朝里

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朝里
朝里の位置(北海道内)
朝里
朝里
朝里の位置
北緯43度10分33.2秒 東経141度3分50.8秒 / 北緯43.175889度 東経141.064111度 / 43.175889; 141.064111
日本の旗 日本
都道府県 北海道
市町村 小樽市
人口
2017年(平成29年)2月28日現在[1]
 • 合計 1,786人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
047-0151
市外局番 0134[2]
ナンバープレート 札幌

朝里(あさり)は、北海道小樽市の地名。1丁目から4丁目まである。

地理[編集]

小樽市街地の東端に位置し日本海に面している。地区内に海岸段丘があり、海岸沿いの地区と段丘上の地区との間には高低差がある。海岸沿いには小規模な漁業集落がある。段丘上の地区は主に住宅地として利用されている。

東は張碓峠を挟んで張碓町、西は朝里川を挟んで船浜町、南は新光に接する。

河川[編集]

  • 朝里川
  • 柾里川

地名の由来[編集]

アイヌ語に由来し、以下の諸説があるがはっきりしない[3]

  • 「アッウナイ(at-us-nay)」(オヒョウニレ・群生する・沢)が、「アサラ[4]」となったのちに転訛した説。
  • 「イチャニ(icani)」(鮭の産卵場)から、「漁り(いさり)」、「あさり」となったという説。
  • 「マサ(masar)」(浜沿いの湿原)から転訛した説。

歴史[編集]

1870年(明治3年)朝里村が成立。村域は現在の朝里、新光、朝里川温泉を含む地域であった。[5]。1880年(明治13年)11月、当地内に官営幌内鉄道が開通、朝里駅が置かれる。1902年(明治35年)4月、熊碓村、朝里村、張碓村、銭函村が合併し新たに朝里村となり二級町村制施行[6]。1940年(昭和15年)9月には、朝里村が小樽市に合併しその一部となる[6]。1943年(昭和18年)1月、小樽市大字朝里村が朝里町、新光町、字豊倉に分割。国道5号より海側を朝里町とした[7]。1963年(昭和38年)朝里、新光地区の区画整理事業計画が決定され、1972年(昭和47年)に完了した。

交通[編集]

鉄道[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)

路線バス[編集]

道路[編集]

施設[編集]

町外で朝里の名を冠する施設[編集]

公共施設、商業施設の多くは南側に隣接する新光地区に所在するが、施設名には「朝里」を冠するものが多くある。

道路[編集]

官公庁[編集]

郵便局[編集]

  • 朝里郵便局 - (新光2)

金融機関[編集]

医療機関[編集]

  • 医療法人北光会朝里中央病院 - (新光1)

教育機関[編集]

  • 小樽市立朝里中学校 - (新光3)
  • 小樽市立朝里小学校 - (新光2)

商業施設[編集]

寺社[編集]

  • 朝里神社 - (新光2)

脚注[編集]

  1. ^ 小樽市 (2017年3月13日). “小樽市の人口(平成29年)”. 小樽市. 2017年4月8日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年4月8日閲覧。
  3. ^ アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  4. ^ 山田秀三は「アッサ(at-sar)」(オヒョウニレ・湿原)のことではないか、としている。
  5. ^ 『北海道の地名 日本歴史地名大系1』p.594
  6. ^ a b 『北海道の地名 日本歴史地名大系1』p.605
  7. ^ 『北海道の地名 日本歴史地名大系1』p.610

参考文献[編集]

  • 『北海道の地名 日本歴史地名大系1』平凡社、2003年。ISBN 4-582-49001-8