ジュニアマイスター顕彰制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジュニアマイスター顕彰制度(ジュニアマイスターけんしょうせいど)とは、2001年4月1日から施行された公益社団法人 全国工業高等学校長協会(全工協会)主催の顕彰制度である。

ジュニアマイスター・ゴールド認定証の例

概要[編集]

全国の工業系学科工業高校に在籍する高校生が、各種の国家資格検定を取得した場合に、区分表[1]に定められた点数を与え、その得点の合計が20点以上の場合、ジュニアマイスターブロンズ[注 1]の称号を授与し、合計が30点以上の場合、ジュニアマイスターシルバーの称号を授与し、45点以上を有すると全工協会から認められた場合にはジュニアマイスターゴールドを授与するものである。また、SランクまたはAランクが1つ以上かつ、上位8つの資格の合計点数が60点以上の場合は学校長の推薦で個人特別顕彰を受ける事ができる。個人特別表彰を受けられる生徒は毎年100名ほどであり、その中でも優秀な者を全国工業高等学校長協会理事長賞として表彰し、さらにその中の優秀な者には経済産業大臣賞に推薦される。

なお認定証の鳳凰や桐の葉、竹などの枠であるがスキャナーの都合上、画面には黒く映ってしまうが実際はゴールドは金色、シルバーは銀色、ブロンズについては銅色が塗色される。

この制度は社会が求める専門的な知識・技能・資格を持つ生徒を輩出することを目的とし、社会及び大学や企業に向けた工業高校の評価向上や、生徒の学習意欲の向上を目指して設立された。

申請は前期(6月上旬~中旬)と後期(1月下旬)の2回行われ、県別・系(科)別・得点別の分布状況や申請上位校、個人特別表彰者のリストなどが全工協会、ジュニアマイスターのページに公開される。

主な資格・検定の評価[編集]

主な資格・検定の評価は以下の通りである[1]

ジュニアマイスター顕彰制度における主な資格の評価
区分
(点数)
国家資格 公的資格[注 2] 民間資格 
Sランク
(30点)

技術士補
電気主任技術者
測量士
公害防止管理者ダイオキシン大気1種・3種、水質1種・3種)
高圧ガス製造保安責任者(甲種化学、甲種機械
エネルギー管理士
情報処理技術者高度SCAP
無線従事者一総通一陸技一海通
電気通信主任技術者
計量士

 

CEFRに対応している外国語検定[注 3](B2以上)
シスコ技術者認定CCNP

Aランク
(20点)

各種2級技能士[注 4]
一級ボイラー技士(試験合格)
第一種電気工事士(試験合格)
各種2級施工管理技士補
測量士補
危険物取扱者甲種
消防設備士甲種第4類
公害防止管理者大気2種、水質2種)
高圧ガス製造保安責任者(二種冷凍、乙種化学、乙種機械
情報処理技術者FE
工事担任者総合通信
無線従事者二総通二陸技二海通航空通

 

計算技術検定1級
CEFRに対応している外国語検定[注 3](B1)
シスコ技術者認定CCNA

Bランク
(12点)

各種3級技能士[注 4]
2級情報配線施工技能士
2級知的財産管理技能士
2級ウェブデザイン技能士
2級機械保全技能士
三級自動車整備士
消防設備士甲種(第4類・特類以外)
公害防止管理者大気4種、水質4種、騒音・振動粉塵
毒物劇物取扱責任者
エックス線作業主任者
甲種火薬類取扱保安責任者
高圧ガス製造保安責任者(三種冷凍
情報処理技術者IPSG
工事担任者第一級
無線従事者三総通三海通
宅地建物取引士

カラーコーディネーター検定アドバンス
建設業経理検定2級

情報技術検定1級
パソコン利用技術検定1級
日本漢字能力検定1級
実用数学技能検定1級
色彩検定1級
P検1級
QC検定2級
日本語検定1級

Cランク
(7点)

3級情報配線施工技能士
3級知的財産管理技能士
3級ウェブデザイン技能士
3級機械保全技能士
二級ボイラー技士
第二種電気工事士
消防設備士乙種第4類
乙種火薬類取扱保安責任者
高圧ガス製造保安責任者(丙種化学
工事担任者第二級
無線従事者四海通一陸特一海特航空特1アマ

福祉住環境コーディネーター2級

計算技術検定2級
CEFRに対応している外国語検定[注 3](A2)
日本漢字能力検定準1級
実用数学技能検定準1級
色彩検定2級
P検2級
情報活用試験(J検)1級
日本語検定準1級

Dランク
(4点)

危険物取扱者乙種第4類
消防設備士乙種(第4類以外)
高圧ガス販売主任者第二種
無線従事者二陸特二海特2アマ

カラーコーディネーター検定スタンダード
福祉住環境コーディネーター3級
建設業経理検定3級

情報技術検定2級
パソコン利用技術検定2級
日本漢字能力検定2級
実用数学技能検定2級
Microsoft Office Specialist上級
P検準2級、3級
情報活用試験(J検)2級
QC検定3級
日本語検定2級

Eランク
(2点)

危険物取扱者乙種(第4類以外)、丙種
無線従事者国内電信三海特3アマ
潜水士

eco検定

計算技術検定3級
情報技術検定3級
パソコン利用技術検定3級
CEFRに対応している外国語検定[注 3](A1)
日本漢字能力検定準2級
実用数学技能検定準2級
色彩検定3級
Microsoft Office Specialist一般
P検4級
QC検定4級
日本語検定準2級

Fランク
(1点)

各種技能講習
各種特別教育
無線従事者三陸特レーダー4アマ

建設業経理検定4級

計算技術検定4級
日本漢字能力検定3級
実用数学技能検定3級
色彩検定UC級
情報活用試験(J検)3級
日本語検定3級

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈 [編集]

  1. ^ 2018年度から追加
  2. ^ 明確な定義は存在しないが、ここでは「条例に基づく資格」「商工会議所が主催の資格」「その他、一定の公共性を持つ資格」を挙げる。
  3. ^ a b c d 現在は「ケンブリッジ英語検定」「実用英語技能検定(英検)」「GTEC」「IELTS」「TEAP」「TOEFL」「TOEIC」が該当する[2]
  4. ^ a b 職業能力開発協会が実施するものの一部が該当する[3]

出典 [編集]

外部リンク[編集]