北條巧

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北條 巧
日本の旗 日本
英語文字表記 Takumi Hojo
誕生日 (1996-04-07) 1996年4月7日(28歳)
出身地 日本の旗 日本埼玉県北本市
身長 172cm[1]
体重 62kg[1]
所属 NTT東日本NTT西日本
獲得メダル
日本の旗 日本
トライアスロン
ワールドトライアスロンカップ
2023 ヨンド 男子個人
アジア競技大会
2023 杭州 ミックスリレー

北條 巧(ほうじょう たくみ、1996年4月7日[2] - )は、日本トライアスロン選手。所属はNTT東日本NTT西日本[2]

人物[編集]

埼玉県北本市出身。北本市立北本中学校、埼玉県立熊谷高等学校を経て、日本体育大学卒業[2]。高校時代は水泳部に所属していた。幼稚園から高校までは競泳をやっていた[3]。高校時代は受験勉強をしていたが、両親がネットで、トライアスロンの強化認定記録会のことを見つけ、出場したところ強化認定選手に指定され、当時の日本体育大学のコーチに推薦入学のオファーをもらった。さらに、熊谷高校の当時の水泳部の顧問にも相談したところ、「勉強はいつでもできるけど、オリンピックを目指せる人はひと握り。狙ってみたらどうか?」といわれ入学を決意する[1]

2017年日本トライアスロン選手権で4位入賞[2]。2018年10月、日本トライアスロン選手権で初優勝[4]。翌2019年同大会で2連覇を達成[5]新型コロナウイルス感染症の流行により東京を離れ、実家の埼玉県北本市へ移り、「おうちプール」での練習を続けた[6]。2020年同大会で3連覇を狙うもニナー賢治に敗れ2位[7]2020年東京オリンピック出場を目指していたが[1]、代表には選ばれなかった(男子代表は小田倉真・ニナー賢治)。

2022年ヨーロッパカップで優勝[8]

2023年ワールドトライアスロンカップでワールドカップ初優勝[9]、日本男子選手の優勝は2007年以来[2]。8月、2024年パリオリンピックの代表選考会を兼ねたテスト大会に出場、日本勢最高の20位に入った[10]。9月アジア競技大会でミックスリレーにニナー賢治・高橋侑子佐藤優香と共に出場し、優勝。日本のアジア競技大会同種目3連覇を達成した[11]

ランキング[編集]

NTTトライアスロンジャパン・ランキング

2018年ASTCアジアカップラヨーン大会と大阪城大会で優勝。 2018年ASTCアジアU23トライアスロン選手権優勝。 オリンピック出場資格ランキング世界50位、日本人2位(2023.07.16現在)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 北條巧、トライアスロン転向4年で日本一となったホープが目指す理想像”. VICTORY ALL SPORTS NEWS (2023年10月8日). 2023年7月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e 北條 巧”. 公益社団法人日本トライアスロン連合. 2023年10月8日閲覧。
  3. ^ 北條 巧 選手”. CHRIO. 2023年10月8日閲覧。
  4. ^ トライアスロン、高橋侑子・北條巧が初V 日本選手権”. 日本経済新聞 (2018年10月14日). 2023年10月8日閲覧。
  5. ^ 女子は高橋が2年連続頂点「勝って当たり前…そう思ってやってきた」”. スポニチアネックス (2019年10月6日). 2023年10月8日閲覧。
  6. ^ 「おうちでプール」進まなくても伸びる技術 3連覇目指す北條巧 <トライアスロン日本選手権・進化①>”. 東京新聞 (2020年11月3日). 2023年10月8日閲覧。
  7. ^ ニナー・ケンジ、五輪代表入りへ初出場初V 北條巧の3連覇阻む”. 中日スポーツ (2020年11月9日). 2023年10月8日閲覧。
  8. ^ 北條巧 優勝!ヨーロッパトライアスロンカップ(2022/クアルテイラ)結果”. 公益社団法人日本トライアスロン連合 (2022年3月28日). 2023年10月8日閲覧。
  9. ^ 北條巧 ワールドトライアスロンカップ 初優勝!ワールドトライアスロンカップ(2023/ヨンド)結果”. 公益社団法人日本トライアスロン連合 (2023年8月5日). 2023年10月8日閲覧。
  10. ^ 北條巧「3位以内を狙っていたので、結果的にいまいち」 トライアスロンのテスト大会”. サンスポ (2023年8月18日). 2023年10月8日閲覧。
  11. ^ 日本金メダル!第19回アジア競技大会(2022/杭州)ミックスリレー結果”. 公益社団法人日本トライアスロン連合 (2023年10月2日). 2023年10月8日閲覧。

外部リンク[編集]