代々木一丁目書店事務所内強盗殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
代々木一丁目書店事務所内強盗殺人事件
場所 日本の旗 日本東京都渋谷区代々木
日付 2007年平成19年)12月10日日本時間
死亡者 1人
被害者 当時51歳の書店員
犯人 不明
対処 捜査中
管轄 警視庁原宿警察署
テンプレートを表示

代々木一丁目書店事務所内強盗殺人事件(よよぎいっちょうめしょてんじむしょないごうとうさつじんじけん)は、2007年平成19年)12月東京都渋谷区で発生した強盗殺人事件。捜査特別報奨金制度対象の事件で、2023年現在も捜査中の未解決事件となっている。

概要[編集]

2007年平成19年)12月10日午後9時ごろ、代々木駅前(渋谷区代々木一丁目)のビル内にあった書店、金港堂書店の事務所内から物音がすると上の階にいた同店社長の家族から連絡を受けた社長が被害者である従業員の男性(当時51歳)が意識不明の状態で倒れているのを発見、110番通報をしたものである[1]。社長家族は他にも薄緑色の目出し帽のようなものをかぶり、灰色のジャンパー を着て逃走する不審な男を目撃していたが[1]、その後有力な情報は得られておらず、捜査は難航している。

従業員の男性は、顔や頭[1]を鈍器のようなもので殴られ、13日後の12月23日に死亡[2]。事務所内にあった現金約9万8千円入りの手提げ金庫がなくなっていた為、現場から20m程離れた書店が閉店した後に事務所に売上金を運んだ際に被害にあったものと見られている[1]。また、事件現場となった事務所はこの事件が発生した1ヶ月前にも現場となった事務所が空き巣被害に合っていた為、警察は関連を調べている[1]

事件後[編集]

  • 事件未解決のまま、現場となった金港堂書店は2010年平成22年)6月30日に閉店した。
  • 被害者の父親は、被害者が死亡した2日後に心筋梗塞で後を追うように亡くなった他、遺された母親は10年近く引きこもりに近い状態に陥った[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 書店に強盗、従業員重体 東京・代々木”. 産経新聞社. 2007年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
  2. ^ 重体だった従業員死亡 東京・渋谷の書店事務所強盗”. 朝日新聞社. 2007年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
  3. ^ 力丸祥子 (2017年12月10日). “お母さんの手を忘れないで 握り返した息子 なぜ奪った”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2017年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。

外部リンク[編集]