伊藤吉和

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伊藤吉和
いとう よしかず
生年月日 (1959-04-02) 1959年4月2日(60歳)
出生地 千葉県
出身校 千葉大学
称号 工学修士
公式サイト 伊藤吉和のホームページ[リンク切れ]

当選回数 3回
在任期間 2002年5月2日 - 2014年5月1日
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伊藤 吉和(いとう よしかず、1959年4月2日 - )は、日本政治家官僚広島県府中市長(3期)、府中市助役(1期)を歴任した。

略歴[編集]

政策[編集]

元建設省の公務員であったが、府中市の左派勢力に対抗するために、亀井静香の勧誘により府中市の市長選に立候補した。選挙戦では「同和行政」の見直しが争点となり、結果伊藤が圧勝した[2]。同時に行われた市議会議員選挙でも伊藤支持派が多数派となった(24人中14人)[2]。それまでの府中市政は人権問題への強いプレッシャーで行政の活力が失われ、市民にも抑圧的な気持ちがまん延しているとされるような内容で、小森龍邦率いる部落解放同盟の機嫌との協議の上でなされており[2]、2000年度の一般会計では11億5300万円が同和対策として拠出されていた[2]

伊藤を支持するために、賛同する議員らによって府中市議会に「平成会」が組織された。主な政策として、同和対策関連予算の縮小[2]、同和団体による公民館占拠の解消、同和団体との関係解消[2]、市内の保育所の統廃合などのコストカット、府中中心部の再開発、小中統合の一貫校などが挙げられる。小中学校の耐震化100%を達成させた。市庁舎を含めた市内公共設備の耐震工事も実施した。中心市街地活性化事業を実施し、お祭り広場近郊の整備や出口地区の石州街道の観光整備を実施した。 第2次中心市街地活性化事業で府中駅南側に「道の駅びんご府中」、府中市地域交流センター及び「キテラスふちゅう」等の整備事業を計画した。上下市民病院の医師不足問題については府中市民病院との一体運営を打ち出して対応した。陳腐化した市内の道路交通網に対しては、扇橋の架け替えや南北道路の計画整備、市内循環バスの運行などを行った。また懸案だった桜ケ丘団地の販売も、民間の建築会社とタイアップして値引き販売を進めた(以上出典[3][4][5][6][7][8][9][10][11])。

落選[編集]

2014年、4期目の市長選に挑むが、新人の戸成義則(無所属・前府中市議会議員)に敗れた。当選した戸成は、伊藤が4期目の直前に公表した、特別職の給与引き上げを府中市民が受け入れなかった結果であると述べた[12]。落選した伊藤は、「予想していない結果。予想していなかったことが敗因になった」「市民が必要としなくなったということ。私の仕事が終わったと受け止めている」と述べた[13]。特別職の給与問題については「長年、低い水準で苦しい中やってきた。景気回復を受け同規模の市に是正しただけ。確信をもってやった。後悔はない」と述べた[13]

一方、戸成も市長らの報酬を増額する条例を否決する以外に政策があった訳ではなく、また平成会から造反して立候補したために議会との折り合いも悪く、副市長を置くことも出来ず市長の問責決議案を可決されるなど以後4年間の市政は停滞することとなった[14][15]

特記事項[編集]

  • 趣味は登山など。
  • 市長在職中は府中市に単身赴任であった。そのため千葉と広島を往復する生活を15年間続けることになった。

脚注[編集]

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  1. ^ “<上>府中市長選”. 読売新聞. (2014年12月16日). http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO012571/20141225-OYTAT50048.html 2015年10月14日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f クローズアップ 同和行政見直しに波紋も 府中市 新市長が予算を凍結 部落解放同盟側は静観 2002.07.13 中国新聞 中国朝刊 中総広/中総山 (全1,525字)
  3. ^ 伊藤吉和・広島県府中市長 ◇まちづくり、子育て重視の財政構造に。トップインタビュー 時事.com 2018年7月11日閲覧
  4. ^ 府中市地域交流センターがオープン 広島ニューズ 食べたいジンジャー
  5. ^ 広島県 府中市議会 議事録 平成21年第1回定例会(第2号 3月 5日)
  6. ^ 平成25年度第1回地方独立行政法人府中市病院機構評価委員会 議事録 (PDF)
  7. ^ 【平成 20 年度まち交大賞・部門賞(アイデア賞)】広島県府中市 府中地区 (PDF)
  8. ^ 平成23年 第1回定例会(第1号 2月28日)
  9. ^ 平成24年 第1回定例会(第1号 2月27日)
  10. ^ 平成21年 第1回定例会(第1号 3月 2日)
  11. ^ 平成20年 第2回定例会(第1号 3月 3日)
  12. ^ “激戦 府中市長選 一夜明け会見 戸成氏「予想外の当選」 広島”. 産経ニュース (産経新聞社). (2012年4月22日). https://www.sankei.com/region/news/140422/rgn1404220055-n1.html 2018年7月11日閲覧。 
  13. ^ a b “伊藤市長敗因を語る 給与問題「後悔ない」 広島”. 産経ニュース (産経新聞社). (2014年4月22日). https://www.sankei.com/region/news/140422/rgn1404220054-n1.html 2018年7月11日閲覧。 
  14. ^ 府中市議会 副市長選任求め、市長へ問責決議 /広島 毎日新聞2017年6月17日 地方版
  15. ^ 選挙 府中市長選 市政の課題、公開討論 立候補予定の2氏 /広島 毎日新聞2018年4月13日 地方版
先代:
橘高泰司
Flag of Fuchu city, Hiroshima.svg 広島県府中市長
2002年 - 2014年
次代:
戸成義則