水声社

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株式会社水声社
Suiseisha
種類 株式会社
本社所在地 112-0002
東京都文京区小石川2-10-1
設立 1981年 (株式会社書肆風の薔薇)
業種 出版業
資本金 1,000万円
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水声社(すいせいしゃ)は、日本出版社フランス文学を軸に、幻想文学などの作品や評論の翻訳などを出版している。

沿革[編集]

雑誌『幻想と怪奇』や国書刊行会の『世界幻想文学大系』の編集に関わった鈴木宏[1]が、1981年横浜市で、株式会社書肆風の薔薇(しょし かぜのばら)として創業し、社長となった[2]

その後は転居を重ね[3]1991年に現社名に改称、2000年に現・所在地の東京都文京区小石川に移転した[3]

1997年出版のフレデリック・ヴィトゥー (Frederic Vitoux) 作、権寧訳『セリーヌ伝』と、2007年出版のエレアザール・メレチンスキー (Елеазар Мелетинский) 作、津久井定雄直野洋子訳『神話の詩学』で、日本翻訳出版文化賞を2度受賞。2012年出版のユーリウス・H・シェプス作、鈴木隆雄ほか訳『ユダヤ小百科』では、日本翻訳出版文化賞翻訳特別賞を受賞した[4]

水声社は、特徴あるシリーズとして、ルドルフ・シュタイナーの著作の翻訳多数と研究書などを含む「神秘学叢書」、「ロスミスティカ叢書」を刊行している。「記号学的実践叢書」は、ジェラール・ジュネット (Gerard Genette) の翻訳多数を含むフランス系の記号学研究書のシリーズである。また、ラテンアメリカ文学作品を集めた「アンデスの風叢書」では、ホルヘ・ルイス・ボルヘスアレホ・カルペンティエルオクタビオ・パスフリオ・コルタサルフアン・ルルフォガブリエル・ガルシア=マルケスカルロス・フエンテスなどの作品が取り上げられている。

水声社は、特定作家の作品シリーズとして、マルキ・ド・サドオノレ・ド・バルザックヴィクトル・セガレンミハイル・バフチンヘンリー・ミラー中村真一郎などを取り上げている。中村真一郎の会を運営している。

PR誌『月刊水声通信』の記事は、公式ホームページにて一部公開されている。

脚注[編集]

  1. ^ 回想記に、鈴木宏『風から水へ-ある小出版社の三十五年』(論創社、2017年)がある。
  2. ^ 《国書刊行会メールマガジン》vol.1”. 国書刊行会 (2012年6月25日). 2014年4月6日閲覧。
  3. ^ a b 会社概要”. 水声社. 2014年4月6日閲覧。
  4. ^ 日本翻訳出版文化賞受賞作品”. 日本翻訳家協会. 2014年4月6日閲覧。

外部リンク[編集]