仲哀峠

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仲哀峠
みやこ町側から撮影
旧仲哀トンネル
所在地 福岡県京都郡みやこ町田川郡香春町
位置 北緯33度40分52秒 東経130度52分58秒 / 北緯33.68111度 東経130.88278度 / 33.68111; 130.88278座標: 北緯33度40分52秒 東経130度52分58秒 / 北緯33.68111度 東経130.88278度 / 33.68111; 130.88278
通過する交通路 Japanese National Route Sign 0201.svg国道201号新仲哀トンネル
Project.svg プロジェクト 地形
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国道201号標識

仲哀峠(ちゅうあいとうげ)は福岡県北東部の京都郡みやこ町勝山松田と田川郡香春町大字鏡山を跨ぐ100mほどのである。

地理・交通[編集]

現道[編集]

みやこ町の西北端と香春町の東端に位置しており、峠の北側に障子ヶ岳(427.3m)、南側に大坂山(573.0m)がある。京築地域と筑豊地域を分かつ山地を越える峠の一つで、国道201号が通っている。この国道201号はかつてはヘアピンカーブが連続し、狭い仲哀トンネルをくぐる交通の難所であった。1960年代に旧道の麓に直線ルートで行橋~香春間を結ぶ新道が建設され、1967年には2代目のトンネルとなる新仲哀隧道(1220m)が完成し、それから40年後の2007年3月5日には3代目の新仲哀トンネル(1365m)が開通し、現在に至っている。

現在では2007年竣工の新仲哀トンネルしか通行できなくなったが、一日2万台を越える自動車がトンネルを通過する交通の要所となっている。冬場は路面凍結や積雪でチェーン規制が出やすいため、通行の際は注意が必要である。

峠を越える公共交通機関として、行橋市と香春町を結ぶ太陽交通の路線バスがある。

仲哀隧道 (1889年竣工)[編集]

みやこ町側では旧道がヘアピンカーブが続く道であるため七曲峠と呼ばれる。旧道沿いにある仲哀公園が桜の名所として整備されており、地元では有名である。この桜の原点は現美夜古青年会議所(旧行橋青年会議所)が1970年頃、社会開発運動の一環として数十本の桜を植えたのがきっかけである。

旧仲哀トンネルは1889年に完成し、筑豊地方からの石炭輸送を担った。旧道も国道指定は解除されたものの引き続き残されているが、旧道トンネルは現在、落盤の恐れがあるとしてガードレールで閉鎖されており、通行することはできない。歴史的に重要な建造物として国の登録有形文化財に登録されている。旧トンネル入口上部の銘板には「道隧哀仲」と記されている。

1963年に日本専売公社(現・日本たばこ産業)の職員がトラックで集金中、旧仲哀トンネル付近で殺害され、現金を奪われる事件が発生した。この事件の犯人は全国各地でほかに4人を殺害しており、世間を騒がせた。なお佐木隆三の小説で、1979年に劇場公開された緒形拳主演の映画『復讐するは我にあり』はこの殺人事件の殺人犯をモデルにしている(事件の詳細は西口彰事件を参照)。

周辺[編集]

関連項目[編集]