岩井忠熊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

岩井 忠熊(いわい ただくま、1922年大正11年)8月[1] - )は、日本歴史学者。専攻は日本近代史立命館大学名誉教授

熊本県熊本市出身。京都大学文学部卒業。立命館大学教授・副学長を歴任。

元特攻隊員[編集]

京都大学から学徒出陣した、特攻艇・震洋の元特攻隊員である。しかし、石垣島へ移送中に敵軍の魚雷攻撃を受けて船が沈没、3時間泳いだ末に救助され特攻はせずに終戦を迎えることになった。

元特攻隊員であることは晩年になってから明かしたことで、明かした理由は「特攻を公然と賛美する動きに腹が立ったからです」と語っている[2]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『明治国家主義思想史研究』 (青木書店、1972年)
  • 『天皇制と日本文化論』 (文理閣、1987年)
  • 『学問・歴史・京都』 (かもがわ出版、1988年)
  • 『天皇制と歴史学』 (かもがわ出版、1990年)
  • 『学徒出陣 - “わだつみ世代”の伝言』 (かもがわ出版、1993年)
  • 『明治天皇 - 「大帝」伝説』 (三省堂、1997年)
  • 『大陸侵略は避け難い道だったのか - 近代日本の選択』 (かもがわ出版、1997年)
  • 『近代天皇制のイデオロギー』 (文理閣、1998年)
  • 『西園寺公望 - 最後の元老』 (岩波書店、2003年)
  • 『戦争をはさんだ年輪 一歴史研究者のあゆみ』 (部落問題研究所、2003年)
  • 『陸軍・秘密情報機関の男』 (新日本出版社、2005年)

共著[編集]

  • 後藤靖〉『天皇制と代替り』 (かもがわ出版、1989年)
  • 岩井忠正〉『特攻 自殺兵器となった学徒兵兄弟の証言』 (新日本出版社、2002年)

編著書[編集]

  • 『近代日本社会と天皇制』(柏書房、1988年)
  • 『天皇代替り儀式の歴史的展開 - 即位儀と大嘗祭』 (柏書房、1989年)
  • 『天皇制国家の統合と支配』 (文理閣、1992年)
  • 『国際貢献論とアメリカ新戦略 - 世界の中の日本の針路』 (大月書店、1993年)
  • 『まちと暮らしの京都史』 (文理閣、1994年)

親族[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 広岩近広「平和をたずねて 昭和の戦争を語る/1 軍国主義に染まった15年」『毎日新聞』2018年11月27日、大阪朝刊。
  2. ^ 戦後65年 特攻を語る 2010年08月13日配信 読売新聞