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仙台短編文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙台短編文学賞
せんだいたんぺんぶんがくしょう
受賞対象短編小説
日本の旗 日本
主催「仙台短編文学賞」実行委員会
公式サイト仙台短編文学賞 公式ウェブサイト

仙台短編文学賞(せんだいたんぺんぶんがくしょう)は、日本文学賞

東日本大震災の被災地から新たな作家の発掘と育成を図ることを目的として創設された[1]。「仙台短編文学賞」実行委員会(荒蝦夷河北新報社プレスアート)が主催している。集英社小説すばる』編集部、東北学院大学、宮城県書店商業組合が協力している。仙台文学館(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)、東北大学災害科学国際研究所が後援している[2]

仙台宮城東北と何らかの関連がある小説を募集する。ジャンルは問われない。日本語で書かれた未発表の作品に限られる。枚数規定は、400字詰め原稿用紙で25 - 35枚程度[3][4]。大賞は、『河北新報』『大人のためのプレミアムマガジン Kappo』『小説すばる』に掲載され、副賞として金10万円が贈られる。河北新報賞は、『河北新報』に掲載され、副賞として宮城の産品などが贈られる。プレスアート賞は、『大人のためのプレミアムマガジン Kappo』に掲載され、副賞として宮城の産品などが贈られる[5]

受賞作

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回(年) 応募数 受賞作 受賞者 選考委員
第1回(2018年) 576編 大賞 奥州ゆきを抄 岸ノ里玉夫 佐伯一麦
河北新報社賞 あわいの花火 安堂玲
プレスアート賞 ごく限られた場所に降った雪 村上サカナ
東北学院大学賞 賽と落葉 芽応マチ
東北学院大学賞奨励賞 河童の涙 藤澤佳子
第2回(2019年) 324編 大賞 ビショップの射線 綾部卓悦 熊谷達也
仙台市長賞 西日の里 髙橋叶
河北新報社賞 梅と糸瓜と、福寿草 齋藤隆
プレスアート賞 風音 (kazaoto) ―ピアノ五重奏曲第二番 イ長調― やまやしげる
東北学院大学賞 長次郎の夢 田中エリザバス
東北学院大学賞奨励賞 落日と鬼灯 水無月恒
第3回(2020年) 477編 大賞 境界の円居 佐藤厚志 柳美里
仙台市長賞 鵜の尾岬まで 高玉旭
河北新報社賞 波打ち際の灯り 柿沼雅美
プレスアート賞 妻を纏う 梶浦公平
東北学院大学賞 冷たい朝が来るまえに 水津藤乃
第4回(2021年) 374編 大賞 海、とても 森川樹 いとうせいこう
仙台市長賞 本郷久美
河北新報社賞 時田日向
プレスアート賞 月にかける 東風谷香歩
東北学院大学賞 雑踏を奏でる 茂木大地
東北学院大学賞奨励賞 正解 川上新
第5回(2022年) 264編 大賞 道の奥には 大谷努 玄侑宗久
仙台市長賞 金魚の帯 なつせさちこ
河北新報社賞 あなたは 春名美咲
プレスアート賞 帰還する光たち 洸村静樹
東北学院大学賞 夜を失う 大久保蓮
第6回(2023年) 218編 大賞 あらゆる透明な 髙村峰生 和合亮一
仙台市長賞 世界が終わる日 大久保蓮
河北新報社賞 ホダニエレーガ 片岡力
プレスアート賞 兄のアルバム 飯沢耕太郎
東北学院大学賞 二之部右京

脚注

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  1. ^ 被災地から新たな作家を「仙台短編文学賞」創設”. 河北新報 (2017年7月21日). 2017年10月29日閲覧。
  2. ^ 文学賞 - 宮城県仙台市 - 仙台短編文学賞”. 仙台短編文学賞実行委員会事務局. 2017年10月29日閲覧。
  3. ^ 宮城)仙台短編文学賞を創設”. 朝日新聞 (2017年7月22日). 2017年10月29日閲覧。
  4. ^ 被災地の“書き手”発掘へ 「仙台短編文学賞」作品募集”. 産経新聞 (2017年7月21日). 2017年10月29日閲覧。
  5. ^ 仙台短編文学賞”. 公募ガイドONLINE. 2017年10月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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