教育虐待

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

教育虐待(きょういくぎゃくたい)は、「教育熱心過ぎる親が、過度な期待を子どもに背負わせてしまい、思うとおりの結果が出ないと厳しく叱責してしまうこと」[1]、子の人権を無視して勉学や習い事などの教養を社会通念上許される範疇を逸脱して無理強いさせる行為[2]である。しかも、「これは経済的、社会的地位の高い両親のもとで起きることが多くなっており、弁護士の間では教育虐待と呼ばれている」[3]。まだ広く一般的に周知されている呼称ではないが、 2011年に「日本子ども虐待防止学会」で武蔵大学の武田信子教授が「子供の受忍限度を超えて勉強させるのは教育虐待になる」と発表[4]した事から世間に認知されるようになったとされる。元々は勉強(学問)の場で用いられていた経緯があるが近年では行き過ぎた習い事全般をも指すようになった。

概要[編集]

「子供の未来の為」や「よかれと思って」などと自己主張を交えて自らの行為を一方的に正当化させるケースが大半を占めるが、これは親が子に過剰な期待をしたり親自身が持つコンプレックスを払拭させる狙い[5]がある為と推測される。

参考文献[編集]

  • 橘ジュン『最下層女子校生~無関心社会の罪』小学館新書

関連項目[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 橘ジュン『最下層女子校生~無関心社会の罪』小学館新書、2016年、p.41
  2. ^ そもそも、子が受忍限度を超えた時点で躾や教養の一環ではない
  3. ^ 「教育」、国土社 第 57 巻、第 738~743 号、2007年p.81
  4. ^ 「教育虐待」親に強制された習い事で優勝したけど、思い出したくもない…その背景は?” (日本語). 弁護士ドットコム (2017年9月10日). 2018年8月21日閲覧。
  5. ^ 子どもへの期待 なぜ虐待に?” (日本語). 日本放送協会 (2017年12月20日). 2018年8月20日閲覧。