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平松潤奈

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平松 潤奈(ひらまつ じゅんな、1975年 - )は、日本ロシア文学者。学位は、博士(文学)(東京大学・2008年)(学位論文 「寸断されたテクスト : 『静かなドン』とソヴィエト文学体制の成立」) [1]東京大学大学院人文社会系研究科准教授[2]

経歴

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  • 2012年4月 - 2023年9月、金沢大学国際基幹教育院准教授
  • 2023年10月 - 現在、東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授

学歴

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  • 1993年4月 - 1998年3月、東京外国語大学 外国語学部 ロシヤ・東欧語学科
  • 1998年4月 - 2000年3月、東京大学大学院 人文社会系研究科 欧米系文化研究 修士課程
  • 2000年4月 - 2005年3月、東京大学大学院 人文社会系研究科 欧米系文化研究専攻 博士課程

著書

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書籍等出版物

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  • 『講座ユーラシア世界 越境と変容の場 第4巻 公共圏と親密圏』pp.43-70(東京大学出版会、2012年)
  • 『Дальний Восток, близкая Россия: эволюция русской культуры с евразийской перспективы』pp.167-183 (Логос,2015)
  • 『ロシア革命とソ連の世紀 第4巻 人間と文化の革新』 pp.235-260 (岩波書店、2017年)
  • 『紅い戦争のメモリースケープ:ソ連、中国、ベトナム』――「記念碑の存在論――ポスト・ソヴィエト・ロシアのメモリースケープを望んで」(北海道大学出版会、2019年)
  • 『ロシア文化事典』――「ソ連文学」「検閲・イソップの言葉」(丸善出版、2019年)
  • 『ロシア文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房、2021年)
  • ロシア文学からの旅:交錯する人と言葉 (シリーズ・世界の文学をひらく 6)――「ミハイル・ショーロホフ『静かなドン』」(ミネルヴァ書房、2022年)

翻訳

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  • 『デーモンと迷宮』ヤンポリスキー(共訳、水声社、2005)
  • 『隠喩・神話・事実性』ヤンポリスキー(共訳、水声社、2007)
  • 『ロシア宇宙主義』ボリス・グロイス(共訳、河出書房新社、2024)

論文

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  • 『〈作者〉の自己表象とコミュニケーション--ナボコフ『賜物』をめぐって』日本ロシア文学会、2001年[3]
  • 『見ることの限界 : アレクサンドル・ソクーロフ論』東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室年報、2003年[4]
  • 『ソルジェニーツィン『煉獄のなかで』における声 : 言語秩序と「身体」をめぐって』北海道大学スラブ研究センター、2004年[5]
  • 『痛みへのノスタルジア――アレクシエーヴィチ「セカンドハンドの時代」におけるポストソヴィエトの徴候』ユリイカ青土社、2022年6月)
  • 『埋葬されない帝国の記念碑――ウクライナ戦争と境界の消失』 現代思想青土社、2022年5月)
  • 『ソ連文学のなかの「外部」について』野中進・中村唯史編『いま、ソ連文学を読み直すとは』(2012年3月)

脚注

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  1. ^ 学位論文要旨”. 東京大学. 2024年8月23日閲覧。
  2. ^ リサーチマップ”. 2024年8月15日閲覧。
  3. ^ ロシア語ロシア文学研究”. 日本ロシア文学会. 2024年8月23日閲覧。
  4. ^ Slavistika : 東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室年報”. 東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室. 2024年8月23日閲覧。
  5. ^ 北海道大学学術成果コレクション”. 北海道大学. 2024年8月23日閲覧。

外部リンク

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