児玉辰春

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児玉 辰春(こだま たつはる、1928年 - 2019年10月14日)は、日本の児童文学作家[1]

戦争を語り継ぐ絵本まっ黒なおべんとう』の著者として知られる。

経歴[編集]

広島県大竹市出身[2]1954年より中学校の教師として勤務した[1]。その頃から、子供たちへの平和活動を始める[1]。 退職後に創作活動を開始した[2]2001年、戦争の悲惨さを語り継ぐ「新世紀に戦争を語り継ぐ会」を創設した[2]

2019年、広島市佐伯区の病院で死去した[3]。91歳没[3]

まっ黒なおべんとう』をはじめとする、いくつかの作品がアニメ映画化された[4]

著書[編集]

絵本[編集]

その他単著[編集]

  • 『ひびけ月光の曲』岩崎書店、1993年
  • 『ヒロシマ心の旅路』岩崎書店、1996年 - 挿絵:村井宗二
  • 『虹の花咲く通潤橋』汐文社、1998年 - 挿絵:長澤靖
  • 『海底に消えた青春 知られざる特攻、伏竜特攻隊秘話』汐文社、2001年
  • 『くちなしの花 八月―ヒロシマヤケノハラニナル』草土文化、2001年 - 挿絵:長澤靖
  • 『人間魚雷「回天」 一特攻隊員の肖像』高文研、2003年

脚注[編集]

  1. ^ a b c 児童文学作家の児玉辰春さんがご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。”. 童心社. 2024年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c 株式会社ローソンエンタテインメント. “児玉辰春|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2024年1月15日閲覧。
  3. ^ a b 訃報 児玉辰春氏”. 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター. 2024年1月15日閲覧。
  4. ^ 映画紹介”. 2024年1月15日閲覧。