上前智祐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

上前 智祐(うえまえ ちゆう、1920年大正9年)7月31日 - 2018年平成30年)4月16日)は、日本画家

来歴[編集]

京都府中郡奥大野村生まれ。10代で横浜で南画を学んだ後、1942年、洋画に転向。舞鶴で鶴美会結成に参加。1944年、兵役につく。八丈島で終戦を迎える。1947年、黒田重太郎に師事。1950年、神戸に出て川崎造船所に入社[1]。以後、クレーマンとして川崎重工業神戸製鋼所の工場で60歳まで勤める[2]

1952年、吉原治良と出会う[3]。吉原に師事し、1954年の具体美術協会(1972年解散)の結成に参加、一貫して非具象(抽象)を追及した作品を作り続ける。初期の人物画や風景画の作品も数点あるが、非具象を旨とした作品は、平面のみならず立体的な作品から、布や糸を使った作品、シルクスクリーンや銅版画などにわたり、創作を展開している。

主な展覧会[編集]

  • 1947年 - 二紀会・第一回展・初入選
  • 1952年 - クレパス画とデッサンによる個展 (西舞鶴図書館・京都)
  • 1954年
    • 8月頃、具体美術協会の結成に参加[4]。同協会は72年の解散時まで在籍。
    • モダンアート協会参加。同協会は70年まで在籍。
  • 1958年 - 新しい絵画世界展 ―アンフォルメルと具体―
  • 1964年 - 現代美術の動向 絵画と彫刻展 (国立近代美術館・京都分館)
  • 1985年 - 海外の嵐・1950年代 ―アンフォルメル・具体美術・コブラ― (国立国際美術館・大阪)
  • 1986年 - スペイン・ユーゴスラビア帰国記念展・具体 ―行為と絵画 (兵庫県立近代美術館)
  • 1990年 - 前衛の日本 ―1950年代の具体グループ (ローマ国立近代美術館)
  • 1991年 - 絵画の冒険者たち『具体』展 (福岡市美術館)
  • 1999年
    • 集合と綢密のコスモロジー・上前智祐展 (大阪府立現代美術センター)
    • 具体パリ凱旋帰郷展・上前智祐舞鶴展 (舞鶴市制記念館・京都)
    • 「ブルーメール賞」「紺綬褒章」「兵庫県文化賞」を受賞
  • 2001年 - 上前智祐80歳作品の不思議展 (伊丹市工芸センター・兵庫)
  • 2005年 - 上前智祐と具体美術協会展 (福岡市美術館)[5]
  • 2008年 - 点と面の詩情 上前智祐・山中嘉一・坪田政彦展 (和歌山県立近代美術館)
  • 2012年
    • 軽井沢の風展 日本の現代アート1950 -現在(いま) (軽井沢ニューアートミュージアム)
    • 『具体』-ニッポンの前衛18年の軌跡 (国立新美術館・東京)
    • Painting the Void (虚空・終焉を描く):1949-1962 (ロサンゼルス現代美術館)
    • 卒寿を超えて 『上前智祐の自画道』 (BBプラザ美術館・兵庫)[2]
  • 2014年 - 上前智祐展 -時を刻む- 点描・マッチ・縫い・版画 (大阪府立江之子島文化芸術創造センター)[7]

脚注[編集]