吉川貴洋

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吉川貴洋
生誕 (1972-03-11) 1972年3月11日(52歳)
出身地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市
学歴 慶應義塾大学
ジャンル クラシック音楽
職業 合唱指揮者

吉川 貴洋(よしかわ たかひろ、1972年昭和47年)3月11日[1] - )は、日本合唱指揮者

経歴[編集]

神奈川県横浜市[2]に生まれる。幼少よりオペラ合唱に親しみ[2]、7歳より合唱を始め、ビクター少年合唱隊に所属。11歳のときには東京室内歌劇場ジャン=カルロ・メノッティ作曲台本畑中良輔訳)『アマールと夜の訪問者』(栗山昌良演出)のアマール役として出演[3][4]神奈川県立多摩高等学校卒業[1]。1995年(平成7年)慶應義塾大学理工学部卒業。1997(平成9年)年同大学大学院理工学研究科修了。大学在籍中より畑中良輔の下で研鑽を積み、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団同OB合唱団等を指揮し好評を得る[2]。2003年(平成15年)まで松下電器産業株式会社に勤務した後、指揮者として活動を始める。第53回(2004年)東西四大学合唱演奏会[5]にて慶應ワグネルを指揮。2008年には慶應義塾創立150年記念ワグネル・ソサィエティー特別演奏会マーラー交響曲第2番『復活』で合唱指揮を務める[6]。2011年(平成23年)にも慶應義塾ワグネル・ソサィエティー創立110周年演奏会マーラー交響曲第2番『復活』で合唱指揮を担当し、指揮者飯森泰次郎から賛辞を贈られる[7]。他にも同OB合唱団、藤沢男声合唱団、パイオニア合唱団、伊藤忠商事コーラス部、混声合唱団水曜会、女声合唱団湘南の風、紐育男声合唱団、『平塚第九のつどい』における合唱指導等、多くの団体で指揮・指導を行っている[4]発声の基本を軸に、豊かなハーモニーを目指したその指導法は各団体から大いに支持されている[8]。指揮法を北村協一に師事。

藤沢男声合唱団には1999年(平成11年)から参加、畑中良輔より発声指導や音楽作りを一任され、2020年(令和2年)現在常任指揮者を務める[4]藤沢市ではモーツァルトイヤー特別公演『魔笛』(2006年)をはじめ、オペラ・ガラコンサート(2006、2007年)、日本の歌100年の旅(2007年)[2]、2008年(平成20年)にはレハールメリー・ウィドウ』、湘南台トワイライトコンサート2009[4]、2010年(平成22年)にはマスカーニカヴァレリア・ルスティカーナレオンカヴァッロ道化師』、藤沢オペラコンクール記念演奏会の合唱指揮等を務めるなど、活動の幅を広げている[2]。2008年(平成20年)に中国北京天津)で、2011年(平成23年)10月にタイバンコク)での演奏会を開催するなど活発な活動を行っている[2]

伊藤忠商事コーラス部では2009年(平成21年)5月に常任指揮者に就任[8]

2009年(平成21年)和光市特定非営利活動法人オペラ彩ヴェルディオテッロ』において合唱指揮を担当[9]

混声合唱団水曜会では、2012(平成24年)年9月より指揮を開始、2013(平成25年)年7月より常任指揮者に就任[2]

2018年(平成30年)には湘南白百合学園中学・高等学校の合唱コンクールの審査員に招かれる[10]

脚注[編集]

  1. ^ a b 吉川貴洋”. facebook. 2020年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g プロフィール”. 混声合唱団 水曜会. 2020年2月7日閲覧。
  3. ^ オペラ情報センター”. 昭和音楽大学オペラ研究所. 2020年2月7日閲覧。
  4. ^ a b c d 藤沢男声合唱団とは”. 藤沢男声合唱団. 2020年2月7日閲覧。
  5. ^ 演奏ライブラリー 四連”. 慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団. 2020年2月7日閲覧。
  6. ^ 慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団第133回定期演奏会パンフレット(2008年)
  7. ^ メッセージ”. 飯森泰次郎. 2020年2月7日閲覧。
  8. ^ a b 指導者紹介”. 伊藤忠商事コーラス部. 2020年2月7日閲覧。
  9. ^ オペラ『オテッロ』”. オペラ彩. 2020年2月7日閲覧。
  10. ^ 音楽コンクールの様子を掲載しました”. 湘南白百合学園中学・高等学校. 2020年2月7日閲覧。