中島平三

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中島 平三(なかじま へいぞう、1946年8月19日[1] - )は、日本言語学者、英語学者、東京都立大学名誉教授、前学習院大学教授。

人物[編集]

東京都出身。専門領域は理論言語学生成文法英語学言語脳科学英語の記述的研究、言語特質の理論的研究、ERP事象関連電位)・fMRIを用いた言語学的仮説の実験研究などを手掛ける。Ph.D.(言語学)。

略歴[編集]

東京都立大学法経学部に入学し、法学部と経済学部に分離したため経済学部に入るが、二年生で人文学部英文科に転部[2]、1970年卒業、72年同大学院修士課程修了、80年からアリゾナ大学大学院博士課程に学び、82年アリゾナ大学大学院言語学科でPh.D.取得。その後、88-89年フルブライト奨学金上級研究員としてマサチューセッツ工科大学客員研究員、1976年千葉大学講師、助教授、1985年東京都立大学助教授、教授、96-98年東京都立大学附属高等学校長、2001-03年教養部長、2004年定年退官、名誉教授、学習院大学文学部教授、2006-09年学習院初等科長。2017年定年退職。

2000-04年日本英語学会会長、2014年-同顧問、日本英文学会評議員(2005-07)、アメリカ言語学会名誉会員委員会(Committee on Honorary Members)委員(2007-)、The Linguistics Review (Mouton de Gruyter社)および韓国英語学会誌の編集顧問などを務める。

海外の言語学専門誌(Linguistic Inquiry, The Linguistic Review, Journal of Linguistics, Linguistic Analysisなど)で論文を多数発表。

著書[編集]

  • 『英語の移動現象研究』(研究社) 1984 市河賞授賞
  • Current English Linguistics in Japan (Mouton de Gruyter社) 1991
  • 『発見の興奮 言語学との出会い』大修館書店 ドルフィン・ブックス 1995
  • 『ファンダメンタル英語学』ひつじ書房 1995
  • Locality and Syntactic Structures開拓社 1999
  • 『スタンダード英文法』大修館書店 2006
  • 『ファンダメンタル英語学演習』ひつじ書房 2011
  • 『ファンダメンタル英語学|改訂版』ひつじ書房 2011
  • 『これからの子どもたちに伝えたいことば・学問・科学の考え方』開拓社 2015
  • 『島の眺望ー-補文標識選択と島の制約と受動化』研究社 2016


共編著[編集]

  • 『現代の英文法 第5巻 文 2』今井邦彦共著 研究社出版 1978
  • 『言語学への招待』外池滋生共編著 大修館書店 1994
  • Topics in Small Clauses 外池滋生共編著 くろしお書房 1991
  • Argument Structure: Its Syntax and Acquisition 大津由紀雄共編著 1993 
  • Essentials of Modern English Grammar 今井邦彦、外池滋生、Christopher Tancredi共著 研究社 1995
  • 『岩波講座 言語の科学〈6〉生成文法』田窪行則,福井直樹,稲田俊明,外池滋生共著 岩波書店、1998
  • 『ことばの仕組みを探る』英語学モノグラフシリーズ第1巻 原口庄輔、中村捷、河上誓作共著 研究社 2000
  • 『「最新」英語構文事典』編 大修館書店 2001
  • 『明日に架ける生成文法』池内正幸共著 開拓社叢書 2005
  • 『言語の事典』編 朝倉書店 2005
  • 『シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 1 言語学の領域 1』編 朝倉書店 2009
  • 『「入門」ことばの世界』瀬田幸人,保阪靖人,外池滋生共編著 大修館書店 2010 
  • 『ことばのおもしろ事典』編 朝倉書店2016

 

翻訳[編集]

  • ジョージ・ユール『現代言語学20章 ことばの科学』今井邦彦共訳 大修館書店 1987
  • Peter Hugoe Matthews『オックスフォード言語学辞典』瀬田幸人共監訳 朝倉書店 2009
  • Margaret Thomas『ことばの思想家50人』総監訳 朝倉書店 2016


記念論文集[編集]

論文[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『現代日本人名録』2002年
  2. ^ 『発見の興奮』

外部リンク[編集]