 1921.6.3 - 1923.8.6[2] | |||
11 | 米倉長 | 1923.8.6 - | |||
12 | 香月清司 | 1924.4.3 - 1925.5.1 | |||
第二次 | |||||
1 | 高品彪 | 1938.7.16 - | |||
2 | 倉橋尚 | 1940.3.9 - | |||
3 | 松村弘 | 1943.3.1 - | |||
末 | 北部邦雄 | 1944.11.27 - |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』新人物往来社、1990年。
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 『官報』
関連項目
[編集]- 大日本帝国陸軍連隊一覧
- 塚本幸一 - ワコール創業者。当連隊に所属し、インパール作戦に従軍する。
- 西都ハロー・ジロー - 兄弟漫才師、当連隊に所属し、インパール作戦に従軍する。