國學院

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國學院(こくがくいん)

  1. 神職養成教学機関をさす一般名詞。またはその8校の総称。
  2. 上記のうちの國學院大學、京都國學院、大阪國學院をいう場合がある
  3. また、特に、國學院大學の前身名[1]であったことから、その略称としても使用される。

神社本庁指定の神職養成教学機関である。

神社本庁指定神職養成機関[編集]

神社本庁の定める「神職養成機関に関する規程」の第41条で「専門教育機関」に分類される神職養成機関。高等学校卒業者を対象としており、2年間の教育課程を修了すると正階位を授与される。このうち大阪國學院は通信教育課程のみの開講である。受講者は神職子弟が多く、神社出身者以外の募集を行わない場合もある。旧・皇典講究所系養成所の神社本庁実習の際には有栖川宮幟仁親王豊島岡墓地に参拝する。

  • 志波彦神社・鹽竈神社神職養成所(宮城県塩竈市 実習先:志波彦神社・鹽竈神社
  • 出羽三山神社神職養成所(山形県鶴岡市 実習先:出羽三山神社)※皇典講究所山形分所を母体とする
  • 神宮研修所(三重県伊勢市 実習先:神宮
  • 熱田神宮学院(愛知県名古屋市熱田区 実習先:熱田神宮
  • 京都國學院(学校法人京都皇典講究所京都國學院・京都府京都市上京区 実習先:石清水八幡宮など)※京都府皇典講究分所を母体とする
  • 大阪國學院(大阪國學院・大阪府大阪市中央区)※皇典講究所大阪分所を母体とする
  • 大社國學館(島根県出雲市 実習先:出雲大社)※島根県皇典講究分所を母体とする
  • 國學院大學別科神道専修(東京都渋谷区 実習先:明治神宮靖国神社など)※皇典講究所を母体とする

神道系大学[編集]

神道系の大学では4年間の学部卒業で所定の課程を修了すると明階検定合格・正階を取得でき、さらに明階総合課程を修了することで明階を取得することができる。

神社界における学閥[編集]

※以下に列記した神社はあくまでも、在籍する神職職員が院友もしくは館友のどちらかに偏っている別表神社であり、実際には、出身校に拘らずに職員を採用している神社の方が多い

起源[編集]

1890年に設置されたのを起源とする。神道(皇道)を広く普及・浸透を図るべく、国民の国家観念を湧出する施設として創立した。日本の歴史民族性を基に「学問ノ道ハモトヲ立ツルヨリ大ナルハナシ」を建学の精神とし、国史国文、国法を授けることを教育方針とした。草創期には多くの国学者がいた。古事類苑の編纂に大きく携わり、1899年に内務省から委託された神職養成の事業を行い、神職資格である学階試験を実施した。

創始建学のころ[編集]

ほか

國學院長[編集]

沿革[編集]

  • 1882年 - 麹町区飯田町(現・千代田区飯田橋)に皇典講究所が創立。
  • 1890年 - 皇典講究所の教育機関として國學院設置。
  • 1898年 - 國學院が同所から独立。
  • 1899年 - 同所・國學院は国家の宗祀である神社の神職養成を内務省から委託。(のち神社本庁からの委託として継続。)
  • 1904年 - 専門学校令で専門学校に昇格。大学部設置。
  • 1906年 - 私立國學院大學と改称。
  • 1919年 - 國學院大學と改称。
  • 1920年 - 大学令による大学に昇格。

脚注[編集]

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  1. ^ 1906年明治39年)に改称。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]