柏木薫
柏木 薫(かしわぎ かおる、1930年〈昭和5年〉 - 2023年〈令和5年〉3月9日)は、日本の小説家・作家。本名、谷 幸子(たに さちこ)。
「久坂葉子研究会」の代表を務め、小説の他に久坂葉子の評伝や研究書も執筆している。また『告白の海』では自身の性同一性障害を題材としている[1]。
来歴[編集]
小豆島生まれ。帝国女子専門学校(現在の相模女子大学)国文科卒業。2023年3月9日、老衰のため神戸市中央区の施設で死去。92歳没[2]。
賞与[編集]
- 第1回、織田作之助賞入賞。
- 第3回、小島輝正文学賞受賞。
- 平成15年度、神戸市文化活動功労賞受賞。
- 平成21年度「半どんの会」文化賞受賞。
- 2012年、第36回井植文化賞受賞。
著書[編集]
- 『誰もいない海』蜘蛛出版社 1985
- 『少女少年遁走曲 短編小説集』蜘蛛出版社、1991
- 『あるエトランゼの日記』ビレッジプレス、1999
- 『独りなりけり』ビレッジプレス、2004
- 『歳月のつぶやき』ビレッジプレス、2005
- 『告白の海』編集工房ノア、2009
- 『その日の久坂葉子』編集工房ノア、2011
- 『ガラスの愛』鼎書房、2013
- 句集『死生観』編集工房ノア、2016
共編著[編集]
脚注[編集]
- ^ 井植文化賞に作家の柏木薫さんら2個人、4団体
- ^ “作家 柏木薫さん死去”. 神戸新聞NEXT. (2023年3月14日) 2023年3月17日閲覧。
参考文献[編集]
- 『その日の久坂葉子』
- 『神戸残照久坂葉子』
- 『独りなりけり』,ビレッジプレス刊 など。