柏倉康治

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かしわぐら やすはる
柏倉 康治
生誕 1977年7月
居住 日本の旗 日本
研究分野 薬学
研究機関 亀田総合病院
静岡県立大学
出身校 昭和大学薬学部卒業
昭和大学大学院
薬学研究科修士課程修了
静岡県立大学大学院
薬学研究科博士課程修了
博士課程
指導教員
並木徳之
主な業績 医療費原価分析に基づく
実用化製剤の開発と
ジェネリック医薬品の臨床評価
菓子様製剤、口腔内崩壊錠、
プレミクスト注射剤の
製剤化と臨床評価
プロジェクト:人物伝
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柏倉 康治(かしわぐら やすはる、1977年7月 - )は、日本薬学者医療薬学臨床製剤学)、薬剤師学位博士(医療薬学)静岡県立大学・2014年)。静岡県立大学薬学部講師大学院薬学研究院講師。

亀田総合病院薬剤部副主任などを歴任した。

概要[編集]

医療薬学臨床製剤学を専攻する薬学者である[1]。医療費の原価分析に基づいた薬剤開発や[2]、後発医薬品の評価などで知られている[2]亀田総合病院にて薬剤師として勤務したのち[3]静岡県立大学にて教鞭を執った[3]

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1977年(昭和52年)7月に生まれた[4]同名の学校法人により設置・運営される昭和大学に進学し[5]薬学部薬学科にて学んだ[5]。2002年(平成14年)3月、昭和大学を卒業した[5]。それに伴い、学士(薬学)学位を取得した。さらに昭和大学の大学院に進学し[5]薬学研究科にて学んだ[5]。2004年(平成16年)3月、昭和大学の大学院における修士課程を修了した[5]。それに伴い、修士(薬学)の学位を取得した。

薬学者として[編集]

薬剤師国家試験に合格しており、大学院修了後は薬剤師として活動した[3]鉄蕉会が設置・運営する亀田総合病院に採用され[3]、2004年(平成16年)4月より薬剤部に勤務した[3]。2010年(平成22年)4月には、亀田総合病院の薬剤部にて副主任に昇任した[3]。その傍ら、県と同名の公立大学法人により設置・運営される静岡県立大学の大学院に進学し[5]、薬学研究科にて学んだ[5][† 1]。薬学研究科においては、並木徳之が主宰する研究室に在籍した[6]。大学院に在学中、「院内製剤レボチロキシン坐剤の調製と評価」[7]と題した博士論文を執筆した。2014年(平成26年)3月、静岡県立大学の大学院における博士課程を修了した[5]。それに伴い、博士(医療薬学)の学位を取得した[8]。2014年(平成26年)9月、母校である静岡県立大学に採用され[3]、薬学部の講師に就任した[3]。薬学部においては、主として薬学科の講義を担当し[4]、実践薬学分野を受け持った[4]。また、静岡県立大学の大学院においては、薬学研究院の講師を兼務した[4]。静岡県立大学の大学院の一部には研究院・学府制が導入されており、大学院では薬食生命科学総合学府の講義を担当し、実践薬学教室を受け持った[4]

研究[編集]

専門は薬学であり、特に医療薬学[1]、臨床製剤学[1]、といった分野の研究に従事していた[1]。具体的には、医療費の原価を分析し[2]、それに基づいた薬剤の開発に取り組んだ[2]。また、ジェネリック医薬品の臨床評価に取り組んだ[2]。さらに、菓子様製剤、口腔内崩壊錠、プレミクスト注射剤の開発や臨床評価に取り組んだ[2]。加えて、個別の医薬品について適正な使用を図るため[2]、薬物の動態や作用の解析を行った[2]

学術団体としては、日本薬学会[9]、日本褥瘡学会[9]、日本薬剤学会[9]日本核医学会[9]日本病院薬剤師会[9]日本医療薬学会[9]、などの団体に所属した[9]

略歴[編集]

脚注[編集]

註釈[編集]

出典[編集]

関連人物[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 柏倉 康治 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
  • 論文一覧(KAKEN
  • 日本の研究.com:810357