杉田協士

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すぎた きょうし
杉田 協士
生年月日 1977年
出生地 日本の旗 日本 東京都
職業 映画監督
ジャンル 映画
 
受賞
高崎映画祭
最優秀監督賞
2022年春原さんのうた
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杉田 協士(すぎた きょうし、1977年 - )は、日本の映画監督

経歴[編集]

1977年、東京都に生まれる[1]

2011年、初長編監督作品『ひとつの歌』が第24回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門に出品され[2]、2012年に劇場デビュー。

第2作『ひかりの歌』が2017年の東京国際映画祭、2018年の全州国際映画祭に出品され、2019年に劇場公開。各主要紙や映画誌「キネマ旬報」において高評価を得たことなどで口コミも広まり、全国各地での劇場公開を果たす。

小説『河の恋人』『ひとつの歌』を発表(文芸誌「すばる」に掲載)、歌人の枡野浩一による第4歌集『歌 ロングロングショートソングロング』(雷鳥社)に写真家として参加するなど、幅広く活動をつづける。[3]

2021年、歌人の東直子による短歌を原作とした長編第3作『春原さんのうた』がマルセイユ国際映画祭(FID)にてグランプリ、俳優賞、観客賞の三冠を獲得[4]。同年秋にはニューヨーク映画祭にて注目すべき世界の新進監督として上映される[5]

監督作品[編集]

長編映画[編集]

短編映画[編集]

  • 月のある場所(2002年)
  • 時は廻りて(2002年)
  • ふたりのカナリア(2005年)
  • 河の恋人(2006年)
  • 5つの出会い(2009年)
  • カモメ(2009年)
  • くじけないで手紙を書いた(2011年)
  • 洪水(2012年)


脚注[編集]

  1. ^ スタッフ / キャスト”. ひとつの歌. boid. 2015年4月9日閲覧。
  2. ^ ブレイザー, フィリップ (2011年10月31日). “【公式インタビュー】日本映画・ある視点『ひとつの歌』”. 東京国際映画祭. 2013年8月2日閲覧。
  3. ^ 松岡, 等 (2013年3月22日). “【映画・短歌】「ひとつの歌」歌人と監督がトーク 金沢市内”. 中日新聞. 2013年8月2日閲覧。
  4. ^ Palmarès” (フランス語). FIDMarseille. 2021年7月26日閲覧。
  5. ^ Haruhara-san’s Recorder” (英語). Film at Lincoln Center. 2021年8月26日閲覧。

外部リンク[編集]