榊原哲也
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榊原 哲也(さかきばら てつや、1958年 - )は、日本の哲学者。東京大学名誉教授。専門はドイツ現代哲学、特にフッサール、ディルタイ、ハイデガーらによって展開された現象学・解釈学。近年では、看護、医療、ケアといったテーマについての現象学的・応用哲学的考察も行っている。
- 1958年: 静岡県に生まれる。
- 埼玉県立浦和高等学校卒業。
- 1983年3月: 東京大学文学部第1類哲学専修課程卒業。
- 1986年3月: 東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程修士課程修了。
- 1988年3月: 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程退学。
- 1988年4月: 東京大学文学部助手。
- 1992年4月: 立命館大学文学部助教授。
- アレクサンダー・フォン・フンボルト財団奨学研究員(ドイツ・ヴッパータール大学)(1995年10月-1996年9月、1997年8月-9月、1998年8月-9月、1999年8月-9月)
- 2001年4月: 立命館大学文学部教授。
- 2003年4月: 東京大学大学院人文社会系研究科助教授。
- 2007年4月: 東京大学大学院人文社会系研究科准教授。
- 2009年9月: 論文「フッサール現象学の生成 : その方法の成立と展開」により、東京大学より博士(文学)の学位を取得。論文審査委員:高山守、松永澄夫、熊野純彦、村田純一(以上、東京大学)、浜渦辰二(大阪大学)[2]。
- 2010年4月: 東京大学大学院人文社会系研究科教授。
- 2020年3月: 東京大学大学院人文社会系研究科教授を退職[3]。名誉教授。
著作
[編集]単著
[編集]- 『フッサール現象学の生成――方法の成立と展開』東京大学出版会、2009年
共著
[編集]編著
[編集]翻訳
[編集]- ヒューバート・ドレイファス(門脇俊介監訳、貫成人、森一郎、轟孝夫共訳)『世界内存在――『存在と時間』における日常性の解釈学』産業図書、2000年
- エトムント・フッサール(立松弘孝共訳)『イデーン――純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想Ⅱ-Ⅱ〈第2巻〉――構成についての現象学的諸研究』みすず書房、2009年
連載
[編集]ウェブ
[編集]- 現象学のキーワードで捉える看護事例(「教養と看護」)