中身汁

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なかみ汁(西表島)

中身汁あるいは中味汁(なかみじる)は、沖縄県郷土料理の一つ[1]

概要[編集]

「中身」とは内臓を指す。つまり中身汁はモツの汁物で、特に小腸を実とする吸物である[1]。具になる内臓の風味はほとんど除かれており、どちらかと言えば鰹節出汁のスープで煮込まれたモツの歯ごたえや食感を楽しむものである。かつての沖縄では正月に備えて年末に豚を潰す習慣があり、その新鮮な臓物を用いた中身汁は本土の雑煮に相当するご馳走であった。現在も沖縄の家庭では正月には欠かせない料理として親しまれている。

作り方[編集]

  • 中身は短冊状に切り、何度も茹でこぼし、塩を振って揉み洗いすることで臭みを取る。
  • 鰹節出汁を取り、下ごしらえをした中身と、豚肉椎茸コンニャクなどを入れて味を調え、あっさりとしたすまし汁に仕立てる。
  • 食べる際、好みにより下ろし生姜や小口切りにした青ネギを加える。

備考[編集]

名物の沖縄そばに中身汁の具を載せた「中身そば」もある。

脚注[編集]

  1. ^ a b 上村一真 (2007), 旅で出会ったローカルごはん, 枻出版社, pp. 274-275, ISBN 9784777908332 

関連項目[編集]