東公園 (佐世保市)

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東公園(ひがしこうえん)は長崎県佐世保市にある旧海軍墓地を整備した公園。通称、東山公園佐世保港から東に位置する天神山の山頂近くに位置している。佐世保港が見渡せる場所であり、佐世保市により都市公園として管理されている。花見客でにぎわう。

東公園

概要[編集]

佐世保市東山町にある旧海軍墓地を整備した面積約2.7haの公園。佐世保駅から南東約1.7kmに位置する。地元では旧名の海軍墓地あるいは通称の東山公園が呼称として定着している。

佐世保鎮守府開設から太平洋戦争第二次世界大戦)終結までの、戦死・殉職した176,000柱の大日本帝国海軍などの軍人軍属の霊が祭られている。基本的に佐世保鎮守府に籍を置く九州・四国出身者を祭る。例えば、佐世保港で爆沈した戦艦「三笠」は339名の死者を出したが、三笠は舞鶴鎮守府籍の軍艦であるため、犠牲となった北陸・北近畿出身の水兵たちは海軍墓地には祭られていない。例外的に、1931年(昭和6年)に解隊した陸軍佐世保要塞司令部隷下の重砲兵2名と、訪日中に長崎で客死したドイツ海軍ドイッチュラント水兵1名が合祀されている。同様の旧海軍墓地は、横須賀舞鶴にもある。

墓碑、慰霊碑など[編集]

個人墓や艦船や潜水艦、戦線別の慰霊碑がある。400基以上ある個人墓では、日本初のワルツ『美しき天然』の作曲者である田中穂積、軍歌『勇敢なる水兵』のモデルになった三浦虎次郎三等水兵の墓が有名である。艦船や潜水艦の慰霊碑には、戦艦「金剛」、空母「飛龍」「瑞鳳」「大鷹」「加賀」や、「大和」とともに沈没した軽巡洋艦「矢矧」、演習中に設計ミスのため遭難した(友鶴事件)水雷艇「友鶴」などがある。戦線別ではラバウル戦友会サイパン島戦没者ビルマ方面海軍戦没者などの慰霊碑がある。また、第7代佐世保鎮守府司令長官を務め、後年日露戦争では連合艦隊司令長官として佐世保から出撃した軍人・東郷平八郎の銅像もある。

沿革[編集]

  • 1891年(明治24年)土地買収。翌年より墓地として使用。
  • 1951年(昭和26年)10月31日 佐世保市に譲渡。東公園に改称。

アクセス[編集]