日本未来の党 (政治団体)

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日本の旗 日本政治団体
日本未来の党
Tomorrow Party of Japan
成立年月日 2012年12月27日
前身政党 日本未来の党
解散年月日 2014年12月31日[1]
後継政党 みどりの風
本部所在地
〒204-0012
東京都清瀬市中清戸3-213-7[2]
政治的思想・立場 緑の政治
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日本未来の党(にっぽんみらいのとう、英語: Tomorrow Party of Japan)は、日本政治団体2012年11月27日に結成された日本未来の党(以下、旧未来の党)を離党した嘉田由紀子滋賀県知事阿部知子衆議院議員らによって結成された。2014年12月31日解散[1]

沿革[編集]

日本未来の党の系譜

前身となる旧未来の党は2012年11月27日に嘉田によって結成され、小沢一郎が率いる国民の生活が第一(届出略称:生活)と減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(届出予定略称:脱原発)の全国会議員やみどりの風の衆議院議員、社会民主党内で福島瑞穂党首と対立していた阿部知子衆議院議員が合流するなど、左派系の新政党が結集し、衆参国会議員69人の大所帯となった[3]。しかし、12月16日投開票第46回衆議院議員総選挙では嘉田が小沢と組んだことを嘉田の支持者が批判、それまで一貫して嘉田を支持してきた地域政党対話でつなごう滋賀の会が自主投票とするなど足並みが揃わず苦戦。最大勢力を率いた小沢の人気低下も重なり、解散時の61議席に対して獲得議席は9議席という大敗を喫する[4]。合流勢力のうち、みどりの風と、旧「脱原発」の母体となった地域政党である旧減税日本は系列候補を当選させることができなかった。この時点で、国会議員の勢力は生活出身の小沢系が15人、その他は阿部と旧「脱原発」の亀井静香のみという状況であった。

選挙後、まず減税日本が地域政党としての再出発を表明。さらに嘉田が阿部を共同代表とする人事案を提示したことをきっかけに、嘉田・阿部および飯田哲也代表代行(落選)らと国会議員のほとんどを占める小沢系の対立が表面化[5]。12月27日に党は分裂し、亀井は無所属を経てみどりの風に入党、小沢系議員15名は旧未来の党を名称変更する形で「生活の党」を結成、嘉田・阿部・飯田は旧未来の党の名称を引き継ぐ形で新たに「日本未来の党」を発足させた[6]。その結果「日本未来の党」という会派は衆参ともになくなる(一人会派は認められていないため)。

滋賀県議会における知事と党首の兼務解消要求決議可決を受け、2013年1月4日、嘉田が党代表を辞任すると表明[7]。1月20日、都内で結成総会が開かれ、嘉田の代表辞任が正式了承された。嘉田は代表代行を辞任した飯田と共に政策アドバイザーに就任し、阿部が新代表兼幹事長に就任した[8][9]

5月17日、阿部が「未来」の代表を続投したままみどりの風に合流、代表代行に就任した[10][11]。これ以降党としての表立った活動は見られず、公式サイトも2014年7月時点で閉鎖され、跡地は未来の党と無関係なアフィリエイトサイトになっている[12]。また党の事務所としては、当初は阿部の国会事務所を届け出ていたが、2013年12月31日時点では元清瀬市議会議員の事務所所在地に移転した[2]

2014年(平成26年)12月31日に解散[1]。嘉田は解散前の2014年7月19日をもって知事を退任(後任は嘉田が後継指名した民主党出身の三日月大造2014年滋賀県知事選挙で当選)、阿部はみどりの風を離党して民主党へと移った。

理念・政策[編集]

役職[編集]

歴代代表一覧[編集]

代表 在任期間
1 嘉田由紀子 2012年(平成24年)12月27日 - 2013年(平成25年)1月20日
2 阿部知子 2013年(平成25年)1月20日 - 2014年(平成26年)12月31日

その他の役職[編集]

  • 幹事長
    • 阿部知子(代表兼務)
  • 政策アドバイサー
    • 飯田哲也NPO「環境エネルギー政策研究所」所長)
    • 嘉田由紀子(滋賀県知事)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 2015年(平成27年)5月28日総務省告示第189号「政治資金規正法の規定による政治団体の解散の届出があったので公表する件」
  2. ^ a b 政治団体名簿(総務大臣届出分)その他の政治団体(2015年4月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  3. ^ 時事ドットコム:滋賀知事、日本未来の党結成表明=生活・脱原発合流、みどり一部参加【12衆院選】 - archive.today(2013年4月26日アーカイブ分)
  4. ^ 時事ドットコム:自公圧勝、325議席=全議席が確定【12衆院選】 - archive.today(2013年4月26日アーカイブ分)
  5. ^ 時事ドットコム:未来の党、分裂へ=嘉田氏・小沢系の対立解けず - archive.today(2013年4月26日アーカイブ分)
  6. ^ 時事ドットコム:「未来」から「生活」に変更=党代表に森裕子氏 - archive.today(2013年4月26日アーカイブ分)
  7. ^ “嘉田知事、未来の党代表辞任を表明 「県政に専念」”. 日本経済新聞. (2013年1月4日). https://r.nikkei.com/article/DGXNASJB04001_U3A100C1000001 2020年9月29日閲覧。 
  8. ^ 時事ドットコム:嘉田氏の代表辞任了承=未来の党 - archive.today(2013年4月26日アーカイブ分)
  9. ^ 東京新聞:未来「卒原発」を堅持 総会 嘉田氏は役職就かず:政治(TOKYO Web) - ウェイバックマシン(2013年1月27日アーカイブ分)
  10. ^ みどりの風に合流意向 未来の阿部代表 - MSN産経ニュース - ウェイバックマシン(2013年5月11日アーカイブ分)
  11. ^ 阿部氏がみどりの風へ、「日本型環境政党に育てる」/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社 - ウェイバックマシン(2013年6月14日アーカイブ分)
  12. ^ https://web.archive.org/web/20140711072944/http://www.nippon-mirai.jp/ なお、2021年11月時点では、下記リンク先にある「2014年4月1日時点」のサイトを再現したものになっている。

外部リンク[編集]