加藤真史
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加藤 真史（かとう まさし、1970年9月7日 - ）は、日本の劇作家、演出家、音楽音響家で、ユニット「演劇／微熱少年」を主宰する[1]。江原河畔劇場芸術学校「無隣館」4期演出部修了[要出典]。日本劇作家協会会員[2]。
来歴[編集]
1993年に劇団無人劇場の公演『詩とアクセル』の音楽音響を担当したことを皮切りに演劇活動にかかわり、1995年に劇団無人劇場を改組する形で劇団咲街が発足すると、劇作や演出も担当した[3]。
2017年、平田オリザの講演会とワークショップを契機に発足した邑楽町民劇団に、企画・制作・劇作・演出・音楽音響として参加した[3]。この参加は一時期離れていた演劇活動への復帰でもあった[3]。
2018年に「『小医癒病』中医癒人大医癒世」が第24回日本劇作家協会新人戯曲賞一次通過[4]。
2019年8月、自作を上演するソロユニット「演劇／微熱少年」の活動を開始した[3]。
演劇の主な経歴[編集]
1993年 - 1999年[編集]
- 1993年10月 劇団無人劇場『詩人とアクセル』 中野テルプシコール（音楽音響） 作・演出：大窪一顕
- 1993年12月 劇団無人劇場『シルバーデスクス』 新宿タイニィアリス（音楽音響・出演）作・演出：大窪一顕
- 1995年7・8月 劇団咲街『風結いカケル』 高円寺明石スタジオ（音楽音響・演奏）作・演出：大窪一顕[6] Mercy.名義
- 1996年5月 劇団咲街『SWEET ZELDA』 高円寺明石スタジオ（音楽音響）作・演出：大窪一顕[7] Mercy.名義
- 1996年7月 劇団ルネサンス『マーガレット＊ピアス』 こまばアゴラ劇場（音楽）作・演出：長谷川朋史
- 1996年10・11月 劇団咲街『さらばブタ目都市』 国立Liverpool（作・演出・音楽音響・演奏）
- 1997年1月 東京タンバリン『おてんきあめ』 こまばアゴラ劇場（音楽音響）作・演出：高井浩子
- 1997年3・4月 劇団咲街『アルジャーノンに花束を』 中野ウエストエンドスタジオ（音楽音響）脚色・演出：壱岐武志
- 1997年7・8月 東京タンバリン『あさがおの鉢』 高円寺明石スタジオ（音楽音響）作・演出：高井浩子[8]
- 1997年9・10月 劇団咲街『ねじ式CDプレイヤー』 荻窪アールコリン（作・演出・音楽音響・演奏）
- 1997年11月 初谷誠プロデュース『初谷誠ショートショート』 六本木アトリエフォンテーヌ（音楽音響）作・演出：初谷誠
- 1998年1月 東京タンバリン『よせ鍋』 高円寺明石スタジオ（音楽音響）作・演出：高井浩子[9]
- 1998年3月 浅野うらら一人芝居『アリス』 東中野エウロス・帝塚山キリスト教会（演出・音楽音響）作：浅野うらら
- 1998年4月 東京タンバリン『あかい絵の具』 こまばアゴラ劇場（音楽）作・演出：高井浩子
2018年以降[編集]
邑楽町民劇団（仮）楽・邑楽LaAura公演[編集]
- 2018年3月 『忠臣蔵・武士編』 邑楽町役場ロビー（構成・演出・音楽音響）作：平田オリザ
- 2018年11月 『白鳥の湖（仮）』 邑楽町中央公民館邑の森ホール（作・演出・音楽音響）
- 2019年2月 『さらだ殺人事件』 邑楽町長柄公民館（音楽音響）作：別役実
- 2019年3月 『在西安青年』 邑楽町中央公民館邑の森ホール（作・演出・出演）
- 2019年6月 『銀河鉄道の夜』 邑楽町中央公民館邑の森ホール（構成・演出・音楽音響）作：平田オリザ、合唱編曲：青島広志
ユニット「演劇／微熱少年」公演[編集]
- 2020年5月より『縁側アロハ その前に。』YouTube演劇／微熱少年公式チャンネル（作・演出・音楽音響）
- 2021年6月19日 『構造なり力なり』日本劇作家協会月いちリーディング （作）[10]
- 2021年8月 『縁側アロハ』演劇／微熱少年 （作・演出・音楽音響） [11][12]
- 2022年5月 『料理昇降機／the dumb waiter』 （演出・音楽音響）作：ハロルド・ピンター、訳：喜志哲雄[13]
- 出演：大竹直（青年団）、加藤亮佑
- 群馬県立館林美術館初の演劇公演
- 2022年10月 『「小医癒病」中医癒人大医癒世』 （作・演出・音楽音響）[14][15]
- 出演：新井聖二、成澤陽子、入内島優奈、村山朋果、赤井那帆、武藤真大、木田恭平、佐藤壮成、山﨑香、川原崎晴紀、東雲楽、みずだけ豆太、栗原一美、加藤亮佑、酒巻誉洋、久保田雅彦、滝川いくた、根岸佐千子、荒井正人、中村ひろみ
- 2023年5月『すべて重力のせいだ』『構造なり力なり』（作・演出・音楽音響）[16][17]
- 『すべて重力のせいだ』出演：大竹直、加藤亮佑、酒巻誉洋、村山朋果
- 『構造なり力なり』出演：小池舞、久保田雅彦、小川朋珠、芦塚諒洋
その他公演[編集]
- 2020年11月 演劇プロデュースとろんぷ・るいゆ 『紙風船』 前橋臨江閣本館（演出・音楽音響）作：岸田國士[19]
- 2021年3月 前橋市・MMA 空中演劇 『まだその名を知らぬ冠を手に入れた』前橋白井屋ホテル（脚本）[20]
- 出演：村山朋果、郡司厚太、中村ひろみ、萩原朔美
- 2023年5月 たてび×えんびリーディングシアター『エレジー～父の夢は舞う～』群馬県立館林美術館（演出・音楽音響、作・清水邦夫）[21]
- 出演：萩原朔美、鄭亜美、林健樹、川田夏実、大竹直
著書[編集]
- 加藤真史『加藤真史戯曲集 2018-2020』デザインエッグ、東大阪市、2021年2月8日。ISBN 978-4-8150-2492-5。OCLC 1243301144。
脚注[編集]
- ^ “加藤真史が主宰する群馬のユニット・微熱少年、夏の1日描いた新作”. ステージナタリー. (2020年3月11日) 2022年2月閲覧。
- ^ “加藤真史”. [日本劇作家協会] 戯曲デジタルアーカイブ. 2022年2月20日閲覧。
- ^ a b c d e “加藤 真史（演劇／微熱少年）”. ぐんま文化芸術活動バックアップセンター. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “Japan Playwrights Association - 新人戯曲賞 発表”. 日本劇作家協会 (2021年12月). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “地域との関わり大切に アーティストの拠点 劇作家、演出家 加藤真史（太田市矢場新町）”. 上毛新聞 (2022年11月19日). 2022年11月22日閲覧。
- ^ “1995年 7月の公演”. 明石スタジオ. 2022年2月20日閲覧。
- ^ “1996年 5月の公演”. 明石スタジオ. 2022年2月20日閲覧。
- ^ “1997年 7月の公演”. 明石スタジオ. 2022年2月20日閲覧。
- ^ “高円寺·明石スタジオ”. 明石スタジオ. 2022年2月20日閲覧。
- ^ “Japan Playwrights Association - オンライン・東京・神奈川の月いちリーディング”. 日本劇作家協会. 2022年2月20日閲覧。
- ^ “【公演レポート】演劇 / 微熱少年が届ける、お盆の季節の物語「縁側アロハ」幕開け”. ステージナタリー. (2021年8月14日) 2022年2月2日閲覧。
- ^ “家族の日常 会話劇で 「演劇/微熱少年」太田市民会館で公演”. 上毛新聞. (2021年8月14日) 2022年2月20日閲覧。
- ^ “大竹直＆加藤亮佑が出演、演劇 / 微熱少年「料理昇降機 / the dumb waiter」（ステージナタリー）”. Yahoo!ニュース. 2022年6月1日閲覧。
- ^ “医学生の姿に研修医たちは…演劇 / 微熱少年「『小医癒病』中医癒人大医癒世」開幕（ステージナタリー）”. Yahoo!ニュース. 2022年11月2日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “医学生の姿に研修医たちは…演劇 / 微熱少年「『小医癒病』中医癒人大医癒世」開幕（舞台写真あり）”. ステージナタリー. 2022年11月2日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “演劇 / 微熱少年が館林美術館でアートを再定義、制作手法の異なる3作を明日から上演（コメントあり）”. ステージナタリー. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “演劇 / 微熱少年の館林美術館公演がスタート、明日からは大竹直ら群馬県出身俳優の作品も（ステージナタリー）”. Yahoo!ニュース. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “リーディングシアターvol.13 わたしはまだ踊らない”. Youtube（前橋文学館公式チャンネル） (2020年12月14日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “群馬の演劇発信 女優 中村ひろみさん（57）”. 朝日新聞. (2020年11月29日) 2022年2月20日閲覧。
- ^ “モデルは朔太郎の父の医師 前橋であす朗読劇 地元ＦＭが生中継”. 東京新聞. (2021年3月27日) 2022年2月20日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “演劇 / 微熱少年の館林美術館公演がスタート、明日からは大竹直ら群馬県出身俳優の作品も（舞台写真あり）”. ステージナタリー. 2023年6月11日閲覧。
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