工業英語能力検定

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技術英語能力検定(旧:工業英語能力検定)
英名 English Technical Writing Test
実施国 日本の旗 日本
資格種類 民間資格[1]
試験形式 筆記
認定団体 公益社団法人日本工業英語協会
後援 文部科学省
等級・称号 プロフェッショナル、1級,2級,3級
公式サイト http://www.jstc.jp
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
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技術英語能力検定(こうぎょうえいごのうりょくけんてい)は、公益社団法人日本工業英語協会(Japan Society for Technical Communication、略称JSTC)が運営している日本における英語検定のひとつ。2020年5月から「工業英検」から「技術英検」に名称等を変更[2]文部科学省後援試験。

一般の英語検定(いわゆる英検TOEIC等)と異なり、科学技術英語に特化した英語検定である。

技術英語[編集]

技術英語とは、科学技術情報のコミュニケーションに必要な英語のことである。科学技術野では一般の英語能力とは別に、受け手側の想像力により色々と複数の解釈できてしまうことがないように事実を正確・簡潔に伝える能力が求められる。日本工業英語協会ではこの基本的な能力を3C(Clear, Correct Concise)と定義し検定や教育プログラムの根底に据えている。
科学技術の研究に従事する技術者研究者にとっては、学会論文等での国際的な技術交流が不可欠であり、限られた頁数と図表でその技術について誤解のないように表現できる能力は重要になっている。このような文書を作成するためには一定のスタイルを学ぶことが必要であり、工技術語検定の受験に向けた学習を通して習得が可能である。
また、商品開発や生産に従事する技術者には、取扱説明書仕様書規格等を正確に表現し理解する能力が重要で、いずれにおいても一般的な英語能力に加えて専門用語や専門技術知識を充分に理解しておく必要がある。更に、グローバル化が進む現代では海外への工場移転により、生産現場でのコミュニケーション能力も求められる。第一線監督者にとっても工業英語の必要性が益々高くなっている。

工業英語は技術者、研究者が学ぶべき英語であることは前述のとおりだが、その応用範囲は工業分野のみならず産業界で幅広く応用が可能である。農業、鉱業、医療などの分野においても3Cの視点から表現力や読解力を獲得することが今後一層必要となるであろう。

受験級[編集]

受験級は、以下の4つに分けられる[3]

  • プロフェッショナル:工業英語の専門家としての実務能力を有しているレベルで、実務上、工業英語を指導できる。
  • 準プロフェッショナル:実務経験者を標準とし、工業英語全般の知識を有している。
  • 1級:大学専門課程・大学院、高等専門学校専門課程の工業英語の知識を有している。
  • 2級:大学工学部低学年、高等専門学校高学年程度の工業英語の応用知識を有している。
  • 3級:工業高校高等専門学校低学年程度の工業英語知識を有している。

なお、工業高等学校および高等専門学校ジュニアマイスター顕彰制度では、プロフェッショナル合格者には12ポイントが付与される[4]

脚注[編集]

  1. ^ 文部科学省後援のため、公的資格とされる場合もある。
  2. ^ 変更後初の試験が2020年5月31日に予定されていたが、日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響のため中止となった。『【重要】2020年5月31日(日)技術英語能力検定:中止について』(2020.04.08)
  3. ^ 従来の工業英検各級との対応などに関しては、『技術英検とは』を参照。
  4. ^ このポイントは、実用英語技能検定(英検)2級よりも高い。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

公益社団法人日本工業英語協会