末野大橋

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国道140号標識
末野大橋
末野大橋(2014年11月)
末野大橋(手前)と折原橋(奥)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 埼玉県大里郡寄居町
交差物件 荒川
構造諸元
形式 アーチ橋
材料
全長 190.0 m(アーチ部)[1]
8.5 m
最大支間長 182.0 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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末野大橋(すえのおおはし)は、埼玉県大里郡寄居町末野と同折原の間で荒川に架かる国道140号皆野寄居バイパスの橋である。すぐ下流側に埼玉県道349号広木折原線折原橋(おりはらばし)がある。

概要[編集]

当橋は荒川河口から97.4キロメートルの地点で[2]皆野寄居バイパスの起点の場所に位置し、休日を中心に渋滞しがちである荒川沿いの隘路を通る国道140号に対し、寄居町から皆野町に向けてショートカットするバイパス道路の一部となっている橋である[3]。また、埼玉県の第一次特定緊急輸送道路に指定されている[4][5]。 橋長313.0メートル、総幅員8.5メートル、有効幅員7.5メートル、主径間182.0メートルの上路式の鋼アーチ橋である[6]。 なお、左岸側のアプローチ区間を含めると長さは631.0メートルになる[7]。 アーチ橋の支間長が182.0メートルで、右岸側と左岸側の橋台の高低差が5.5メートルあることから[6]、皆野方面に向けて約3パーセントの縦断勾配の橋となっている。自動車専用道路であるため橋に歩道は設置されていない。照明柱は亜鉛メッキが施されている[8]。周囲の地形の関係で河岸段丘の段丘面よりさらに高い位置に架けられ、右岸側はもう一段高くなっている段丘面に接続している。

橋は2004年(平成16年)度に完成し、2005年(平成17年)3月29日午後2時に開通した[9][10]。当橋の施工会社は以下のとおりである[11]

架設工法は架橋場所が深い谷なので、両岸に架橋に用いる鉄塔を仮設してそこからケーブルを対岸方向に斜めに張り、アーチリブなどの架設部材をケーブルで支えながら架設する[14]、「ケーブルエレクション斜吊工法」が採用された[7][11]。橋梁の塗装色は1996年(平成8年)10月「橋梁塗装色彩検討委員会」を設置して現状の景観に配慮して検討審議した結果、アーチリブはマンセル値 5R 4/10(あかね色)、上部工および垂直材はマンセル値 N7.5(コンクリートグレー)に決定した[8]

周辺[編集]

付近の荒川周辺の地形は河岸段丘で、河道は段丘崖に挟まれた谷間に位置し、段丘面上は生活圏域となっている[15]。周辺は「埼玉県立長瀞玉淀自然公園」の区域に指定されている[16]。すぐ上流側にある玉淀ダムは橋ではないが、ダム堤頂部にあるキャットウォーク(作業用通路)は一般に開放されていて歩行者の通行が可能で、対岸に渡ることができる他、末野大橋や折原橋を側面から望むことが出来る[17]

  • 玉淀河原 - 県指定の名勝
  • 寄居折原インターチェンジ
  • 玉淀ダム - すぐ上流側にある
  • 玉淀湖
  • 東京発電株式会社 玉淀発電所
    • ポケットパーク - 発電所の建設の際に殉職した作業員の慰霊碑がある
  • 円良田湖
  • 寄居町西部公民館
  • 花園城跡[1]
  • 花園御岳城跡
  • 日山の渡し跡 - 玉淀ダムのやや下流側にある。

その他[編集]

  • 埼玉県が発行する末野大橋・折原橋の橋カードが寄居町観光協会観光案内所、里の駅アグリン館で配布されている[17][18]。橋カードには橋の写真のほか、橋に関するデータが記されている。
  • 折原橋は埼玉県のぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想に基づき策定された「自転車みどころスポットを巡るルート」の「寄居・七福神が祭られているお寺を巡るルート」の経路に指定されている[19]

風景[編集]

隣の橋[編集]

(上流) - 葉暮橋 - 寄居橋 - 末野大橋 - 折原橋 - 荒川橋梁 - (下流)

脚注[編集]

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  1. ^ 『虹橋 No.70 2006.1』p. 4
  2. ^ 企画展「荒川の橋」荒川・隅田川の橋(amoaノート第8号) (PDF)”. 荒川下流河川事務所(荒川知水資料館). 2005年11月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年1月4日閲覧。
  3. ^ 皆野寄居有料道路マップ - 埼玉県道路公社、2015年7月23日閲覧。
  4. ^ 3.7 防災機能の強化 (PDF) - 国土交通省 関東地方整備局、2015年7月23日閲覧。
  5. ^ 埼玉県の緊急輸送道路 - 埼玉県ホームページ、2015年7月23日閲覧。
  6. ^ a b 『橋梁年鑑(電子化) 平成17年版』p. 16-17
  7. ^ a b 末野大橋”. 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。橋の美術館
  8. ^ a b 『皆野寄居有料道路工事誌』53-55頁。
  9. ^ 皆野寄居バイパスについて”. 県土整備部西関東連絡道路建設事務所. 2009年9月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。
  10. ^ “「県民の窓」国道140号 皆野寄居バイパス”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社). (2005年3月29日) 
  11. ^ a b 橋梁年鑑 末野大橋 詳細データ - 日本橋梁建設協会 橋梁年鑑データベース、2015年7月23日閲覧。
  12. ^ 地図で見る駒井ハルテックの橋 <埼玉県> - 株式会社駒井ハルテック、2015年7月23日閲覧。
  13. ^ 工事実績”. 株式会社 松下工務店. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。
  14. ^ ケーブルエレクション(CE)斜吊り工法 - 日本橋梁建設協会 鋼橋の架設
  15. ^ かわはく No.9 (PDF) p. 5 - さいたま川の博物館、2015年7月23日閲覧。
  16. ^ 埼玉県の自然公園 - 埼玉県ホームページ、2015年7月23日閲覧。
  17. ^ a b 埼玉県でダムカードならぬ『橋カード』が配布されています - 一般財団法人日本ダム協会(ダム便覧)、2016年1月29日閲覧。
  18. ^ 秩父路の道の駅・観光施設で「橋カード」を集めよう! (平成27年3月21日から) - 埼玉県、2015年3月17日、2016年1月29日閲覧。
  19. ^ 自転車みどころスポットを巡るルート100Map(北部・本庄地域)”. 埼玉県 (2017年1月19日). 2017年2月25日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度6分59.5秒 東経139度10分14.4秒